12話
サイガ「一人いないだけでもスッキリするな…」
元神は結局ケルちゃんと一緒に外にいる。
隠れられるスキルを持たないとおそらくは宿には入れないだろう。
もしくはテイマーがいると言う場所へ行かなければ。
サイガ「小うるさいのがないと少し寂しい気もしなくも無いな」
イムが少し笑った気がするが、目を瞑る。
あいつらは寝なくても生きてはいけるからな…
―
元神「どうしたんですか?」
サイガ「なんでもない。能力が使えなくて少し手間取っただけだ」
元神「ちゃんと私の側にいないとですね」
サイガ「早くその犬っころを宿に入れられるようにしないとな」
元神「ケルちゃんです」
サイガ「はぁ…行くぞ」
―
元神「今日はどうするんですか?」
サイガ「依頼をこなす。そのあと例の人物を探しに行く」
元神「それではパパッと済ませてしまいましょうか」
サイガ「そうだな」
―
元神「ケルちゃん頑張りましたねー。よしよーし」
サイガ「イムも頑張ったな」
元神「だいぶ早く済みましたね」
サイガ「あぁ、だがまた俺一人でやらなければいけないのか…」
元神「頑張ってください!」
サイガ「はぁ…」
―
「父ちゃんー!珍しく人が来たぞー」
「ほう、確かに珍しいな」暖簾をよけ、厳ついおっさんが出てくる。
サイガ「あんたがモンドさんか?」
モンド「いかにも。そんなお前さんはこんな寂れた鍛冶屋になんのようだ?」
サイガ「俺に力を貸してほしい」
モンド「何かを作れってことか?別に構わないが…」
サイガ「いや、あんたの能力が欲しい」
モンド「何言ってんだお前?頭でも打ったのか?」
サイガ「俺の仲間になれ」




