おまけ:一週目の人物の顛末
おまけになります。
これにて完結になります。
ありがとうございました。
・ヴァーリオ
折角転生したのに、あんまり良い目に会う事が出来ず、暗殺によるバッドエンド。
・ヴィオール
散々苦労して漸く色々取り戻せたけど、失う物も多過ぎた。
残りの人生は終始ユーフィニアを介護する、カカオ98%くらいのビターエンド。
でも、本人的にはハッピーエンドかも知れない。
・ユーフィニア
自業自得な面もあったけど、後半は碌な目に合わなかった結果、尊厳破壊による廃人エンド。
一応、救われてるけど、本人的には自覚出来ない状態。
・ヴェイス
ヴァーリオ暗殺後、罪の意識や後悔に苛まれた結果、衰弱して病死エンド。
因みに王妃は割と長生きして、老後は曾孫の面倒を見たりするなど、スローライフを満喫してからの大往生。
・ドーラム
降伏後、幽閉される立場にあったが、前回の戦争で捕虜となった将校達に礼を尽くしていた結果、待遇は普通にVIP扱いだった。
ホープス王国の介入でロックス王国が撃退された後は、すっかり覇気を無くしてしまう。
ヴァーリオが生きていればと思いつつ、静かに余生を送った。
・サイザー
妻と息子に追い落とされ、幽閉。
更にヴィオールにユーフィニアを奪い返されて憤死エンド。
因みに第一王子は、王位継承権を剥奪され、地方に飛ばされたが、親兄弟の骨肉の争いから逃れられて、実はホッとしている。
王妃と第二王子は、実権を握った後、オーケス王国とはそれなりに悪く無い関係を築く。
それでも国力の低下や、周辺国への対応など、結構な苦労がありそうである。
・ヴォルス
ヴィオールの後を継ぎ、オーケス王国の王と成る。
何だかんだで両親の才能を受け継いでいる為、非常に優秀。
フォルンとの仲は良好。
当初はフォルンに対して、利用する為と割り切った感情を持っていたが、実はドアマット系だったフォルンに対する同情や、自身が家族愛に飢えていた事もあり、打算抜きでフォルンを愛するようなる。
・フォルン
実は悪役令嬢のポジションでもあるドアマット系ヒロイン。
婚約者のオーヴェには色々苦労させられ、実家からも冷遇気味だった。
最終的にはスパダリなヴォルスと結ばれてハッピーエンド。
・オーヴェ
典型的なバカ王子ポジション。
意図的にヴィオールによってそうなる様に育てられた、ある意味被害者。
王位継承権を剥奪され、幽閉される事になるのだが、何故かハニトラ要因であった男爵家の婿になる。
失意のどん底にあったが、本気で惚れていた男爵令嬢や、その両親の尽力により、真っ当に成長出来たそうな。
・ヴィオールの妻
ヴィオールとは政略結婚であると割り切っている為、お互いに愛情を抱く事は無かった。
ホープス側ではあったが、王妃としての政務はちゃんとオーケス盛り立てるなど、バランス良くやっていた。
オーヴェの出産後は割と好きに生きていたので、何気に人生をエンジョイしていた。
王子教育には口を出さなかったので、その結果、オーヴェはバカ王子として育てられた。
退位後は義理の母と上手くやっている。
お互い、貴族として割り切って生きていた所為か、気が合うようである。
・男爵令嬢
オーヴェを嵌める為にヴィオールに見出された令嬢。
甘やかされた結果、割と無能気味になり、優秀なフォルンに対して劣等感を抱いたオーヴェの心にスルっと入るなど、中々の手腕を誇る。
ただ、本人的には非常に心苦しかったらしい。
でも、何故か上手く行った。
計画の立役者として、ヴィオールによって褒美を受け取る事になったのだが、どうにもオーヴェを見捨てられなかった彼女は、彼を婿に迎えた。
・男爵令嬢の両親
母親は元は半平民であった。
平民であった母の死後、男爵家に引き取られ、学園に入学する。
既視感のある学園生活だったのだが、結局それが何故なのかは分からなかった。
卒業後、友人の令嬢から兄を紹介された。
本当は父である男爵によって、どこぞの金持ちに売られるハズだったのだが、友人の兄によって救われる。
その後、強欲な父親を夫と共に排除し、男爵家を継ぐ。
オーヴェが婿入りした際は、価値観の違いや彼の歪んだ性格に苦労させられたが、根気良く接した結果、見事に更生させた。
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