31話
身体強化を行なった二人には誰も敵わなかった。
すぐに鎮圧された。
ファナル「お疲れ様でした」
サイガ「これで最後か」
ファナル「そう見たいですね」
元神「これほど正確ですと恐ろしいですね」
ファナル「欲しくていただいた能力ではないのですよ」
サイガ「このあとはどうなるんだ?」
ファナル「盛大にお褒めいただいてください。みなさん手を貸してくれますよ」
サイガ「そして俺は借りを作るわけか」
ファナル「なんのことでしょうか?」
サイガ「まぁ…手の上で踊っておいてやるよ」
ファナル「それでは私と一緒に」
サイガ「泥舟でも乗ってやるよ」
―
ファナルの言う通り、誰にも被害は出ず、盛大に讃えられた。
金を渡してくるものもいれば、娘などを紹介してくるものもいた。
金はありがたくいただき、縁談は綺麗にお断りした。
おかげさまで懐は潤い、能力も格段に増えた。
そしてファナルの能力もいただいた。
―
サイガ「頭いてぇ…」
元神「立つことも難しいです…」
ファナル「それがこの能力の副作用です。素晴らしい能力には副作用があるんですよ。大丈夫です、そのうち
慣れていくので」
サイガ「これを常時発動できるのにどれくらいかかった?」
ファナル「常時できるようになったのはつい最近、1ヶ月前くらいですね」
サイガ「ってことは…少なくとも同じ年数はかかるのか」
元神「頭が割れそうです…」
ファナル「それでは明日出立しましょう」
サイガ「起きれなかったらすまん」
元神「おやすみなさい」
ファナル「少しくらいなら遅れても大丈夫ですので」
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サイガ「全然治らねぇ…」
元神「“予知”の反動大きすぎじゃないですか…」




