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第十二章+記憶

今回は結構頑張りました!!

私自身書いててハラハラ(?)してました・・・

皆さんがハラハラするかは別として、見て下さい★

「え?」

美波は言った。

「あ、美波?どうしたの?」

「あ、ううん。何でも?」

美波は笑った。

きっとただのボケだろう。

笑える様に思った。


―――――――しかし



「祐平の記憶に異常があるらしいの」

突然聞かされた。

ゲンジツ

心臓が激しく打ち付けられた。

苦しかった

「一時的に記憶が抜けるらしいわ」

「一時的ってどれくらいですか?」

思わず聞いた。

記憶ってどんな?

異常って・・・・・?

抜けるって・・・・・?

「一時間に約五分、あんまり重くないらしいわ」

美波は安心した

それと共に大きな共感を持った

「私と、おんなじだ」

呟いた。

「え?」

「いや、私も白黒でしか物が見えないんです、だから」

似てるな

とても

少し嬉しいかもしれない

でも、純粋に喜べない

仕様がないか



悲劇のハジマリ―――――――――――





そんな事故から一年が過ぎた。

祐平の記憶の抜けにも少しずつ慣れてきた時

「・・・・・・・・え?」

美波は眼科に居た。

「良かったですね」

眼科医はにこりと笑った。

「嘘じゃないですよね・・・・・・・?」

美波は聞き返した。

「嘘じゃないです。」

にこりと言い返されてしまった。

「やった・・・・・・!」

美波は立ち上がって言った。


まさか


まさかまさか・・・・


夢じゃないよねっ!?




目が元通りになるなんて――――――――――――




カラーの世界ってどういうんだろう



美波は家へ帰る帰り道、そう思っていた。

美波は右頬をツネってみた。

「いたたたたたっ」

夢じゃない・・・・・・・

「やったぁ!」

そして、一度、喜びジャンプしたのだった。



そして、手術三日前・・・・・・


「美波!!」

家に帰ると、お母さんが騒々しく言った。

「?どうしたの」

美波は鞄を置きながら言った。

「祐平君がっ・・・・・・・!」

美波は思い出した様に震え出した。


あの悲劇


雨の日


飛び散った硝子



モノクロノ


クレナイ


祐平がっ・・・・・・・・!


「どうしたの?!」

冷静に言おうと思っていたが、声が裏返ってしまった。

「また・・・・・総合病院に運ばれたんですって・・・・・・」


ドクンッ


ドクンッドクンッ


苦しい


心臓が破裂しそうだった


それ位、激しく打たれた


「突然倒れたらしいわ、高熱で。」

「何時!?」

「帰ってきた時に制服姿で倒れていたらしいわ。」

「じゃあ帰宅した時って事?」

やっと落ち着いてきた。

「でも・・・・私と一緒に帰って来てた時は全然何も無かった・・・・・」

多分、だけど・・・・・

あ、でも少し顔赤かったかな・・・・・

分からないよ

「今、病院に行けないかな・・・・」

「送って行くわ!」

お母さんはバックの中から車の鍵を探っていた。



お母さんが運転するのは少し大きめの車で、私は自動ドアを開けて入った。

実際は半分も開かない内に入ったのだが。


車で少し大きめの道路を走って山の近くに在る。

似てる場所と言ったら「となりのト●ロ」のお母さんが入院していた病院を少し大きくしたとでも言おうか。(+二階建)


車で三十分と言う近いのと遠いのとの間みたいな時間は、美波にとっては半日が過ぎる位の長さに思えた。


「祐平・・・・・は?」

美波は目を大きくして言った。

受付の近くのベンチには祐平のお母さんが座っていた。

「今は・・・・安静にしてて下さいって言われてて・・・・・」

そして、祐平のお母さんは、祐平に会ってくる?と言った。


祐平は呼吸器を着けていた。

時々息で白く曇った。

祐平の顔は熱の名残か、少し赤かった。

「祐平・・・・・・」

何で・・・・・


せっかく良い事があったと思ったら


嫌・・・・・・・っ


「何で・・・・・私達が・・・・・・・っ」

美波の頬に涙が伝う。

後悔と 恨み


色々な感情が混ざる。


「――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ッ!!」


声無き叫び


声が出なかった


怖かった


見えない未来が


見えても怖かった


現実で手一杯だった


今から一秒でも続いている未来が見えない事が




怖かった―――――――――――・ ・ ・ ・ ・ ・





きっと、君は。最近力を入れてます!

でも気まぐれ更新です。

駄目じゃん・・・・・・

でも頑張って書いてます!!

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