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第十四章+目覚め


―――――――――愛なんてさ、解っているようでない様なモノなんだ・・・・・


       祐平・・・・・


         祐平・・・・・?


           祐平・・・・・・!


声が聞こえた

僕を呼ぶ声

誰か分からない

でも、知っている声


「美波・・・・・・・」

僕は呟いた



――――――――――――――――――――――――――――――――――



「さー眼帯外しますよー?」

お医者さんが言う

「はっ・・・・はい・・・・・」

鼓動がピークに達していた

緊張する

少し怖いけど

凄く楽しみ

少し想像してたけど

やっぱり想像がつかない

「ふはぁ――――――」

緊張し過ぎて呼吸が可笑しいよー



ぱらり



呆気無く眼帯が外される


風が吹く


そういえば外に連れて来られたんだっけ


車椅子に座っていた


広がる景色


綺麗


色の付いた景色


少し戸惑った


慣れない世界だ


でも


でも―――――――――――



「有難う・・・・御座います・・・・・・」


涙が零れた


何の迷いも無さそうな青空が広がっていた



また、行きたいな


祐平と


あの海に・・・・・


祐平――――――――・・・・・



「祐平は、大丈夫ですか・・・・・?」

美波は言った


――――――――その時


「先生!!」

看護師さんが慌てた様子で走ってきた

「どうした?」

お医者さんは立ち上がった

「祐平君が・・・・・」

「え・・・・・っ?」

美波の動揺とは裏腹に、看護師さんは笑っていた。

「祐平君の目が覚めましたっ!!」

―――――――――――――!!

美波は大きな衝撃を受けた

祐平が?

目が・・・・・

覚めた・・・・?

「良かった・・・・・・ぁ・・・・・」

再び、涙が零れ落ちる

美波は立ち上がった

幸い靴を履いていた

走った


祐平―――――――――――――・・・・・・!!



そう、名を呼んで。

今回は少し曖昧な話です

本当は祐平方面の話にしようかなーと思っていましたが

まあ話は変わるって事で!!

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