表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

これが仕事だ。

うわあ、ここで仕事って言っても何すればイイの⁉︎

「そこは説明するから落ち着け」

…はい。

「お前の仕事はここにある本の修理だ。

ここには病気にかかってしまった本が集まり廃棄を待っているはずだった。

しかし、ここに本に干渉はできるが本は病気にならないという稀有な存在がいる。

そいつに本への干渉を行ってもらいなんやかんやしてもらうことで、本の病気を治す。

つまり、この本たちは治せるかもしれないということだ。」

「えっと…本に干渉ってどうやるんですか?」

「さあ?その意思を持って触れるやら何かしら手段はあるだろう」

つまり丸投げっていうことか…。

「本を修理するって具体的にどうするんですか?」

「んん…物語をハッピーエンドにすること、かな」

物語をハッピーエンドに…?

「お前がわかっていないのはわかる。

つまりお前がサブキャラとしてこの物語に入り、主人公を幸せにできれば成功。

この病気は物語が完全なるバッドエンドになることによって起こるからな」

本に入る⁉︎

私に物語のサブキャラになれ⁉︎

意味がわかんない。

館長は口元をひきつらせるように笑いながらいう。

「さあ、仕事にかかりたまえ。」

この混乱した状況で言うそれ。

…うちの上司はなかなかにイイ性格をしているようだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ