27話
サイガ「王族の割には能力がショボいな」
元神「聞こえないようにしてください。不敬罪で殺されちゃいますよ」
サイガ「はぁ…」
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元神「1mくらいとこれまた小さいですが…」
サイガ「動きは機敏だな」
元神「イムが分裂でもできようものなら最高の戦士になりそうですね」
サイガ「いつの間にか刺突耐性まで獲得しているからな」
元神「この鎧もなかなかの材質を使っているみたいですからね」
サイガ「一番いい素材を買っておいたからな」
元神「その素材はあとどれくらいあるのですか?」
サイガ「…」
元神「全部使ってしまったのですね…」
サイガ「もったいないとは思ってないぞ」
元神「はぁ…」
サイガ「なんだその目は?」
元神「もっと買って馬車の材料にでもすればもっと快適だったのかと」
サイガ「終わった後に言うのは禁止だ」
―
ファナル「お人形ですか?」
サイガ「そんなもんだ」
ファナル「もう少し足が長い方が動きやすいのでは?」
サイガ「長すぎると重心が高くなって動きが悪くなるんだ。人間と人形は動きが違ってくるんだ」
ファナル「そんなものですか」
サイガ「小型の利点を活かさない手はない。本当のお人形遊びをするならいいかもしれないが」
ファナル「なるほど…」
元神「王女様が難しい顔してましたが何かされたんですか?」
サイガ「人形遊びについてだな」
元神「もう寝ましょう。朝早いですし」
サイガ「もうそんな時間か」
元神「明日にはグオンに入ります」
サイガ「いよいよか」
元神「いい人がいるといいですね」
サイガ「いてくれないと困るな」




