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It is asked.

作者: だるま

感情のままに生きていたらいつか、心が破損するのもわかってる。


朝起きて私はテレビをつけた。

1kのアパートのカーテンは薄暗く、少し部屋が汚くなっていた。


ここに住んで3年。

私は19歳になっていた。

変わらない毎日と、変わらない学校生活。

それでもその学校にも慣れているんだと思う。


ニュースは少年犯罪の事ばかり、

アニメの影響、親のしつけか、社会の異変。


そんな事ばかり、親を殺したニュースが目立った。


私は横目でそのニュースを見ながらコーヒーを入れるために、

マグカップをだし、インスタントコーヒーを入れて、ポットのお湯を注いだ。


そんな、大人の立てる仮説なんて、子供になんて通用するはずはない。

だって、意思の中で生きているし、その時期が

自分が生きる中でもがいている時期だから。

自分が嫌う人間が死んでも悲しむ余裕なんてないし、

あえて言えば攻撃的になって当たり前の時期。


楽しいと思えて集団で入れる場所を、探している時期で

学校と言う場所と、家庭と言う場所しか持ちえないのだから。


大人の観点は古すぎてもう、遅いものだという事に誰も気がつかない。

それをみて喜ぶゴシップ好きもどうかしている。

結局人間なんてそんなものだろうと

私は体育座りをしながら、

部屋の隅で、コーヒーをすすった。


学校に行こうが、どこに行こうがどうなろうが、所詮他人にはどうでもいいことで

もし事件を犯せば、それが単に周囲の騒ぎのタネとして

楽しみのタネとしてしか存在なんてしない。


当たり前の事を当たり前のように社会はなしているだけだ。


それを今更どうこうと五月蝿くするニュースもつまらない。


本屋に立ち寄っても並ぶ本はスグ死を見出そうとして必死。

何が生で何が死かなんて、本だろうがリアルだろうが関係なくなっている。

あえて言えるのは、今の私は、体は生きていても、心はもう死んだも同然。


生きていても何も楽しくない、うれしくない。

同じ事だけリピートしてるだけ。


この夜中お金なのか、と思う瞬間がある。

お金があれば、クスリもお金も、人も、感情も、ゲームも、本も、学校に通う権利さえ

今手にはいる。

でもそれが本当に私と言うコップを満たす水になるのか。


答えはいつもNO。


でも私はいきている。

死んで腐っているけど、それでも鼓動が聞こえる。

それだけ。


答えはそれだけだ。

誤字脱字などは見逃してくださいませ汗

読んでいただいてありがとうございます!

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― 新着の感想 ―
[一言] すごくシュールでありながら、奥が深い作品だと思いました。 モラトリアム時期の曖昧さや葛藤があり、強く感じ取れました。 答えはそれぞれだと思いますが、このラストも一つの考え方であり答えだな、と…
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