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或る夏の再会  作者: 水野渚
出会い
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出会い

そこまで話して、ふと少年の居るであろう場所を見ると、まるで最初から存在しなかったかのように少年は居なくなっていた。




「なによ、もう。」




そんな事を呟きながら私は自宅へと戻った。



「ただいまー。」



靴を脱ぎ、部屋の明かりをつけ、お気に入りのソファーに腰を下ろした。





───すると、テーブルの上に、自分のものではない封筒が、ぽつりと置いてあった。





「なにこれ」





私は暫くの間、開けるかどうかを迷っていたが、結局開けてみることにした。



そこには恐らく母が書いたのであろう私宛の思いが綴られていた。




「今更なんなのよ!」



母が書いたものであると気づいた瞬間に、私はその手紙を床に叩きつけていた。



そうして結局、その手紙は読まないまま、ゴミとして捨ててしまった。






────これが失敗だとは思いもよらずに。

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