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これでも、破たんしてないの?

作者: さきら天悟

「もっと支出を抑えろよ」


「大丈夫、そのうち景気が良くなる」

のんきな顔でいつも答える。


「ちゃんとしろよ。

年収350万円のくせになんで500万円も使うんだ」


「しょうがいないよ。

いろいろかかるから」


「ちゃんと節約しろよ」


「必要だもん」


「借金あるんだろう」


「・・・」


「いくらだ?」


「4000万円くら・・・」


「4000・・・

奥さん、泣いてるだろ。

金利いくらなんだ・・・

・・・自己破産・・・

・・・大丈夫か、本当に」


「ああ、大丈夫。

借金は全部、親からだから」

また、のんきな顔で答えた。


「でも、こんなこと続かないだろう」


「まだ大丈夫そう。

景気良くなれば、一山あてるよ」





こんな状況でも破綻しないという経済評論家がいる。

彼らは言う。

「国債は暴落しなし、ハイパーインフレは起こらない。

それは国債のほとんを日本人が持っているから。

財政が破たんするというのは、

財務省が消費税を上げる口実」と。


そう、これは日本の財務状況を家庭に置き換えたモノ。

350万円の収入とは約70兆円の税収、

借金は4000万円とは国の債務1000兆円、

親への借金とは国債のこと。


普通の人なら、収入より支出が多い状況が続けば危ないと思うでしょう。

そして、なにかしら改善するはずだ。

でもみな他人ごと。

マスコミはマスコビというように国民に媚を売り、

国民に増税の必要性を伝えない。

他にもワールドカップ出場国で日本が最弱国であることを伝えないとか。

また、官僚はどうせ自分の金じゃないと思って、

湯水のように税金を使う。

でも、なぜ官僚は節約しないのかって?

金を使わなかったら、自分の仕事がなくなるし、

威厳がなくなってしまうから。

それに国債を発行したい理由もある。

投資が下手な日本の金融保険機関に安定した金利を払うためだ。

そうすれば、天下りもしやすいだのだ。


でも、こんな日本と悲観することはない。

現状把握ができれば作戦もたてられる。

弱いサッカーチームが守備的に作戦で、強豪国と互角に渡り合えるように。


そうなのだ、財政再建にも策がある。

1980年代に戻せばいい。

もちろん消費税は廃止。

でも、そのかわり物品税。

いわゆる贅沢品への課税だ。

それと累進課税。

そして、その税金をばらまけばいい。

ばらまきは良くないというが、

技術立国を目指すなら、ばらまくしかない。

コスパなんて無理、

どんな技術がモノに分かるはずがないからだ。

とりあえず、お金を回せば、雇用も生まれ、

経済も回るのに。


どうしてこんな日本になってしまったんだろ・・・

はたして日本は復活するだろうか。

某ネットニュースの記事を見て書いてしまいました。

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