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30話

サイガ「久しぶりに舌が唸る料理の数々だったな」


元神「ケルちゃんたちにも食べさせてあげたいけど…」


サイガ「この料理持ち帰ることはできるのか?」


ファナル「別でご用意しますので、持ち帰らないでください…」


サイガ「それは助かる。それで何の用で呼び出されたんだ?」


ファナル「それはパーティーをするから…」


サイガ「王族主催のパーティーに普通連れてこないだろ、一般人」


ファナル「だから、それは護衛も兼ねて」


サイガ「そうか…」


ファナル「顔が売れれば、いい人がいるかもしれませんよ」


サイガ「ああ、それは問題ない」


元神「まぁ…」


ファナル「元々花はあったと…まぁ」


サイガ「本当にそんな理由で呼んだのか?」


ファナル「…さぁ」


サイガ「何か見えたから呼んだんだろう」


ファナル「なんのことでしょうか?」


サイガ「能ある鷹は爪を隠す…隠す相手を間違えている気がしなくもないが」


ファナル「やはり、何か他の人間とは違う能力をお持ちなのでしょうか」


サイガ「…さぁ」


ファナル「それではよろしくお願い致しますね」


元神「来ます」


サイガ「わかっている」


元神は背中から武器を取ろうとする。が…


元神「あ…武器がありません」


サイガ「武器どころか防具もないからな。気をつけろよ」


元神「そうですね」


サイガ「右から来る二人は頼めるか」


元神「わかりました」


サイガ「左の3人は俺がやろう」



扉の前で待つ。


そうしていると黒尽くめの賊が現れる。


元神「せっかく美味しい料理があるんですが、あなたたちは招待されていないようで」


サイガ「本来だったらヒーロー的にやりたいところだが、イムたちの料理もあるからな」


『ここは通さない』


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