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第十五章+誓い

やっと落ち着いてきました・・・・・・

頑張ります!!

「祐平!!」

美波は叫んだ

まだ、慣れない世界セカイ

祐平の為なら

関係無いような気がした


ガラッ


勢い良く開くドア

美波の息は荒かった

「美波・・・・・・」


美波は 初めて見た


祐平を


祐平の肌は白かった


綺麗だった


「眼、戻ったの?」

祐平が聞く。

「――――――――――――・・・・・・!」

また、涙が溢れた。

でも、この涙は

流して良いよね―――――――――――・・・・・・

美波は祐平に抱き付いた

「美波?」

祐平は慌てて言った。

「・・・・・・・・・!!」

抱き付いたまま、泣いた。

祐平は美波の頭を撫でた。

心地良かった

安心した



数分経って、優希さんと拓さんが来た。

「祐平!!」

見事にハモッて

その様子を見て、美波と祐平は爆笑した。

「良かったーどうなるかと思ってたよー」

優希が安心した様に椅子に深く座った。

「全くー心配させやがってー」

拓が肩で息をしながら言った。

「大丈夫ですか?」

祐平は心配そうに言った。

「大丈夫大丈夫、これくらい慣れてるってー」

「良かったー」

美波は安心した。

「祐平は幸せ者だな!」

優希が言った

「へ?」

祐平は間抜けに言った

美波はくすくす笑った。

「こんなに可愛い彼女いるじゃんかー」

優希は美波を突いた。

「いててっ」

美波は肩を少し上げながら言った

「しかも何てったって私が居るしね!!」

優希は胸を張って言った。

「頼れねー」

拓がぼそりと呟いた

「ぐふっ!!」

優希流肘打ち炸裂!!

もう何も言えません、拓。

「余計な事ばっか言いやがって」

優希さんは敵に出来ません!!

美波は再び心に誓った。

「じゃあもう大丈夫なんだな」

拓が言った。

「ええ」

祐平は微笑んだ。

「良かったーこれで安心して学校行けるぜー」

拓が伸びをしながら言った。

「そだなー」

優希が笑って言った。



そして、色々話した後、優希さん達は帰って行った。



「美波」

祐平が言った。

美波少し驚いて。

「何?」

と言った。

「良かったな、目が戻って」

「戻ったって言うか・・・・・良くなったよ」

美波は祐平の手を握った。

「もう・・・・・何処にも行かないで・・・・・?」

美波は言った。

少し目を潤ませながら。

「大丈夫」

祐平は、美波の頭を撫でた。

「何処にも行かない、美波の傍に居る」

囁くように言った

安心する声

「誓って・・・・・・?」

美波は祐平の顔を見つめた。

「良いよ」

祐平は微笑んだ

何時もの様に


夕日が影を生む


美波と祐平の唇が重なり合う



これが




最初で、最後のキスだった―――――――――――――――――――――――




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