第3話 古代文字の正体
家に帰って古代文字について考える。
その前に、ウォーターの魔法を覚えてからまだ一度も使った事なかったので、試しに使ってみる事にした。
『ウォーター!』
すると突き出した掌の先に水の玉が出てきた。
しばらくすると、水の玉が突然落ちた。
「今のがウォーター…うっ」
急な目眩がした。
恐らく魔力切れだろう。
椅子に座り深呼吸をすると楽になった。
「魔力についても今度調べないとなぁ」
そんな事を考えていた。
今回ウォーターを使って分かった事は、魔法を使った瞬間に頭の中にコードが浮かび上がった事。
このコードは魔導書に書いてあるものと同じだ。
これを読み解けば何かわかるかも…。
文字を思い出しながら地面に書き写す。
「そう言えばこの文字、何かに似てる…?」
見たこともない文字のはずだが、何やら知っている文字に似ている気がした。
「これもしかして日本語…?」
正直日本語とはかけ離れた形だが、よく見ると漢字や平仮名をかなり変形させたような文字に見えなくもない。
「もしかして…」
椅子から立ち上がり、外に出た。
『火よ出ろ』
すると、掌から火が出た。
「やっぱり…古代語って日本語だったのか…」
正直何故日本語が古代語なのかは分からなかったが、自分にとって都合が良かったので気にしない事にした。
「明日も図書館に行ってみるか」
すぐ魔力切れを起こすので、魔力の使い方を知るためにまた図書館へ行くのであった。
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