20話
サイガ「ここが鉱山都市ラチナか」
元神「ここで鉱物を買って、武器を作ってください!」
サイガ「ちなみにここは同伴できるのか?」
元神「おそらく…ダメでしょうね」
サイガ「はぁ…“深淵の眼力”」
元神「誰かいますかね?お眼鏡にかかる人は」
サイガ「んー…初級のスキルを持っている奴はゴロゴロといるんだがな…」
元神「中級の人もチョロチョロ。あれは冒険者のパーティーでしょうか」
サイガ「それにしても人が多いな…」
元神「何か催し物でもあるんでしょうか?」
サイガ「少し不便だが、街の中を見てくる。人材探しは任せる」
元神「それでは私たちはお待ちしております」
―
サイガ「人が多いようだが、何かあるのか?」
「ああ、冒険者の人か?今鉱山ラリーっていう祭がやってんだよ」
サイガ「鉱山ラリー?」
「条件は基本的になんでもあり、鉱山から出てくる決まった鉱物を決まった量を持ってくるのを3回。それの
できたスピードを競う祭だ」
サイガ「テイマーの参加も認められているのか?」
「出ている奴はいないがな。形式上はありだ」
サイガ「ほう、それで優勝者は何がもらえるんだ?」
「好きな武具を作ってもらえる。賞金が出る。この街での買い物が全部半額になる。この3つだな」
サイガ「かなりいいな」
「だが、大体は鉱夫出身の奴が出るからそいつらが賞金だけ持っていくような感じだな。しかも最後の最後
で持っていくからタチが悪い」
サイガ「そんな奴らがいるのか」
「優勝したらもう出禁になるから同じやつではないんだがな」
サイガ「ほう…わかった。情報感謝する。これを頂こう」
「毎度。買い物してくれりゃなんでも話しますよ」
サイガ「助かるな」
―
元神「鉱山ラリーですか…」
サイガ「優勝する気で行くぞ」
元神「自分で作るんじゃないんですか?」
サイガ「あっても困らないだろう?」




