第二十五章+失ったもの
御免なさい><凄く遅れました!!
書いてるのが凄く懐かしいです。(オイ
祐平の死が理解できたのは、それから三年後だった。
私にとって空白の様な年月。
あっという間の三年。
私は高校生になっていた。
エスカレーター式とはいえ、高校からこの私立に入る人もいるから結構苦労した事を覚えている。
でも、何とか大丈夫だった。
私はそれどころじゃなかったんだから。
祐平の事を忘れてきてる。
誰かと笑い合うたびに
祐平の言葉が一つ、消えてゆく。
だから私は一人になった。
―――――――――これで、良いんだ。
これで永遠に祐平の事を忘れない。
暗闇の中にある微かな光を消してしまわない様に。
二度と忘れない様に。
そう思っていた時、
私は虐められるようになった。
怖くなかった
祐平が居るんだもの。
大丈夫よ
大丈夫よ
こんなんで逃げたくなる私じゃないもの。
「祐平・・・・・」
その名を呟く。
「また言ってるよー、気色悪いし。」
「マジで?聞こえないー」
私の机に一つの手が置かれる。
「ねぇー聞こえなかったからもう一回行ってくんない?」
ニヤリと黒い笑み。
数人の女子が笑う。
うざー・・・
言い掛けたけど止める。
聞こえないし?
「別に言っても関係無い話だよ。」
冷静に言った。
「・・・・・へぇ・・・・・。」
女子の眉がピクリと動く。
あ、頬杖ついてた。
挑発しちゃったかなー?
「ちょっと来なさいよ!」
物凄い力で腕を引っ張られる。
私無所属だから貧弱だったんだ・・・・
比べてこの子・・・バレー部だっけ・・・・?
私はそのまま何処かへ連行されていった。
――――屋上――――
「アンタも死ねばいいじゃない。」
屋上を囲う柵に追い詰められた私に降りかかる言葉。
最悪だな。
思わず舌打ちする。
「・・・・何?」
女子が嘲笑う。
「何でもない。」
言っても通じないし。
「最期の言葉はそれで良い?」
うっわ!
本当に私を殺す気なの!?
何で緊張感ないんだろ・・・・私。
当たり前だ
失ったからだ。
自分の命並みに大切なモノを
だからどうでもよくなってる。
「なーっにやってんのかなー?」
声が、聞こえた。
新キャラ登場します!
予告です〜