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道中

仲間が飛んでいった方向へ歩みを進めている。周りは見渡す限り森である。しかし人が通る場所は草木は生えていないせいか歩きやすい。仲間がいそうな所をさがしているが見つからない。


「どこまで飛んでったのよ」


マリアがため息をつく。それほど仲間を大切に思っているなら魔法で飛ばす事なんてなかったんじゃないかと思う。歩みを進め探しているが、だんだんと魔王様が住む城からは離れていく。もともと偽物の勇者だから魔王様の所へ行ったら俺様は死んでしまうだろう。そんな風に思っていると少し平原のある所まできた。近くには川が流れているのだろう、水の音がする。


「すこし休もっか?」


マリアが俺様に言ってきた。


「それもそうだな」


俺は腰をおとし、その場に座った。草がクッションになり気持ちが良い。


「ここは天国か!?」


俺様は気持ちよくなり眠気がしてきた。一方のマリアは服を脱ぎ下着姿で近くの川にダイブした。


(バシャャッ…)


水が弾く音がする。マリアが気持ちよさそうに川の流れに身を任せ浮いていた。


「ねぇー、ダブラ…ねぇーダブラ? ダ・ブ・ラ様!!」


そこで俺様は気がついた。すこしばかり眠っていたみたいだ。マリアが、こちらを見ている。


「ダブラ様。気持ちいいよ、寝てないで、こっちきなよ」


「しょうがないな」


そう言うと俺様は装備を外し上半身裸になった。


「おっ!」


思っていたより筋肉があり俺様は驚いた。そしてマリアの方へ向かい川へと突っ込んだのだった。

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