第十九章+危険領域
ハーイッ!久し振りです!!
何か毎回毎回遅れまくってゴメンナサイですーー;
深夜のナースステーション
一つ
ナースコールが鳴っていた。
「――――――何処の部屋?」
「409・・・・祐平君の部屋だわ!」
「急がないと・・・・・」
看護師の声が交差する。
深夜の出来事。
身体全身が痛い
何処から痛みが発せられているか分からない。
とにかく
苦しい
痛い
誰か
助けて――――――――――――――
祐平の身体
異常が起こり始めていた。
次の日
「――――――祐平が・・・・・?」
美波は落ちかける携帯電話を必死に抱えながら言った。
「お母さん・・・・・」
どうしよう
怖い
夏休みに入って約二週間
そろそろ夏真っ盛りになり掛けている時に
伝えられた悪報―――――――
私はダッシュで病院へと向かった。
「祐平!」
叫んだ
名を
「血圧が平常値を超えています!」
「心拍数増加!激しくなっていきます!!」
そんな看護師に言葉が飛び交っていた。
此処で唯一つ分かる事
理解できる事
それは―――――――――
祐平が危険な領域に居る事
それだけだった。
―――――――――――――――――――――――――
「祐平・・・・・・」
数時間後
祐平の体調が安定した。
顔が少し青ざめていた。
「――――――――」
美波は点滴が打たれていない方の手を握った。
祐平は静かに眠っていた。
白い顔
私より白いかも・・・・
少し手を握っていると、雄平の眼が微かに開いた。
「――――――――――誰・・・・・・?」
―――――――――あ・・・・
何時ものだ
祐平の記憶が少し消える。
もう慣れたはずなのに
今日は哀しい
どうして?
どうして?
この悲しみに耐えていると
「あ・・・・美波・・・・おはよ」
祐平の言葉
嬉しいよ
凄く
どうして?
どうして?
「――――――おはよ」
美波は微笑んだ。
「大丈夫?」
「うん、平気」
「ホント?」
「ホント、朝早くから美波も大丈夫?」
「私は大丈夫だよー平気!」
「良かった」
祐平は安心した様に微笑んだ。
「どうしたの?何か突然だったから・・・・・」
美波は聞いた。
「――――――――」
祐平は少し黙り込んだ。
何かを考えているらしい。
そして、口を開いた。
「何か、苦しくなって・・・・・身体全体が圧迫される感じで・・・・・」
圧迫・・・・
怖い。
「近くにあったナースコールを押して・・・・・何かを呼んだんだっけ・・・・・」
「え?何を・・・・・?」
「んー何か分からないんだよね・・・・・何か必死だったし意識が朦朧としてたから」
何を叫んだんだろう
誰を呼んだんだろう
気になるな――・・・
「でも、大丈夫で本当に良かった――――」
「僕も良かったよ、何も無くて」
美波は帰り道で思った。
祐平何も無かったじゃん
良かった
でも
何でまだ病院に居るんだろう
さっさと退院しないかな・・・・
そしたら
あの場所に行って
そして
またその風景を描いてね?
美術室に行って
また
私に絵をプレゼントしてね?
ねえ
約束だよ――――――――――――――?
夏の夜空
涼しい風
瞬く星達
流れ星が一つ
流れて行った
私の願い
届けてくれるかな・・・・・・?
AB型はよく改行をするらしいです
私もAB型です
よく改行します
分かり易いようにねv