10話
サイガ「イムの“毒合成”があるから色々な毒を再現できるな」
元神「そうですね、なかなか見ることのない魔法ですね」
サイガ「イムがいないとできない代物だ」イムを突っつくとイムが喜んでいるのか身体を震わせる。
元神「まだ王国には程遠いですね」
サイガ「あそこに見えているのは国では…なさそうだな」
元神「グオン王国の前にあるヌグレ街ですね」
サイガ「ここにはいい能力を持っている奴がいるといいな」
元神「それでは参りましょう」
―ヌグレ街―
サイガ「能力借りるぞ」
元神「はいはい、どうぞ」
深淵の眼力を発動させる。
サイガ「ほう…一人面白い者がいるな」
元神「そうですね、あの能力はあると有効になりそうです」
サイガ「それじゃあこの街の見学と行こう」
元神「そろそろお食事のお時間では?」
サイガ「そうだな」
―
サイガ「久しぶりにまともな料理を口にしたな」
元神「えぇ今まで木の実が多かったですからね」
サイガ「お前は食事を必要としないんじゃなかったか?」
元神「ええ、食べなくてもいい。というだけです」
サイガ「なるほどな。食わないでくれると金が減らずに済むんだがな」
元神「いいじゃないですか、私だって食べたい時くらいあるんです」
サイガ「…大食漢じゃないだけマシか」
元神「私男じゃないですけど」
サイガ「はぁ…行くぞ」
元神「はいはい」
サイガ「こういう街には依頼はどこにあるんだ?」
元神「協会やギルドなど依頼に特化した場所があるかと」
サイガ「そうか、まずはそこでこの街の状態把握といこう」
元神「そうですね、この街特有の色があると思うので」
サイガ「あとは休める場所だな。イムがずっと可哀想だ」
元神「そうですね、テイマーがいればそこまで珍しくは無いんですが、この街にはいないようです」 サイガ「そんなやつも
いるのか」




