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第十八章+夕空

十八話です!八と聞くと藤色を想像してしまいます。

何故でしょうね==?

「最近日が長いから長くいられるね」

夏休み一日目

美波は言った。

「―――――――そうだね、僕も嬉しいよ」

祐平は花を生けてる美波を見て言った。

「綺麗な花でしょ、霞草かすみそうと・・・・ガーベラだよー花言葉はー・・・」

美波は少し俯いて考え込んだ。

「―――――――希望だ!」

美波はポンッと手のひらに拳を置いて言った。

「良い花言葉だね」

祐平は静かに言った。

「でしょ?」

美波は笑った。

「美波は最近どう?」

「え?何が?」

美波はキョトンとして言った。

「学校とか」

「あー今日から夏休みだもんね、夏休み明けたら文化祭だね!今年で百回だっけ?記念イベントやるって!」

「夏休み明けか・・・・」

祐平は少し俯いた。

「どうしたの?暗い顔してーっ今年も一緒に行くんだからね!?」

美波は祐平の肩を少し揺すって言った。

「そうだね、一緒に行こうか」

祐平は微笑んだ。

「そうだ!祐平が退院したら、あの場所に行こう!」

「――――――――――あの場所?」

祐平は一瞬目を丸くして言った。

「電車で行った所だよぉ!覚えてるでしょぉ!?」

美波は祐平の肩をゆさゆさ揺らしながら言った。

「あっ・・・・あーあ・・・アソコか」

祐平はグラつく頭を押さえながら言った。

「思い出した!」

美波は笑った。

「分かった」

祐平は微笑んだ。

「約束ね?」

美波は小指を差し出して言った。

「うん、約束。」

祐平は美波の小指と祐平の小指を絡めて言った。


「――――――――――じゃあね」

祐平は言った。

「うんっバイバイ」

美波は手を振って言った。


扉が閉まる


「―――――――――・・・・っ」


祐平は苦しそうに顔を歪め


頭を押さえるのだった。




―――――――――夏の暑さが残る、夕空の風。



後二話で二十話ですね!嬉しいな^^


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