誰かに伝えたいショート・ショートがあるんだ──1話1分のアンソロジー
ホ〇ートヒ〇ア連続○○○事件……神戸港に消ゆ……
一応、念のために言っておくのだが——
この先、もしも「ポートピア連続殺人事件」なるゲームを遊ぶつもりが、ほんのわずかでもあるなら、読んでもいいけど……
「ネタバレだ!!」って怒鳴り込んでくるのはナシですよ?
「これは、俺が小学生の頃に、本当にあった話だ……」
※注意:もう時効だと思うんだけど……どうかな?
その日、俺はポートヒ〇ア市、違った、神戸市に向かっていた。
※注意:この先ネタバレの恐れがあります。
最近、街では小さな事件が続いていた。
自転車のタイヤの空気が抜かれていたり、戸棚のせんべいが勝手に減っていたり、掲示板のポスターの目に画びょうが刺さっていたり…。
「まったくもって、ひどい話だ」
そこでなんやかんやいろいろあって……(そこ省略しちゃったらダメじゃないかな)
「よぉ~し、こうなったら、リカ子ちゃんに電話しよう『〇〇〇〇〇〇〇〇〇』」
プルルルル……ガチャ!
「ヤスよ――」
※注意:この先ネタバレの恐れがあります。
そして、ついに恐れていた事件が起きた。
「まてぇ!万引き野郎!!」
うまい棒を握りしめた友人が、警備員風の男に追いかけられていたのだ。
※注意:この先ネタバレの恐れがあります。
思わず俺はつぶやいた。
「あれ?犯人ヤス?ヤス……オ?」
こうして、ホ〇ートピア連続軽犯罪事件の犯人は──「ヤス……オ」として幕を閉じたのであった。




