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黒衣を纏いし紫髪の天使  作者: 閻婆
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第36節 《破壊と異常な亀裂 宝玉を賭けたビスタルとの戦い》 1/5

今回はボス的な立ち位置であるビスタルとの戦闘がメインとなります。新しく登場したルージュは炎、サティアは水でリディアとマルーザと共に戦います。


ビスタルは獣人らしく力任せな攻撃が多いですが、どうなるか……。





        河原で出現した球体状の生命体


        しかしそれが本当の脅威では無かったのだ


        真の脅威とは、茶色の体毛を持つ角を持った獣人


        片腕で岩を持ち上げる腕力と破壊力は対面すれば分かる話


        そして今、左手だけで大岩を持ち上げ、それを……




「とりあえず、まずは死ねぇ!!」


 河原に現れた獣人ビスタル。手短な威圧感を備えた挨拶と共に、即座に横に存在した岩を左手だけで持ち上げたのだ。


 そしてそれを4人の敵対者に向けて乱暴に投げつけたのだ。声の響きは力を入れる際に加わったものだ。




「おっと! そんなんじゃ死なないぜ!」


 赤い髪を持つルージュだけは飛んでくる岩を避けようとはしなかった。寧ろ自分から飛んでくる岩に向かっていき、即座に右腕に炎の力を蓄積させる。それは見た目の派手さだけでは無く、岩の密度に耐え得る強度も増幅させていたのだろうか。


 飛び込むようにルージュは岩へ向かって右腕を力強く突き出した。




――ルージュの拳は飛ばされた岩を粉砕してしまう――




 成人の大人とほぼ同等のサイズを誇っていた岩はルージュの炎を纏った拳によって激しく粉砕された。砕けた欠片は殆どがビスタルに向かって飛んで行った為、粉砕による二次被害等も背後にいたリディア達には殆ど飛ぶ事が無く、そして岩が自分達に飛んでくる前提で既に回避行動を取っていたサティアからは評価の声が飛ばされた。


「ナイスねルージュ!」


 ツーサイドの青い髪の少女であるサティアではあの岩を砕く事なんて出来なかったはずだ。元いた場所からは離れていたが、ルージュの腕力には関心をしていたのは確かである。そして自分も攻撃にいつでも入る事が出来るようにか、両手から水のブレードを出現させていた。


「でも一応は避けて正解……だったのかな?」


 リディアも回避行動に入っていたが、ルージュの砕いた岩のほんの一部が自分の周辺に散らばった為、元々の場所で立ち止まっていなくて良かったのかと、自分の中で言い聞かせていたようだ。


 しかし、リディアはどのような攻撃手段を計画していたのだろうか。手には氷の刃が握られてはいなかった。




「馬鹿力だけで勝機なんか掴めるのかね?」


 マルーザは身体を上昇させていたようであり、左手に持ったヌンチャクから氷の冷気を発生させ、冷気をそのままビスタルの頭上を狙って雨のように激しく降らせた。




――ビスタルに強い冷気が降り注ぐ――




「そんなも……の……」


 ビスタルは雨のように降りかかる冷気を見上げるように目視はしたが、それが物理的な強さを見せているとは思わなかったからか、避けるような動きすら見せなかった。


 しかし、顔面にそれが命中するなり、喋る事も出来なくなる程に冷気は強くなっていき、顔面を包み込むようにそれは凍り付いたのである。太い肩周辺にまで凍り付いた冷気は広がり、上半身の動きが徐々に封じられていくような雰囲気さえ見せていた。


「凍り付かせてそれであいつ怯むの?」


 サティアは地面に降りてきたマルーザに対し、今の攻撃が確実な決定打に近いものになるのかどうかを聞いた。サティアとしてはただ上半身を氷で包んだからと言ってそれで戦いが終わってくれるとはとても思えなかったようである。




「さあどうでしょうねぇ?」


 マルーザとしてもその場凌ぎだとしか考えていなかった可能性がある。実際に、ビスタルは立ったままで上半身を震わせているが、それは寒さから来るものでは無いのは分かっていた事だろう。


 頭部を包んでいた氷には亀裂が入り始めていた。




――強引に氷を右手で引き剥がしてしまう――




「うらぁああ!! こんなのが効くと思ったか?」


 亀裂自体は頭部や肩に力を込めていた為に氷に負荷が加わり、入っていたのかもしれないが、氷そのものはやはり右手で乱暴に掴み、頭部や肩を覆っていた氷をほぼ丸ごと剥がしてしまう。亀裂こそ入っていたが、剥がした時点では殆ど氷は砕ける事も無く、自身で持ち続ける事に対して意味を感じなくなったのか、その場で叩き付けるように落として初めて砕け散ったのである。


 まともに歩く事すらしていなかった為、近寄る為に歩こうとしていたビスタルだが、敵対者の1人が既に行動に入っていたようだ。




「誰も思わないと思うけどね!!」


 リディアは接近戦を得意としていた為、その場から消えるようにビスタルの懐へと接近し、そして横腹を標的にした。




――リディアは近距離から氷の刃で腰を突き刺した――




 しかし、ビスタルの毛皮は強度も備えていたのか、そして筋肉も鎧のような役割を果たしていたからか、リディアの武器は奥まで突き刺さる事は無かった。


 攻撃に気付いたビスタルは、自分よりも背の低い相手を見降ろすような視線で確かめた後に、右手でそのまま掴むようにリディア目掛けて腕を伸ばす。殆ど真下に向かって伸ばしていたが、リディアはそれに気付いていた。


 思い通りにさせる前に、リディアは再び瞬間移動のように姿を消し、今度はビスタルの左側へと姿を実体化させた。ビスタルの首は完全に右を向いており、リディアの存在には気付いていないはずである。


「はぁあ!!」


 再び渾身の力を込め、リディアは右手に持った氷の刃をビスタルの脇腹目掛けて突き刺した。しかし、今度は刺す目的では無く、貼り付けるのが目的だったようであり、氷の刃は先端が広がるようにビスタルへと密着し、そしてリディアはそれを確認するなり、刃そのものを右手から離し、ビスタルの攻撃を受けない距離へと退避する。


 リディアのいた場所を目掛け、ビスタルは不格好ではあるが、力任せな後ろ蹴りを放っていたが、もうそこにはリディアの姿は無かった。




――サティアも黙る事をせず、リディアに続くように……――




「アタシだってやらせてもらうわよ! 見てなさい!」


 水を操るサティアは両手から出現させていた水の剣を鞭のように長く伸ばし、離れた場所からそれを激しく(しな)らせる。


 リディアを蹴り飛ばそうとして背後に視線を向けていたビスタルは、正面から鞭の洗礼を受ける事になるが。




――ビスタルの上半身に鞭が命中はしたが……――




「ん? なんだ?」


 僅かに仰け反る程度で、一撃は重かったかもしれないが、ビスタルからすればそれは恐ろしい破壊力として認識するレベルでは無かったのかもしれない。


 ビスタルからすれば何かが胴体にぶつかった程度の認識しか無かったのかもしれないが、正面を向き直せば答えがそこに存在していた事が分かるのである。


「アタシよ! さっきから地味な動きしかしてないわね!?」


 鞭で仰け反らせたサティアであったが、再びビスタルを狙い、鞭を激しく振る。今度は両腕を合わせ、水の鞭も2本束ねるような形にさせ、威力も倍加させる。




 ビスタルの顔面に向かって振られた鞭の先端であったが、今度はビスタルの目視の中に入っている状態だ。黙って受けてくれるとは思うべきでは無いだろう。


 鞭の先端を、ビスタルは左手で殴るように弾き、ゆっくりと歩き出す。


「地味、か? そして今のがお前なりの本気か?」


 サティアを狙う気になったのか、赤い縁の眼鏡の奥にある水色の瞳と視線を合わせながら、地面を踏み付けながらサティアへと近寄ろうとする。


 少しばかり怯んだサティアであったが、鞭のように伸ばしていたその形状をすぐに短くさせ、いつもの形状と言うべきか、水の双剣へと形を戻す。




「これが本気というものだ!!」


 ビスタルは右手を地面に接触させ、何かを下からひっくり返すかのように腕を乱暴に持ち上げた。


 そこから発生したのは風圧であり、付近の砂や小石を巻き込みながらサティアを目掛けて突き進み始める。




――風圧が地面を突き進むようにサティアを狙い……――




「!!」


 サティアは高速で飛んできた風圧を回避出来なかったのか、しかし命中する直前に何かを念じるように水色の瞳を閉じ、そして命中すると同時に水のように身体を散らせた。


 それは死を意味する行為では無く、自身を水そのものに変え、その場を凌ぐ彼女ならではの能力だ。


「ふっ、逃げたか……。ん?」


 ビスタルは、水が弾けるような形で散ったサティアを始末した訳では無いと分かっていたようだが、脇腹に張り付いていた先程のリディアの刃が異常を起こし始めた事に気付いたようだ。


 脇腹の刃が突如膨張し始め、自分の真横に邪魔な障害物の如く氷の柱のように伸び始めたのだ。自分の身体から邪魔でしか無い氷の柱が膨らむように出現したせいでビスタルは思うような攻撃が出来なくなり、それを狙ったのは刃を放置したまま一時的に距離を離したリディア、では無くルージュであった。




――苦無(くない)を用意しており、攻撃の準備は出来ていたようだ――




「食らってみるか!? それ!!」


 ビスタルの背後から狙っていたのはルージュであり、右手から出現させた苦無(くない)をビスタルの右手首を目掛けて投げつけ、それを鎖で縛りつける。


 ルージュはまるで自分の苦無(くない)の威力がどれだけ相手に恐ろしい打撃を与えるのかを思い知らせるかのような掛け声を飛ばしていたが、苦無と自分の右腕に連結されていた鎖をそのまま一気に炎上させる。


 鎖を伝いながら、炎はビスタルの右腕に引火する。


「なかなかの度胸……だなぁ!!!」


 ビスタルは自分の身体の左側から氷の柱が伸びた事で動きを殆ど阻害されていたのにも関わらず、右腕に炎が移った事に対して気にもかけないかのように、強引に鎖を引っ張った。




「効いて……なかったか!!」


 引っ張られる事に気付いた時にルージュも同じく力で負けぬよう、同じく引っ張り返し、ビスタルの所へ引き寄せられぬよう抵抗を試みる。


 元々炎の能力で普段以上の腕力を発揮しているであろうルージュであったが、元々の相手の力が強すぎたせいか、ブーツを擦られるように引っ張られてしまう。


 焦ったルージュであったが、すぐに鎖を自分の右手から引き離し、ビスタルの至近距離に無理矢理寄せられる事態を回避した。


 だが、ビスタルの真横には氷の柱という障害物が存在しており、それが今変化を発生させたのだ。




――内側から膨張するかのように破裂する――




「なんだぁ!?」


 氷の柱は無理矢理にビスタルを押し出す、ここでは体勢を崩させると言うべきだったかもしれないが、ルージュの鎖を引っ張るという行為もそれによって無理矢理中断させられてしまう。


 尤も、既に鎖の先からはルージュは離れていたが、崩れようとしていた氷の柱をビスタルは強引に持ち上げ、柱そのものを発生させたリディアを即座に眼中に捉えた。




(狙われる!?)


 距離を取っていたリディアであったが、決してビスタルの動きを確認する事を怠ってはいなかった。


 頭上に氷の柱を持ち上げる様子を見逃す訳が無く、そしてビスタルの動きから、自分目掛けて氷の柱を投げつけられる事をすぐに悟った。




――強引に氷の柱を投げつけられてしまう――




「おっと! 当たらないよ!」


 リディアは自分自身で出現させた氷の柱を跳躍で回避する。


 元々崩壊しかけていた氷であったが、地面に衝突すると同時に本当に完全に砕け散ってしまう。しかし、それはリディアにとっては壊れてはいけない存在、というものでは無く、ただ相手の足止めとして利用していただけである。


 エナジーリングの力も駆使する形で高く跳躍をしていたリディアをビスタルは逃さなかった。




「そうかそうか……。うああぁあああ!!!」


 ビスタルはその場で雄叫びを放ち、それはただの音量だけでは無く、風圧としてリディアに強く圧し掛かった。


 全身に強い圧力がかかり、リディアはそのまま空中にいたまま押し出されてしまい、体勢も崩されそうになる。


 それでもエナジーリングの力で自分を保護する形を選んだのか、リディアは変に体勢を崩される事無くビスタルの風圧を受け止めたが、押されっぱなしではリディアも気が済まなかったかもしれない。


 空中で滞空の為にリングの力を使い、風圧を無理矢理に引き裂いてでも一発再接近した上で刃の一撃を食らわせてやろうとでも考えたのか、再び両手に氷の刃を出現させ、滞空したままの状態でなんとビスタルの場所へと飛び掛かる戦法を選択したのである。




――大胆ではあるが、狙いは正確且つ高速であった――




「今のやつのお返ししてあげる!!」


 リディアは自分の両手が凍り付いてしまう程の冷気を溜めながら、雄叫びを放ちながら風圧を発生させ続けていたビスタルを目掛けて飛び込み、そしてビスタルも自分に急接近してくる事を察知したからなのか、殴りかかろうと右腕を引いたが、殴る行為を完了させるより先に、リディアの魔力を味方にした高速の突撃の方が先に完了された。


 再びリディアはビスタルの脇腹を狙ったが、それを掠らせるように冷気の力を普段以上に強くさせた氷の刃を突き出したのである。真横を通り過ぎる際に。




 脇腹が派手に凍り付くが、ビスタルはそれに対して特に自身の不利を思い知るような素振りも見せる事は無かった。


 通り過ぎたリディアをやや遅れて視線で追いかけるように身体の向きも変えたが、再びビスタルはリディアに狙いを付けたようである。




――何故かビスタルの周囲に風が立ち上がり……――




 そして両腕を何故か後方に反らしていたが、周囲の者が理解出来ない体勢の妨害を考えたのはマルーザであり、ビスタルよりも上部に位置していたマルーザは右手から炎の力を放出させる。


「何やってんだい? 何となく押されてるよあんた?」


 右手に持ったヌンチャクを炎で太い外観にさせた上で、先程のリディアと同じように至近距離からの攻撃を計画したのか、滑るように地面へと降り、そのまま近距離からビスタルの背後を狙い、殴り掛かる。




――ビスタルの背中が爆発と共に燃え上がる――




「ふふふ……」


 何故かわざとらしく笑ったビスタルであったが、後方に反らしていた両腕に変化が訪れたのだ。




――突然両腕が激しく振動を始める――




 そして振動を始めた両腕を前方に向かって勢い良く振ったのである。前方に向かって投げつけるかのようなその動きの後に発生されたのは、刃のように薄く鋭く出来上がった風圧であり、それはビスタルの身体に纏わりついていた炎や、そして冷気さえも巻き込み、まるでそれらをビスタルの肉体から引き剥がすかのように、放たれた風圧に乗っかりながら激しく飛ばされた。


 一つの刃として生成された鋭い風圧がリディアを狙い、真っ直ぐに飛ばされる。それは炎と氷の属性も混ぜ込んでいた。




――リディアは回避では無く、防御体勢をその場で作った――




「!!」


 呼吸を一切止め、両腕で顔面を守りながら目も強く閉じた。これで自分の全ての部位を防ぐ防御膜(バリア)を張る事が出来るのだ。


 エナジーリングを頼る形で、ビスタルの刃と化した風圧を正面から受け止めた。


 この時のリディアは粉砕も切断も不可能な硬質な物体そのものとなっていたようなものであり、ビスタルの放った刃は炎や氷の成分と共に四散する。


(危っぶな……。でも意外とこれなら勝てそう……かな?)


 刃が四散してくれた事を理解したリディアはすぐに目を開き、次の攻撃の為に両腕を顔の前から下ろすが、目の前でビスタルがその場で跳躍を開始したのを見逃さなかった。




 ようやくその場から移動を始めたビスタルであったが、跳躍の後の着地点は再びリディアと決めていたようであり、上から明らかに殴り掛かってくる事を連想させてくれるような体勢でリディアに真っ赤なその眼を向けていた。


 明らかに上空から殴り掛かられると察知したリディアの取った行動は1つであった。


 エナジーリングの力を使い、高速でその場から飛び退く事だ。


 ビスタルの下にいれば叩き潰されるのは分かっていた為、黙っているはずが無い。




「さてと……」


 ビスタルは誰にも聞こえないような声を漏らしたが、跳び上がったその状態で、口元に何か力を込め始めたのだ。


「はぁああああああああ!!!!!!」


 それは先程の雄叫びと同じものであったが、それは風のブレスとなって元々リディアの存在した場所に激しく打ち付けられた。


 ブレス自体は周囲に広がり、リディアだけでは無く、他のルージュやサティア達にも影響を与え、踏ん張らなければ転ばされるような風圧を受ける事になったようだ。




――そして一部の地面にも風圧の影響が入り……――




「ん? なんだこの音?」


 ルージュは風の音とはまた別の何か物々しい音に気付き、風圧に耐えながら周囲を見渡した。音の答えはすぐに理解出来た事だろう。


 周囲の地面がまるで見えない何かに引っ張られるかのように、一部分が持ち上がり始めたのだ。


 亀裂と共に、まるでそれは小規模の浮島が作られるかのように、風圧に巻き込まれる形でそれがいくつも持ち上がっていく。


「なんか地面が持ち上がってるわよ! なんかする気よあいつ!」


 サティアも地響きを直接身体に受けていた為、周囲の異変に気付かない訳が無く、地面の一部が切り抜かれるように上昇を始めていた為、それらを武器にしようと企んでいるとしか考えられなくなったようだ。すぐに皆に警戒態勢を取るように叫ぶが、ビスタルは自分が吹き散らした風のブレスで浮力を手にしていたのか、地面に降りる事無くブレスの放射を続けていた。




――脚部に力を入れるようにして無理矢理に地面へと降りる――




「もう準備運動は終わりにしようか? これからホントの戦いだぜ? 遊び気分でいる奴はどう死ぬか考えとけよ?」


 自身の身体を持ち上げるような風圧を地面から自然に発生させるような状況を自分で作りながら、そんな風圧にさえ逆らうかのように地面に降り立ち、自分を囲うように位置させている4人に言い放つ。


 何歩か歩き、宙に浮いていた元は地面の一部であった大きな欠片を掴み、そしてやはり一番の標的はリディアだともう確定されていたかのように正面に該当する紫の髪の少女がいた為、構えている以上は何か防御や反撃をされる事は分かっていながらも、掴んだ地面の欠片を右腕だけで力任せに投げつけようと試みた。




――すると、空から謎の張り上げた声が響き……――




「ホントの戦いか!? だったら吾輩も混ぜてくれるか!?」


 今ここにいる者の声では無かったが、姿を見せないその謎の男の声と同時に、ビスタルが持ち上げていた巨大な欠片が派手に粉砕されてしまったのだ。


 それは、空から斜めに向かって放たれた落雷そのものであった。





実は最近は絵画の方もやってる関係で小説の方がやや遅れ気味になってる気がします。キャラを小説で出してるなら絵にして実際のお姿も見せたいという気持ちがありました。ただ、プロの作家でも小説と絵画を両方こなす人は少ないみたいです。なので自分のやってる事は果たして……。

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