表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/13

卒業



卒業まであと十一日。

今日、そう言われた。

「一日一日を大切にしましょう」

お決まりの言葉を先生からきいた。

けれど、そんなお決まりの言葉でも心に響いた。


この三年間は辛かった。

けど、思い返してみれば楽しいこともたくさんあった。



友達作りに大変だった一年生。

本当に気が合う子は誰だろう?

と考えて、答えが出なかった一年間だった。


心から楽になれる友達は見つからないまま、

だけど、一年生よりは楽しかった二年生。

無視されて、悪口言われたり、

舌の手術をしたりした一年だったけど、

私のことを思ってくれる人もいるんだ、と気づけた。

それは私を支えてくれる友達がいたから。


そして、私の人生を変えた三年生。

七年ぶりに担任の先生が女性になった。

悩み事や嬉しいこと、恋愛のことも話したりした。

私の中では一番好きな先生。

素晴らしい方だった。


いつも一緒にいて私を支えてくれる友達がやっとでき、毎日充実していた。

一緒に毎日帰った友達、休み時間いつも一緒にいた友達、暇があれば喋っていた友達。

たくさんのいい友達ができた。

そして、みんなかけがえのない人たちとなり、大好きだ。

班のメンバーも毎回いい人で、毎日楽しかった。

辛いことも悔しいこともいちだんと多い一年だったけど、

その倍に楽しいことや嬉しいことがあったから、忘れられた。


中学校に入って初めて彼氏ができた。

緊張してたけど、なんだかんだいって楽しかった。

それに、あんなに私のことを想ってくれた人は初めてかもしれない。


全てがいい思い出の、最後の一年だった。


そんな私ももう卒業。

共に歩んできた仲間と、お別れ。

別れは始まり、だなんていうけれど、やっぱり寂しいものは寂しい。



私を支えてくれた全ての皆さんに、感謝です。

私は幸せ者でした。

あと十一日、もう少し幸せでいさせてください。


この三年間はこれからも私の心の中で、生き続けます。

実話です。

三年間を振り返ってみました☆

私の人生も捨てたもんじゃないな、と思いました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ