表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフロ神の休日  作者: カワホント
22/27

【第22話】広い宇宙の小さな命

小屋には神様達と、真由美、竹下がいる。神様は力を使って、茜と石田の会話の映像と音声をみんなに見せていた。2人の話を聞いた真由美は泣いていて、竹下は真由美のそばで黙って立っていた。


「見てもらった通りじゃ。すまないが、ワシにはどうする事も出来ん」神様が映像を消してから言った。誰も何も声を発さず、重い沈黙の時間が流れる。


「茜ちゃん達をここに飛ばすから、みんなでゆっくりと話をしなさい」神様がそう言うと、指を鳴らした。その指の音と同時に、小屋に茜と石田が小屋の中に現れた。飛ばされた2人は驚いた顔をしていたが、茜は泣いている真由美を見ると神様に視線を送った。神様はゆっくりと頷いた。

真由美が自分の事を知っているとわかった茜は、真由美の前まで歩いて行った。


「真由美・・・」座り込んでいる真由美の前にしゃがんで茜は言った。


「茜・・・」真由美が視線を上げて赤い目で茜を見る。その表情を見て茜も目を赤くし、2人は抱き合った。


それを見た神様は立ち去ろうと後ろに振り返った。


「待って」石田が神様を呼び止める。


「なんだ。ぶん殴るのか」神様は前を向いたまま答えた。


「・・・助けて下さい。茜を・・・お願いします」


「無理だ」


「どうして!広い宇宙の小さな命、たった1つでしょ!?」


「その命1つで宇宙全体が危険にさらされる」


石田が何も言えずにいると神様は振り返った。


「ワシだって、出来る物なら助けてやりたい」


「少しだけでもダメなんですか?1年でも2年でも、何か無いんですか!?」


「全ての命にワシは手を出せん・・・すまない。お前の気持ちは、お前たちの気持ちは痛いほど伝わってくる。だがな、ワシは神様じゃ。神様だからこそ、この宇宙を守らなければならないんじゃ」


神様と石田が話をしていると、当然小屋に声が響いた。


「ゴッド様!」


「ん?天使か」神様が反応した。小屋に天使の姿は無く、声だけが聞こえる。


「はい!申し訳ございませんが、滝の方までお戻りください!」


「ワシを呼びつけるとは一体何事じゃ」そう呟くと神様は突然小屋から消えた。


取り残されて少しの間立ち尽くしていた石田だったが、茜たちの元に歩いていった。


滝の前に神様は到着した。


「どうしたんじゃ!」神様は天使を見つけるなり聞いた。


「ゴッド様!あれ、その者達も一緒ですか?」天使は2人を見て言った。


「ん?おお!」神様が後ろを振り返ると宇宙人とカッパがいた。


「近くにいたので、なんか一緒に飛んできたみたいです」カッパが言う。


「おお、そうか」神様は軽く頷くと、もう1度天使の方を向いた。

今回も読んで頂きありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ