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夏休み。公園に行く。

作者: べるあっと。

 夏休みも中盤に差し掛かろうかというころ、私は今日も朝7時に目覚めた。


「おはよう!」

「あらおはよう夢ちゃん。今日も元気いっぱいだね」

「今日の朝ごはん何?」

「今日は昨日母さんが作ってた目玉焼きだよ!」

「やったー目玉焼き!」


私はお母さんが作ってくれた目玉焼きを急いで食べて。遊びに行く支度をした。


「夢ちゃんもう遊びに行くの?もう少しゆっくりしていったら?」

「大丈夫!もう友達待ってると思うから!」

「そう、気をつけてね!」

「うん!行ってきます!」


私は大きな声でそう言って外に飛び出した。


 家の近くにある公園に着いた。

そこにはブランコやシーソーなどの様々な遊具が並んでいるが、私はそれらに目もくれずその公園の中で一番大きな木に向かった。


すると私より先に着いていた友達が待っていた。


「おはよう!」

「おそいよ。何してたの?」

「目玉焼き食べてた!」

「目玉焼きか!いいね!僕たべれないから羨ましい。」

「昨日お母さんが作っておいてたんだ。」

「お母さんと二人暮らしなんでしょ?辛くない?」

「大丈夫だよ!お母さんはいっつも朝早くに家を出て夜帰ってくるのも遅いから最近会えてないけどご飯は作り置きしてくれてるんだ!それに今日もあの子が家に来てくれてたから朝の挨拶もできたんだよ!」

「あの子ってどの子だい?」

「優しい顔をしたお姉さんだよ!でもいつも気づいたら家の中にいてどこから入ってきてるのかわかんないんだ。」

「それって危なくないかい?」

「大丈夫だよ!だってきっと君と同じだから。」

「そうなんだ。それならなにもできっこないね。」

「うん!」


なんてことを話していると、公園で遊んでいた別の子が私のことを指差してこう言った。


「あの子、大きな木に向かって1人で話してるよ。へんなのー。」

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