表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/40

短編8 初パーティークエスト

 お金がない。


 ミスリル武器を買ったので貧乏になってしまった。

 昨夜からはナスカ達と同じ宿に泊まることにしたが、今夜の分の家賃さえない。

 今日もクエスト頑張りますかー!




 朝五時半。


 宿の食堂に行くとナスカは既に起きていた。


「おはようナスカ。この世界の人はいつもこんなに早く起きるのか?」


 以前問われた質問を返してみる。


「おはよう勇飛。今日はたまたま早く目が覚めたんだ」


 ナスカの表情がいつもと違う気がする。

 まだ眠いんじゃないのか?


「こんなに早く起きたって事は何かオレに話でもあるのか?」


 何となくそんな気がしたので聞いてみる。


「う、うん。そ…… そのな、私が勇飛の後をつけていた件で…… 私を、き、嫌いになったか?」


 またなんか涙目だな。


「別にそんな事で嫌わねーよ。オレの心配してくれたんだろ? むしろ感謝しなきゃいけないくらいだ」


 なんかナスカは始めの頃の印象とはだいぶ変わったな。

 凛々しい女性って感じだったのに、今は悩めるお年頃の女の子ってとこか?


「ナスカは今日は何したい? なにか希望はあるか?」


 オレとしてはお金が無いのでクエストに行きたいが。


「今日は久しぶりにクエストに行きたい!」


 久しぶりにとか言ってるあたりもうダメダメだ。

 カインとエレナが起きたらクエストの相談する事にしよう。


 コーヒーをもらってきてナスカに一つ渡す。

 他愛もない話、主に地球での話をしながら時間を潰す。

 話しているとナスカも楽しそうだ。さっきまで涙目だったはずだけどね。




 しばらく待ってもカインとエレナが起きてこない。

 もう時刻も八時を過ぎている。


 食堂の入り口の方に目をやると居た。

 隠れてこっちを見ている二人。

 一体何をしてるんだか……

 手招きしてこっちのテーブルに呼ぶ。


 ニヤニヤしながら近づいてくるエレナはなんなんだろう。

 腹が減ってるんだから早く来て欲しいものだ。


 朝食を摂り、今日の予定を決める。

 と言ってもクエストに行くだけだが。

 みんなに聞くと、とりあえずオレの普段の生活に合わせて今週は過ごしてみたいとの事。

 クエストに行き、ご飯を食べて、筋トレをする。

 それだけなんだが。






 今日も役所に来た。


 クエスト内容:キラービー討伐

 場所:デンゼル北部草原

 報酬:一体につき10,000リラ

 注意事項:群れで生息する

 報告手段:魔石を回収

 難易度:7


 サーシャに今日のクエストを選んでもらった。

 蜂退治らしい。

 飛んでいるため素早い事と、刺されると毒になるから充分注意するよう言われた。

 この世界では毒というのは厄介らしく、解毒には解毒薬を使用しても数日間は回復しないとの事。

 ゲームの感覚からするとそれほど脅威ではないが、実際の毒を考えれば危険極まりないと思う。

 ヒーラーにも解毒の力があるようだが回復とはどう違うのかわからない。

 解毒薬よりも早く回復できるというので覚えておきたいものだ。




 弁当と水を持って準備はできた。


「キラービーか…… できれば勇飛には受けてほしくなかったが緊急らしいからな」


 ナスカはサーシャが選んだクエストを断ろうとした。難易度7とあるが一つ上の8でもおかしくないクエストらしい。

 一体ごとの強さはそれほどでもないが、数とは力である。もの凄い数のキラービーが襲ってくる事が予想される。


 今回緊急とされていたのは前回の討伐から時間が経過している為、その数も増えているだろうと予想。

 シルバーランク冒険者のナスカパーティーに依頼したかったそうだ。

 何故このクエストを放置したのか?

 それはナスカがクエストを受けずにストーキングしていたからだ。

 ナスカも断るに断れなかった。






 デンゼルの北部に出ると草原がある。

 草原には川も流れているためモンスターも多い。

 だがこの草原のモンスターは人を襲う類のものではなく、キラービーだけが危険なモンスターとなる。


 草原に繋がる道を歩いて行く。

 道は広く、荷車が数台すれ違っても通れる程度には広い。


「羽音が聞こえるな。これもしかしてキラービーの羽音か?」


 鬱蒼と生えた背の高い草叢の奥から羽音が聞こえる。

 音からして相当な数のキラービーがいる事を予想される。

 この背の高い草叢はキラービーが道に入ってこないように、道の横に植えられたらしい。


「ちょっとこれはヤバいんじゃない? 多過ぎるわよ?」


「これは合同パーティーでやるべきかもしれないね」


「仕方ない、今日は調査だけにするか。数を確認して役所に報告しよう」


 ナスカ達の判断で調査だけして帰る事に。




 草叢を掻き分けて覗き込むナスカ。


「ヤバい。帰るぞ、百以上いる」


「なぁ、あそこだけ草叢の背が低い場所があるのはなんでだ?」


 オレが指差す方向に草叢のなぎ倒されたような場所がある。


「もしかしたらあそこを大型のモンスターが突っ切ったのかもしれないね……」


 言ってる間に馬のようなモンスターが走り去る。


 そして……


「ちょっ、ちょっと! キラービーが道に入って来ちゃったわよ!?」


 オレ達に気付いたキラービーが向かって来る。

 その数三匹。

 さっきの馬のようなモンスターを追っていたうちの三匹だ。


 高速で近づいて来るキラービー。

 カインが放った矢が一匹を射ち落す。

 走り出したオレとナスカ。

 ナスカが一匹を切り倒し、オレも一匹を爆破。


「…… あ」




 爆発音を聞きつけたキラービーの群れが押し寄せて来る。

 キラービーは百を超えてそう。

 まぁなんとかなるだろう。


「スマン。オレが戦うと敵が集まって来るんだ。ほとんど狩り尽くすまで続くからよろしく!」


「ちょっ! 嘘でしょ!?」


「矢が足りないよ……」


「知ってたけど恐ろしいな」


 各々武器を構えて迎え撃つ。


 カインが炎の矢を射る。燃えあがる炎の矢。

 放つと貫きながら複数のキラービーを射ち落とした。

 ナスカは右のダガーに炎を纏わせて構える。

 エレナは剣に風を纏わせた。

 エレナの風でキラービーの飛行能力を乱し、ナスカが切り伏せ、カインが遠くのキラービーを炎の矢で射抜く。


 オレもそろそろやるか。

 両手足に魔力を集め、爆破の乱舞。

 今までの素手に比べて、ミスリル装備は魔力の放出が軽い。

 視界に入る全てのキラービーを叩き落とす。






 よし、八十は倒したな。


 キラービーが周りに居なくなったのでナスカ達を見る。


  …… なんて顔でオレを見るんだ。


 まだまだ羽音が聞こえるので第二陣があるのは間違いない。

 見たところ既に百以上は倒してる。

 ここからどれだけ来るのか。


「勇飛はどうなってるの? あれだけ倒して疲れないの?」


 まぁ常に体力を回復してるが。


「なんであんな早さで倒せるんだ?」


「オレは両手足が武器だからな。四本ある。ナスカは両手だから二本だろ? エレナは一本、カインも一本。その違いだろ」


 適当過ぎるが間違ってはいないだろう。


「勇飛の爆破魔法は威力が高いね。普通の火属性魔法は爆発しないからそんなに威力は出ないよ」


「そのかわり他の魔法はできないけどな!」


 回復はできるが。




 水を飲んで少し待つと第二陣が襲って来る。

 さっきよりかなり多い。


 また同じようにカインが炎の矢を射る。

 ナスカ達は陣形を取りながら向かって来るキラービーを次々と倒していく。

 オレは普段通りに視界に入る敵を次々と叩き落とす。

 オレの魔力量は十万を超えるだけあって、これだけ連続して爆破しても威力が衰える事はない。

 ついでに体力の回復もしているがまだまだ余裕がある。


 今度爆破に使う魔力量を調べてみよう。

 …… え? 調べ方?  簡単だよ。

 役所に行って魔力を測定する。

 攻撃に使う程度の魔力で爆破をする。

 魔力を測定する。

 これで何発打てるか計算できるだろ。


 考えごとをしながらでもキラービーの群れを倒し続ける程にはオレも強くなっている。

 難易度10などは想像つかないが、この世界で生きていくだけの力は手に入れられたな。


 第二陣が攻めて来てから十分ほどか。


「みんなお疲れ! 誰も刺されてないか?」


 全部倒し終わったので振り返る。




  ドサリ。




 エレナが倒れた。


「エレナ!? 刺されたのか!?」


 抱き起すナスカ。

 カインは荷物から解毒薬を探す。


 オレはエレナに回復魔法を使用。

 体力は回復するようだが刺された右手の腫れがひかない。

 オレの怪我は元の状態を想像すると回復できる。健康な状態をだ。

 他人の体はどうだろう。

 毒が体に入ったらどうするっけ?

 この世界では解毒薬を使用する。

 蜂に刺されたら毒を出すんだっけかな?

 とりあえず刺された箇所から毒を追い出すイメージで魔力を流し込む。

 傷口に近い場所だと傷が回復してしまうかもしれないので左手側から。

 さっきまで殴り続けたキラービーの魔力をイメージしながらエレナの体に魔力を流し込む。


  ……


  ……


  ……


 お、なんかオレの魔力でエレナの体が光ってるな。

 まだ全身に行き渡らないからもう少し。


  ……


  ……


  ……


 よし、全身満たせた。

 傷口から血と透明な液体が出てるな。

 これが毒だろう。

 あとはこの状態で傷口を回復かな。

 傷口を回復してエレナの体内に入った魔力を回収。


 さてどうだろう。


 顔色は良好。

 さっき体力を回復したけど毒が抜けるまでにまた減ったんだろう。

 また回復するか。


 カインやナスカが少しうるさいが気にしない。

 魔法は集中が大事らしいからな。






「よし、熱も無いし呼吸も安定してる。あとは目が覚めるのを待つか」


 たぶん解毒はこれであってると思う。


「解毒魔法できたの!?」


「こんなに早く顔色が良くなるなんて……」


 聞いたところでナスカもカインも解毒魔法をわからないんだろうな。


「たぶん大丈夫だ。毒の成分は魔力を流し込んで体外に出したし、減った体力は回復してある。毒で意識を失ったからあとは目を覚ますのを待つだけだな」


 魔法医でも解毒魔法からの回復には時間がかかるという。

 以前見た解毒魔法でも体が光ってたとの事だからオレのやり方であってるのは間違いない。

 魔法医の解毒に時間がかかるのは毒が回ってしばらくしてからの解毒魔法だからだろ。

 全身に毒が回りきって体が拒絶反応起こしまくってるところからの回復じゃどうしても時間はかかる。

 その事を説明すると納得してくれた。


「エレナが起きるまでの間に魔石の回収しようか」






 すげー時間がかかった。

 その数三六一個。

 等分しても90万リラ。

 これで宿代も心配はない。






 魔石を回収して一時間程でエレナは目が覚めた。

 ぼーっとしてるようなので少し魔力を流してやる。

 オレが普段使ってる集中力の上がる魔法だ。これは何となくできるようになった魔法だが、ん? あれ? 全部何となくできるようになってる。

 まぁいい。

 オレが天才的なだけだろう。

 そういう事にしたい。


「私、キラービーに刺されて…… ここは外って事は勇飛が回復してくれたの?」


「まぁな、元気になって良かった」


  魔法とはいえ人体実験か……


「ありがとう勇飛」


 嬉しそうにお礼を言うエレナと複雑な気持ちのオレ。


 エレナはもう大丈夫というのでここで弁当を食べた。

 干し肉と野菜を挟んだパン。

 甘辛いタレもあってなかなか美味い。

 今日の狩りはどうだったのか聞くと、やはり普通ではないらしい。

 数が多過ぎるのが異常なだけでなく、時間も早すぎるんだとか。

 そんなモンスターに囲まれてチマチマ倒してられないだろと言うと呆れられた。






 役所に戻って報告。


「もう終わったんですか!? さすがエレナさんですね! 勇飛さんも異常なほど強いですから心配してませんでしたよ! …… それよりこんなに居たんですか!?」


 サーシャは笑顔で迎えてくれた。

 いつもは呆れ顔するのになんて奴だ。

 魔石の数にも驚いているがそれはいつもの事。


「それの八割は勇飛が倒したんだ」


 ナスカが報告をするといつもの顔がオレに向けられた。




 とりあえずクエストの報酬を受け取って山分けと思ったがやめた。オレがリーダーだからここで考えてる事を言おう。


「まずは今までの所持金は自分達のお金として持っていてくれ。で、今日からはこの報酬の一部を貯金に回す。異論はあるか?」


 特に異論はなかった。

 冒険者は報酬は山分けが当たり前なんだと思ってたけどそうじゃないのか?


「勇飛が貯金すると言うなら文句はない。だけどその貯金は何の為にするんだ?」


 そこはオレが地球の日本人。

 老後のためだ! とも思ったが。


「貯金はパーティーの為に使う。武器を買うとしても個人ではなかなか買えないだろ? それならパーティーでお金を貯めてパーティーのお金で買う。必要な物はそれぞれ言ってもらって構わないが、購入の検討は多数決で決める。購入する順番はオレが決めるのでどうだろう。見たところナスカの右はキメラ武器だよな。左は鋼鉄製か? エレナの剣もキメラ武器だ。カインは…… わからんが」


 全員を見た場合、オレの装備が一番優れている。

 ま、まぁ武器を持っていないじゃないかと言われてしまうが手足の防具、兼武器なわけだし。


 カインの武器は矢の先端にミスリルが組まれているらしい。

 魔法を放てるミスリル矢は高いので五本だけ。

 普段は通常の矢を使うそうだ。


 各々必要なのは……

 ナスカの左用ミスリルのダガー。

 エレナのミスリル剣。

 カインのミスリル弓。


 最初に必要なのは値段的にもナスカのミスリルダガー。

 右でしか魔法を放てないのは攻撃力が低いダガーでは少し辛い。

 次にミスリルの弓か。

 放てる魔法の威力が上がるらしい。

 エレナの武器はキメラ武器なのでそれほど急ぐ必要もない為三番目。

 次にまたナスカのミスリルダガー。

 キメラダガーはカインに。

 またカインのミスリルダガーを購入し、キメラダガーをオレが受け取る。


 ここまででオレの装備の購入予定が無いと言われるが、その後の防具の購入をオレからにするという事で納得させた。


 今回のクエスト報酬は361万リラ。

 一人20万リラずつ受け取り、残りを貯金に回す。

 パーティー内での目標ができた事で貯金に回す金額を多めにした。

 明日もクエストに行くから取り分が少なくても問題ないと言う。


 なんかこいつら急にやる気出したな。

 現金な奴らだ。

 まぁオレでもそうなると思うが。




 役所からまっすぐ向かうのは武器屋ゴレン。

 今週はパーティーでオレの生活に合わせると言うので一緒に向かう。


「ようナッシュ。今日はパーティーで来てみたよ。トレーニングルーム使っていいか?」


 筋トレバカのナッシュ。

 筋トレしに仲間も連れて来たと言うと機嫌がいい。

 快く使わせてくれる。


 ナッシュがオレの為に用意していてくれる干し肉を複数枚食べる。

 全員同じ量食べた。


 オレはいつものメニューでトレーニングし、今の体型を維持したいので以前よりもセット数を減らしている。


 カインは弓矢の威力を上げる為にも筋肉をつけたいと言う。

 ナスカやエレナもゴツくならない程度に筋肉をつけたいと言うので、メニューを考える。




 三人ともまずは筋トレの定番BIG3。

 一人ずつ同じメニューで逝ってもらおう。


 まずはベンチプレス。

 カインから始めるが、最初から限界を狙っていく。


 一回目から限界そう。


 二回目でバーベルが上がらずプルプルしている。

 本来は危険なのでこの重さでやると怪我をする。

 絶対にやってはいけない筋トレだ。


 でもここは魔法のある世界。

 両側からナスカとエレナに支えてもらい、オレはカインに回復魔法をかける。

 二回目が持ち上がり、三回目、四回目と回数を重ねていく。

 上がらなくなったら両側から支えて回復する。

 これを繰り返した。

 二十五回で重りを追加してもう二十五回やってもらう。

 二十五回を1セットとして、3セットでカインは一旦終了。


 筋肉と体力を回復魔法で超回復させ、次の筋トレ用に干し肉と水分補給をしてもらう。




 ナスカとエレナにも限界の重さでベンチプレスをやらせた。

 顔を見られるの恥ずかしいとか言ってるが気にしない。

 みんな必死になればそんな顔。

 君らは美人だから他より全然良い。

 美人と褒められると赤面するのはお年頃だからだろう。






 次にスクワット。


 冒険者には是非やってもらいたい。

 まずは重りなしで基本的な動作を覚えてもらう。

 尻を突き出す動作なので女性二人は躊躇うが気にしない。

 綺麗なスタイルが手に入ると言うと真面目に頑張った。


 重りがなくてもやはりキツいらしく、膝がガクガクしたところで回復してやった。




 重りなしで二十分ぶっ通し。

 回復しながらだったがかなりキツかったと思う。


 干し肉と水分を補給してもらい、バーベルを持って二十五回やってもらう。

 これも限界の重さでやってもらった。

 重りを追加しての3セット。

 一人ずつ順番にやり、終わったら水分補給と干し肉を食べる。






 全員の体力と筋肉を回復させ、最後にデッドリフトをやってもらう。

 腰に負担が大きいので重りは慎重に選んだ。

 持ち上げられる限界の重さから少しだけ軽くした。


 これも二十五回。

 五回ごとに回復魔法をかける。

 これも重りを追加しての3セットだ。


 全員終わったところでまた水分補給と干し肉を摂取。


 筋肉と体力の回復をして今日のトレーニングを終了……


「なんだよナッシュ」


「オレのも頼む」


 という事でナッシュの筋トレにも付き合った。


 その間他のメンバーはナッシュの店で、今後買うかもしれない武器を物色。

 ついでにいろいろと相談させてもらった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ