28話
ファナル「ここがグオン王国です」
サイガ「ここで別れか」
ファナル「いえ、ガロウまではお付き合い願いたいのですが」
サイガ「それは断っても良いやつか?」
ファナル「断っても良いですが…後で何が起こっても知りませんよ」
サイガ「脅すとは良い度胸だな」
ファナル「脅すだなんて人聞きの悪い、お願いですよ」
サイガ「それでいつ頃出る予定だ?」
ファナル「少なくとも二日は欲しいです。あとはお任せいたしますわ」
サイガ「そうか…とりあえず、こいつらが入っても問題ない宿とかあるか?」
ファナル「東地区にこの手紙を渡していただければ案内してくれるはずです。用事が済んだらその手紙を持っ
て、中央区の私の元へいらしてください」
サイガ「ちなみにここは何区になるんだ?」
ファナル「西地区ですね」
サイガ「真逆じゃないか…」
ファナル「中央区は横切れないので注意が必要です」
サイガ「…めんどくさい国だな」
ファナル「他の方に聞かれてしまうと問題になってしまうので気をつけた方がよろしいかと」
サイガ「二日後以降に」
ファナル「お待ちしておりますわ」
―
元神「なかなかのお姫様ですね」
サイガ「ケルが休める場所があるだけマシか…」
元神「中央区はさすがの能力をお持ちの方がいらっしゃるようで」
サイガ「見たか」
元神「移動しながらだったので少しですが」
サイガ「とりあえずこの東地区でも見れるだけ見てみるか…」
元神「お伴します」
サイガ「してもらわないと能力が使えないからな…」
―
ファナル「ガロウ・ファナルただいま参りました」
「ほう、ファナル嬢お久しゅうございます」
ファナル「爺や元気にしていたみたいですね」
「まだ死ぬには早すぎますわい」
ファナル「国王陛下に会いに来ました」




