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【95×骨】
【自動的にセーブされます】
「あ」
ボクが声をかけようとしましたが、【骨】の動く音と気配に反応して、すぐに振り返りました。
【骨】が足を一歩前に出ました。そして二歩。オオガマを引きずりながら近づいてきます。
これ(・・)を受け入れる……?
どうしたらいいか分からずひとまず【骨】が近づいた距離だけ後ずさりします。
【骨】がオオガマを地面と水平に持ち上げました。刃の腹に付着した黒い砂のようなものがさらさらとこぼれます。
やばい、このままではやられる。
ボクは後ろ足にその場から離れようとしました。
しかしそれより早く…………
シュッ。




