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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

悪意のある普遍的な思想

無想家のツルハシ

作者: レー・NULL

 公道を走っていると、なにやら異臭がした。きっと車の窓を開けているせいだろう。目の前のトラックはおそらく豚を運んでいるらしい。どうなるかは知らないが大抵の場合は捌かれるのだと、そんなものだろうな。

 見た夢を思い出す。車の窓から腕を出し、そのまま閉じた窓によって切断されるだけの夢。全くもって面白みの無い夢だ。


 なんにしたって大して変わらない同じようなものだ。違いを論じるだけ無駄、そんな奴らの頭の中身なんて知りたくも無い、とっても高尚な意味不明な変なのが詰まってんだろうな。

 現実に拘る必要なんて無い、現実だろうが幻想だろうが大差は無いだろ。更に言えば、この世が幻想だったとしても、何かが変化するわけでもなんでもない。日常が回るだけの話だ。

 それに、現実だろうが死ねば何でも無い話だ。寧ろ、幻だった方が腐った臓物を残さないだけ幾分かマシというものだ。


 自傷は良くない自殺は悪か、知ったことか。御綺麗な言葉をつらつら並べて見下ろしてるんでしょうかねぇ。残念でした、腐臭に嫌な顔されながら燃やされて地の底です。誰も彼も電気信号で動く肉人形だ。機械よりかは断然エコな分マシかもな。

 人間には意思がある、自我がある。だからなんなの、ロボットとは違うって。機械のからだに人工知能積んで、その人工知能にプログラムを見せないようにプロテクトかければ、ホラ完成。


 そのツルハシを自分に突き立てた方がそれなりに進めるってものだよな。

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