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黒衣を纏いし紫髪の天使  作者: 閻婆
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第36節 《破壊と異常な亀裂 宝玉を賭けたビスタルとの戦い》 4/5

そろそろ戦いも大詰めです。獣人ビスタルとの戦いも終わりに近づいてます。








         獣人ビスタルによって発生した竜巻


         しかし、リディア達によってそれは阻止された


         竜巻を絶った所で、ビスタルは止まらない


         エンドラルという雷使いの援護も存在はしたが


         そしてビスタルの裏にもう1つの計画が存在した様子




「ビスタルよ、流石は力がある奴だなぁ!!」


 空からの追撃を狙っていた、灰色の皮膚を持つ雷撃使いの亜人であるエンドラルであったが、獣人のビスタルからの炎のブレスを受けた為、今は上方へと押し戻されながら、戦う実力を言葉に出す事で認めた事を伝えている最中であった。


「今更言うか? 寄り道でここに来たんだろうが、ここで終わるのも時間の問題だぞ?」


 ようやく地面へと降り立つエンドラルを視界に捉えながら、ビスタルは普段から使っている自身の肉体的な力を意味有り気に称えてくるエンドラルに対し、喜びを一切交えない口調で言い返す。


 そして、エンドラルが元々は別の目的を持っていた事を何故か見抜いたようでもあった。




「時間とはどういう意味だ? お前を倒せばいいだけの話だろ?」


 エンドラルは時間によって何かを迫られているという気持ちを持っていなかったようであり、静かに川の流れる音が流れるこの場所で、薄紅色の半袖の開襟シャツから出た右腕に弱い電撃を走らせる。それはまた攻撃を開始するという相手への合図のようなものだったのだろうか。


「オレを殺したとして、それで思い通りに行くと思うか? あの古城に戻るつもりなのは分かってるぞ?」


 足元に転がっていた手頃な岩を左手で持ち上げ、ビスタルは仮に自分が戦死した場合のその後の話をビスタルに聞かせる。自分が亡くなったからと言って組織全体の計画が潰れる訳では無いというまるで自分の死を一切恐れていないかのような口調で喋っているが、左手の岩は明らかにエンドラルへの攻撃を思わせていたと言える。


 あまり力を込めていないかのように、左腕を頭部よりも後ろに回してからエンドラルへと投げつけたが、その速度は明らかに異様ではあった。




「悪いな。お前とこうやって戦ってる間になぁ、我輩の仲間がもうあの中で探索してる訳なんでなぁ!」


 しかしエンドラルはあっさりと顔面に飛んでくる岩を、左腕を盾にする形で防いでしまい、粉砕された岩の欠片には目もくれずに古城には既に自分の同胞が向かっていた事を明かした。


 二手に分かれる形で、エンドラルはこの地での任務を選んでいたという事なのだろうか。


「それがどうした? 仲間に頼れるなんてめでたい、とでも言ってやろうか?」


 ビスタルからすれば、古城に入られていたとしてもそれが自分にとっての不利になるという訳では無かったようだ。


 両腕に振動を与えながらエンドラルへ向かって歩き出す。




「褒めてくれてありがとな! だけど我輩もお前を始末したらすぐ向かう、それだけだ!」


 エンドラルもいつでもかかって来いと言わんばかりに両腕を電撃で包み始める。一時的な空中戦から、今度は地上戦という所だろうか。褒め言葉は喜んで受け取ったらしいが、ここでの目的はビスタルを殲滅させる事に変わりは無いようだ。両腕の電撃がその証拠なのだろう。




「古城……? なんかあるの?」


 リディア達からすれば初耳そのものだったはずだ。エンドラルの背後にいたリディアは聞かされた古城という場所で何かあるのか、それが気になったようだが、今ここでエンドラルから聞こうとしてもまず答えてはくれないだろう。


 彼は今、自分に向かってくるであろうビスタルの為に構えている所なのだから。


「リディアその話は後で聞きゃいいだろ?」


 竜巻の上部にいる間は何も出来なかったルージュ達であったが、やはりルージュは今の状況でリディアはエンドラルから古城に関する事を質問しようとしていると感じたのか、それは戦いが終わってからにしろと強めな口調で聞かせた。




――ビスタルはその場で岩を片手で持ち上げ……――




「所でお前らもただ見てるだけでいるつもりか? もっとかかって来い!!」


 再び適当に見つけた岩を右手で持ち上げるビスタルであったが、狙いを定めたのはエンドラルでは無かった。背後にいた、先程までは自分に攻撃を仕掛けてきていなかった女子達であった。


 その場で跳び上がり、エンドラルの頭上を通り越させるように持っていた岩を力任せに、そして正確にリディア達の場所に投擲(とうてき)する。




――両腕で頭の上から投げつける!!――




「わたしに任せな!」


 岩を受け止める役を自ら請け負ったのはマルーザであり、少女3人の前に立ち塞がるように出るなり、斜め上から飛んでくる岩に向かって氷の冷気を左のヌンチャクから放出させる。


 冷気と風圧なのだろうか、岩は速度を空中でそのまま落とし、最終的には空中でそのまま停止してしまう。雪でも被ったかのような岩と化したが、岩を受け止めている間に、他の少女2人は左右へと移動を開始していた。


「マルーザサンキュ!」


 岩を防いでくれたマルーザに感謝の言葉を独り言のように出しながら、ルージュはビスタルへの接近を試みる。




――ビスタルはルージュの存在に気付き……――




「なんだ? オレに用か?」


 勿論自分へと攻撃を仕掛けようとしている事くらいは理解していた。ルージュは体勢を低くしながら走り寄ってきており、まるでこれから拳を使うぞとでも言っているかのように両腕を炎で包み込んでいた。


 殴り飛ばす前提で右手を握り締めたビスタルであるが、ルージュ自身から何かが飛び出し、実際に襲い掛かってきたのはそれだった。


 それとは……




――炎に包まれた人型の何かであった――




 本当に炎そのものに包まれた人型の何かであり、それはまるで意思を持っているかのように体術を駆使し、派手に拳による格闘戦を持ち込んできた。


「ふん小細工か? そんなもん効くと思うか?」


 炎の分身とは言え、ただ殴るだけでは無く、構えや狙い方が武術を学んだそれであったのだが、ビスタルもあっさりと受けてしまうような軟弱な敵では無い。


 左腕で顔面への殴打を防ぎ、そして防御に使っていた左腕でそのまま横に薙ぎ払う。体勢を崩した炎の人型であったが、すぐに立ち上がり、再び跳びかかる。


「効くかどうかはこれから分かる事だ!」


 ルージュはやや離れた場所、炎の人型の背後で両手で操るような動きを見せていたが、ビスタルへ殴り掛かる為に接近した炎の人型は違う動作を直後に見せつけた。




――その場で人型は爆発を起こす!――




 ビスタルを仰け反らせるような、規模自体は広くは無いが衝撃としては確実に強い部類に入るそれがビスタルへと加えられた。爆炎が残り、ビスタルの視界を遮った。


「ふっ、そんな程度で勝った気でいるつもりか?」


 爆発自体では大した負傷も受けておらず、ビスタルは視界を妨害する爆炎を取り除く為なのか、その場で炎の塊を口から発射させ、風圧で強引に爆炎を払い除けてしまう。発射させた炎は誰もいない場所に着弾したが、誰かに命中しようがしまいがビスタルには関係は無かった事だろう。


「そりゃやってみるだけだ!」


 ルージュは手元から苦無(くない)を出現させ、背後に回っていた今の場所で、それを鞭のように先端をビスタルの背後目掛けて叩きつけた。


 しかし、ビスタルは背中に衝撃が加わった事を察知するなり、すぐに振り向き、そして苦無の先端を右手で握った。




――危機を感じたルージュは苦無を手放すが……――




「やった結果がこれだ!!」


 苦無による一撃が決してビスタルにとっては深手とは言えなかったようであり、逆に反撃とでも言うべきか、左手を地面ごと抉るかのように下から振り上げ、ルージュに対して風圧と岩の欠片を浴びせてしまう。


「うわぁ!!」


 苦無からは鎖ごと手放していた為、距離を取る意識こそしていたルージュであったが、炎の壁でバリアを張ったはいいが、やはり風圧と岩の質量には勝てなかったようであり、後方へと吹き飛ばされてしまう。




「邪魔は失せてろ。さて次はお前ら……ん?」


 ルージュを吹き飛ばし、前に向き直したビスタルであった。そこに見えていたのは斬りかかろうと飛び込んできたリディアであった。ビスタルの視界が自分から離れた隙を狙っていたのだろうか。


「はぁあ!!」


 ビスタルに姿を確認されても尚、攻撃自体を中断する事をせず、リディアは右手に握っていた氷の刃で跳びかかる体勢を一切崩さずにビスタルの胸部目掛けて先端を突き刺す。


 突き刺したまま、リディアは氷の刃を手放してしまう。




「何する気だ? あぁ!?」


 ビスタルは胸部に刺さった刃を引き抜く前に目の前にいるリディアに掴み掛ろうと右手を乱暴に伸ばす。爪も広げられていた為、掴まれればただでは済まないはずだ。


 しかしリディアは次の行動に入り始めていた。


「さあね!!」


 リディアはエナジーリングの力で掴まれる直前でビスタルの目の前から姿を消滅させる。次に出現したのはビスタルの真上であり、ビスタルの顔面を踏み付ける目的だったのか、腰と膝を曲げた姿勢から一気にそれらを真っ直ぐ伸ばし、真上から顔面に強い足による一撃を渡す。




――ビスタルも僅かに怯みこそしたが……――




「そんなのが効くかぁ!!」


 ビスタルは自分を真上から踏み付けてきたリディアの脚を掴もうと左腕を殴るように真上に向かって振ったが、やはりそれも叶う事は無かったようだ。


 リディアはビスタルの真上から飛び降りたが、ただ近くに降りるのでは無く、今いた場所から更に跳躍をする形であった為、ビスタルの手が物理的に届かない高さへ跳び上がった上で地面に戻るつもりでいたようだが、リディアは黒いマスクの下で口元をにやつかせたのは間違い無い。


「まだ終わりじゃないけどね」


 叫ぶとまではいかないような声で漏らしたリディアであったが、刺さったままの氷の刃に力を込めた。それは、氷の刃に電撃の力を炸裂させる事であった。


 リディアはエンドラル程では無いにしろ、電撃も扱う事が出来るが、突き刺した氷の刃から電撃を発生させ、ビスタルの動きを鈍らせる。


「!!」


 電撃による耐性は完璧では無かったからか、ビスタルはほぼ無言で身体に走る電撃を受けながら痙攣をさせてしまう。




――ビスタルの周囲に水の球体が立ち上がり……――




「ここはちょっとアタシの出番になるかな?」


 球体を出現させたのはサティアだったようだ。ビスタルの周囲を包むように複数の小さな水の球体を出現させ、それを浮遊させたまま維持をさせている。


 しかし、この球体でビスタルに直接攻撃を仕掛ける様子は見えず、何か背後を気にしている様子でもあった。


「じゃ、マルーザお願い出来る?」


 再びサティアは白の仮面の下で、背後にいたであろうマルーザに要求をしたが、マルーザの助けを受ける前提の球体だったのだろうか。




――マルーザは氷の冷気を激しく放つ!――




 サティアの隣に現れたマルーザは、氷のヌンチャクを大振りに横に振るが、すると目の前に青い気体のようなものが発生し、ビスタルを包み込む。


 元が冷気であったからか、水の球体はすぐに凍り付き、球体はいくらかの角張りも見せた氷の塊と化してしまう。これが目的ではあったが、マルーザはただ冷凍させるだけでは済ませなかったようだ。


「任せな。ついでに肥大化もさせとくか」


 マルーザは、凍らせた元々は水であった球体を更に縦に向かって伸びるように念じ、球体達がある種の牢屋のような役割を果たすかのように次々と縦に氷を広げていき、ビスタルの行き場を奪っていく。


 ある種の格子のような役割として発生させていたであろう氷の柱は、やがてそれらが全て連なり、隙間の一切存在しない塊の1つと化してしまう。当然ビスタルは内部に閉じ込められた。




――密かにエンドラルは力を溜めていたのである――




 エンドラルは地面をゆっくりと歩きながら、右腕に電撃の力を溜め込んでいたが、それは弾ける右腕というよりは、もう電撃による光に完全に支配された色合いの右腕と表現しても良かったかもしれない。


「悪いがこれで終わりだ! これから古城に戻ってあいつの援護に周らせてもらうからな?」


 閉じ込めてもらえたのは想定外だったのかどうかは分からないが、エンドラルもそろそろ渾身の一撃を叩き込むつもりでいたようだ。


 電撃によって動きを鈍らせる様子を見るとやはり電撃による耐性は完璧では無かったのだろうか。電撃で動きを鈍らされた所に氷による拘束が入れば、もう後はこれでエンドラルは全てを完了させてしまうのだろうか。




――浮遊も混ぜたかのような手段で跳び上がり……――




 ビスタルを封じ込めた氷の塊をほぼ真上から見るような高所へ上昇し、エンドラルは雷撃の力を派手に蓄積された右腕を振りかぶっていた。


 降下と同時に拳で塊を粉砕するつもりでいるのだろう。




「いってて……。エンドラルさん最後キメんのか? ってか誰も心配しないのかよ……」


 先程ビスタルに風圧を浴びせられてしまい、吹き飛ばされたルージュもやや離れた場所で身体を持ち上げながらエンドラルの様子を目視していた。


 拳に雷撃の力を溜め、そして如何にも氷の塊を真上から殴りかかろうとしている様子を見れば、このような言葉も漏れるというものなのだろうか。


 そして戦いの最中だからいくらかはしょうがないとは言え、誰も自分が吹き飛ばされた事に対して気遣いをしてくれない事に多少の寂しさを感じたようだ。




「悪いな! これも我輩の仕事だ! お前はここで最期を迎えるがいい!」


 エンドラルは遠慮もせずに、そしてビスタルに最期を与える事が自分の任務だと伝えるなり、自身の降下と同時に拳を氷の塊に向かって叩き付ける。


 降下による力も拳に付加されたからか、そのまま氷の塊の内部へと入り込むかのように氷を粉砕してしまい、周囲には飛び散った電撃の一部が飛び交い、弾ける音を耳障りに響かせる。


 粉砕された氷も周囲に飛び散るが、元々衝撃にはあまり耐性が無い物質であったからか、地面へと落下した破片は派手に砕け散っていた。




「エンドラルさん流石です! 流石にもうビスタルも駄目かな?」


 最初にビスタルに電撃を浴びせ、動きを封じた後で距離を取っていたリディアはエンドラルの大技を見ながら素直な感想を口に出し、そしてビスタルの最期を予測した。


 粉砕された氷の一部が飛んでくる事で自分に命中しそうになるものもあったが、それはその場で身を(かわ)す事で直撃を免れていた。




「さてと、奴の姿が見えないが……。もしかして氷と一緒に粉砕されてしまったか? 残念な最期だったか」


 エンドラルは粉砕した氷の中から自分自身を引っ張り出すかのように浮遊し、そして離れた場所へと降り立った。どうやら氷を粉砕した際にビスタルも一緒に巻き込んでしまったようであり、粉砕された氷の中心部にはもうビスタルの姿は存在していなかったのである。本当に終わりを迎えてしまったのだろうか。


「終わったならそれでいいだろ? 所で、さっき古城の話が聞こえたんだが、どういう事だい?」


 マルーザも深紅の双眸で氷が砕けたという現実を見つめ続けていたが、途中で聞いたこの場所とは異なる場所の話が忘れられず、今の機会に聞くべきかと、エンドラルに話しかけた。




「さっと話すとしようか。我輩は元々あの崖の上にある古城目的で来ててだ、ここにビスタルが現れるって話を聞いたから仲間とちょい分かれてだな、そして今はこうやって完了させたから、お前達も一緒に来るか?」


 どうやらエンドラルは初めからこの河原に来る事を目的としていた訳では無く、本来の目的の最中にこの地の情報を得た為に一旦本来の目的から離れる形でここにやってきたようである。


 そして本来の目的の方では、自分の仲間が現在遂行をしている最中であった為、自分が離れても問題は無かったようだ。


「それってあっさり決めるのはまだ難しい気がするわよ? あの変な水の魔物の事も気になるし、それにビスタルも本当にあいつ終わったのかしら?」


 話を聞いていたのはマルーザだけでは無く、サティアもそうだったようだ。ここですぐに古城に向かうのは、エンドラルは兎も角、サティア達は元々この河原が目的だったのだから、問題を放置したままで次に行くのはまだ厳しかったのかもしれない。


 サティアはその場で水色の瞳を閉じ、僅かに身を屈めた。




「ん? サティアよ、それは探知というやつか?」


 エンドラルは何となくサティアの行動から、それが周囲の状況を把握する能力の(たぐい)かと感じたのか、思わずその場で聞いてしまう。


「そうね。姿が見えないのがちょっと気になるから……いや、あいつ……」


 サティアはあまり張り上げていない声で答えを出したが、すぐに何かを感知してしまったらしい。それは見覚えがある相手だったようであり、細い眉が僅かに寄った。




「サティアよ、奴がなんかあったか?」


 まるで何かに気付いたかのような様子を見せてきたサティアが気になったのか、エンドラルは何か気になるものがあったのかを聞いてしまう。本当は探知の最中はあまり話しかけるものでは無いはずであるが、エンドラルはそれを理解していなかったのだろうか。


「あいつまだ死んでないわよ!!」


 サティアは仮面の下で閉じていた水色の瞳を一気に開いた。この焦ったような大きな声はビスタルの存在を知ったからこそのものであり、姿が見えなくなったからと言ってそれが絶命を意味していたという訳では無かったらしい。


 そして気配を感知した証拠なのだろうか、元々氷が作られていた場所に妙な変化が訪れた。




――地面が突然赤く熱され……――




「そうか! じゃあまた我輩の出番だな!!」


 エンドラルはビスタルに確実な最期を与えていなかった事はいくらか自覚していたのだろうか。まだ生命反応を残していると知るなり、再び襲ってくるであろうビスタルを迎え撃つ事が自分の仕事だと捉え、皆の盾になるが如く即座に赤く熱されていた地面の目の前へと向かう。




――即座にエンドラルは熱された地面の上に移る――




 エンドラルは熱された地面の下にビスタルが隠れていると悟ったのか、その上から稲妻による一撃を計画した様子だ。


 振り上げた右の拳がそれを呼び寄せるつもりだったのかもしれない。


 地面の下に潜んでいるであろうビスタルに、本当の最期を与える気だったのかもしれないが、相手もやはりビスタルなのである。




――地面を突き破るように、地中から火炎が吹き荒れる……――








なんか直接その場で死んだ様子を見せなかった場合っていきなり妙な不意打ちをしてくる割合が高い気がしてきた。

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