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目覚めたら堕天使ルシフェル  作者: キメラテック
『四つ巴』の防衛戦
137/147

大きな男

 マガルタの目の前に現れたのは村娘のパメラ。

彼が恋した女性であった。


「マガルタさん、あなたをずっと探していました。。

覚えていますか?村娘のパメラです。」

「・・・。」

 マガルタはあまりの出来事に戸惑ってしまっている。

田天たちもこの奇跡的な状況に困惑し、開いた口が塞がらないでいた。


そしてこのおいしい状況にダーラ監督はまた撮影を開始する。



「あれから・・白光樹のところで逃げてからいろいろ考えたんです。

そしてやっと気づきました。私はなんて馬鹿だったのか、と。


あのときはごめんなさい!」

「気にすることはない。」

 マガルタは彼女に背を向け、そして歩き出した。


彼女から遠ざかるように。


「待って!実はあなたに伝えたいことが・・」

 パメラが駆け寄ろうとしたその時、

マガルタは右の手のひらを後ろにかざし、彼女を止めた。


「俺も今日、今さっき気づかされたんだ。

己の弱さにな。


もっと俺自身が大きな男になれたら、また君の前に現れよう。

そしてその時に、君の言葉を聞かせてほしい。


きっとなってみせるから、、田天のような大きな男に。」



 バシュっと衝撃を建てたかと思うと、もうそこにはマガルタはいなかった。

どこかへ旅立ったようだ。


 パメラはそれを目で追えなかったが、田天にははっきりと見えた。

高速で動く彼の、マガルタの決意の表情が。



「俺たちも行こうか。」

 マルクの一声に全員が頷き、そして歩き出す。

サバイバルを越えた田天はまた一つ、大きな男になっていた。

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