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天才少女、最強一匹狼、重度のオタク。
そんな3人が異世界の神に出会ったとき、すべては始まる。
これは彼らが何でもアリな異世界をおのれのすべてを駆使してただ"楽しむ"というそれだけの物語である。
この物語に悲劇はあり得ない。
なぜなら、彼らが悲劇を悲劇にしないからだ。
彼らは彼らのすべてを使って神に愛された世界を楽しむ。
彼らの道を阻むものは存在し得ない
これはそんな物語である。
ーーーーーーーーーーーーとある書籍から一部抜粋
自分がいる世界を退屈だと感じたことはない?
これは、世界を退屈だと感じながらも絶望することもなく、ただ世界を"そういうもの"だと受け入れていた彼らの物語である。
彼らは"チカラ"を持っていた。
しかし、彼らの"チカラ"を理解できる者がその世界にはいなかった。
……いや、理解できないからこそ彼らを恐れた。
そんな彼らを私は選んだ。
決して彼らが"チカラ"を持っているからではない。
彼らが世界を退屈だと感じているからだ。
そんな彼らだからこそ私の"宝石箱"(せかい)を見せてあげたい。
ただそれだけ。
ーーーーーーーーーーーーーーとある人物の独白