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プロローグ 親愛なるあなたへ


私の友人 親愛なるあなたへ


ご無沙汰しています。お元気ですか。

別れの言葉もなく突然あなたの目の前から姿を消してしまったこと、申し訳なく思っています。


私が、今どこにいると思いますか?

なんと、あの「顔のない一族」ノルマン伯爵家にいます。

きっととても驚いていることでしょう。何といってもノルマン伯爵領は一度足を踏み入れたら生きては帰れないと言われている呪われた場所ですもの。


でも、私は今とても幸せに、元気に過ごしています。

だからどうか心配なさらないでくださいね。


今回お手紙をお送りしたのは、そんな私の日常を知ってもらいたいと思ったからなのです。

大切な友人であるあなたに、そしてもし良かったら作家であるあなたに物語にしていただいて、この国中の人々に知ってもらいたいのです。


ツェレナルド・ノルマン伯爵――顔なし貴公子と呼ばれる、そのひとについて。


この手紙に同封しているのは、ノルマン伯爵家に来てからの私の日記です。

まさか誰かに見せることになるなんて思ってもいなかったのですもの、多少の読みづらいところはご愛嬌と思ってください。


もちろん、無理に物語にしてくださいなんてお願いは致しません。

ですが、私にはわかるのです。きっとあなたは筆を執らずにはいられないんじゃないかって。


素敵な物語が世間に広まるころに、また手紙をお送りします。


追伸:

今の私のことは、どうかアメリアと呼んでください。


あなたの理解者 アメリアより

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