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「巷で噂の例のダンジョン」

 世界中に有名を轟かせる、黄金竜の山。

 その麓には彼の黄金竜ストロフライの想人が縄張る地下の洞窟があるとされている。


 暗く、湿気た洞窟の奥深くには“竜の金貨”が大量に山を成して眠っていると噂され――最近では、それを夢見て侵入する者が後を絶たなかった。



「ぎゃああああああああああああああああああああ!」


 阿鼻叫喚の叫び声が、洞窟内にこだまする。


 近く、遠くに反響した声は、湾曲した空間を何重にも折り重ねられるうちに不気味な音質へと変化して、それを聞く者に不快を与えて止まない。なにか、魔術的な意味合いの含まれた呪詛のように。

 そうした悲鳴は一つではなく、周囲のいたるところから生まれ、そして続いていた。――まるで、と彼は呻く。まるで永遠に続く呪いの合唱だ。


「た、助けて。くれぇ――」


 すぐ近くの地面から、声。

 悪魔も哀れむような、地面を這いあがって届いた懇願の主を一瞥もすることなく、男はその近くを駆け抜けた。ことさら無視したわけではない。他人の命より、自分の生命を無視できないだけだった。



 それなりに年季の入った冒険者である男が、自分の仲間たちとその洞窟に侵入したのは、今日の夕方のことだ。普通、ダンジョンに侵入する場合には、朝方を狙う場合が一般的だが、彼らは違った。


 馬鹿の一つ覚えのように、常識と言われている手法を信望するのは素人のやることだ。

 もちろん、最初から定説を無視するような真似は愚かでしかない。

 だが、ある程度の経験を積んだ後ならば、あえて定説を無視しなければならない場面も数多い。その判断ができるか否かが、すなわち素人と玄人の差に他ならなかった。


 彼らが今回、定説とされる侵入時刻をあえて外した理由は二つある。


 一つは、その洞窟の主人が人間であり、すなわち知能を持つ相手であるということ。

 ある程度、外の物事にも知識を持っていれば、冒険者が朝方に侵入を開始することが多いと認識していておかしくない。ならば、普段から警戒を強めているだろう時間帯に侵入を試みようとするのは馬鹿げている。


 二つ目は、洞窟の近くにある町の存在だった。

 メジハという、少し前までなんの変哲もなかったただの田舎町は、最近、その知名度を急激に高めている。

 黄金竜を頂く山、その麓町。噂によれば、他の竜が姿を見せたことまであるという。

 それだけで有名になるには十分だが、それ以外にも要因はあった。つまり、近くの洞窟に侵入する際の拠点として。


 外から人が集まることは町の発展に繋がる。

 町の方でももちろんそれは承知しているようで、町中には冒険者向けの商売が豊富だった。装備や道具。ギルドでは仲間の斡旋や情報の共有が盛んで、万が一の場合も含めて、いかにも手厚い支援が受けられることが喧伝されていた。


 だが、彼らは町を信用しなかった。

 その理由を、勘、の一言で済ませるのは容易いが、あえて言えば、随所に胡散臭さを感じたから、ということになる。


 確かに町は、侵入の拠点として有用だった。

 外から集まる人々に対して、町の人間がそこへ注目した商売をするのも理に適っている。


 だが、町の人間の態度はそれだけではなかった。

 会話の端々から感じ取れる、洞窟という存在への気分には、単純な商売以上のなにかがあった。――この町の人間は、洞窟の連中となにかの繋がりがあるのではないか、という疑念を彼らは抱いた。


 さらに、この町の有力者にもとかくの噂がある。

 最近、この国(という表現が正しいかどうかはともかく)で急速に進みつつある“組合の連携と統合”。

 その中核事業として、例の“竜金貨”を模した「ストロフライ銀貨」とやらを使い、通貨担保を取り行っている第一人者こそが、その人物――ルクレティアという絶世の美女であるとされているからだった。


 本来であれば、まずはそのルクレティアという人物に接触を図るべきだった。

 実際、彼らはそう考えたし、その為に必要なら、いくらか強引な手段をとることにも躊躇しなかった。


 だが、件の美女は切れ者という噂の通り、彼らに接触、誘拐させるような隙を微塵も与えなかった。彼らにできたことは精々、遠くから美女の姿を確認することくらいで、その彼らを遠くから、氷の一瞥がちらりと撫でた。――冷笑。その瞬間、彼らはこの町から離れることを決めた。


 そのまま撤退したと思わせて、彼らは近くの森に拠点を張った。

 そこから洞窟の様子を伺いつつ、遠くの町へと人をやって長期戦にむけた食料を買い集めた。同時に情報を集める。

 各所のギルドは、すでに手が回っている可能性があった為、個人的な伝手を中心に準備をすすめていく。

 なかには手伝おうか、と言ってきてくれた者もいた。無論、善意からのものではなく、洞窟の財宝と、名声目当てのことであることは明白だったが、彼らはそれを迎え入れた。

 そうした可能性があることは初めから考えていたし、仲間になって困るような輩には基より声をかけていなかった。むしろ、断って有形無形に邪魔されることの方が面倒だった。


 そうして、出来うる限りの計画を練って、半月近く。

 これ以上の時間をかけることには意味がない、と彼らのリーダーが判断して、満を持して彼らはその洞窟に侵入した。それが、今日の夕暮れ頃のこと。


 地下に潜れば時間の経過などわからない。

 ある程度のものであれば、腹の減り具合や喉の湿り具合から察することは可能だが、今回に限ってはそうした類の感覚は少しも必要なかった。


 ――まったく腹が減らず、喉も乾かないうちに、彼らは全滅の危機に瀕していた。



「うわあああああああああああああ!」


 遠ざかっていく悲鳴にはっと顔をあげる。

 見れば、どこかから伸びた蔓に全身を絡めとられ、仲間の一人が宙に釣り上げられていた。出来の悪い彫刻のように拘束されて、懸命にもがいている。


「ぎゃあああああああああああああ!」


 違う場所では、スライムに囚われかけた別の仲間が必死にもがいてそこから脱しようとしていた。

 近くの地面に落ちた剣は、その半ばから先の刀身がどろりと溶けてしまっている。


 ――鋼鉄の刃を、ああも飴のように。


 あんな代物の胎内に取り込まれてしまえば、人間などひとたまりもないだろう。

 だが、不思議なことに、不定形のなかでもがく仲間の姿はそのまま、彼の装備する武器や防具だけがまず消化されているようだった。囚われた相手の悲鳴と絶望を少しでも長く味わおうとでもいうかのように。


 ――悪魔だ。


 ガチガチと歯が鳴る。耳障りな音がそれ以上鳴らないよう、いっそ噛み締めてしまいたいが、まるで歯の根が噛み合わなかった。

 心底からの恐怖に支配されながら、男は呻き声をあげた。


「ここの主は、悪魔だ。とんでもない悪魔だ……っ」

「はーはっはっはっはっはっはーッす!」


 それに応えるように、若い声が響き渡る。


「ちょいと侵入する時間をずらしたからって、不意をつけると思ったら大間違いっすよー! むしろこっちは、お夕飯の匂いも届いて気力充填! 潔く、さっさと今夜の酒の肴になりやがりゃー!」


 堂々と響き渡るその声が、ところどころ呂律が怪しいのは酒にでも酔っているのか、それともこの場に繰り広げられるあまりに凄惨すぎる惨状にか。

 泣きながら男が見やる、そちらに薄暗い洞窟内に浮き上がるような白い存在が映った。


 ――あれが、この洞窟の主人か? 男だったはずでは。


 興味と憎悪とが意識をそちらに向けかけたが、慌てて彼はそこから目を切った。

 相手の正体など今はどうでもいい。まずはここから逃げ出さなければ。


 彼らが目印代わりに進んだ地下水流の、沢のようになった場所を一気に走り抜ける。

 遠くに、出口を示す三重灯しの松明の灯りが見えた。息が切れる。一旦、足を止め、呼吸を整えた。

 あとはもう残りを駆け抜けるまで立ち止まることはしまいと心に決め、再び駆けだそうと一歩を踏み出した。もう出口は、すぐ、


「――――」


 がしり、と誰かが彼の足首を掴んだ。

 慌てて振り払おうとするが叶わず、男は恐怖に竦んだ表情をゆっくりと振り向かせる。


 沢に上がった何者かが、地面から彼を見上げていた。

 その濡れて落ちた前髪の向こうにあるのは、ぞっとするほどに怪しい微笑。


「……捕まえたァ」


 獲物を見つけた捕食者が浮かべるその眼差しに射すくめられて、男の意識は一度、そこで途切れる。



 意識を取り戻した時、男の五体はいまだ無事だった。

 まずはそのことに心から安堵して、そこで彼は無事なのが自分だけでないことを知った。


 彼の仲間たちは全員、その場に揃っている。

 蔓のようなもので複雑に縛られたり、衣服がほとんどなくなっているなどその様子は様々だったが、少なくとも命は無事だった。――今はまだ。


「あー。これで全員っすか?」


 彼らが集められているのは、恐らくは洞窟のどこかなのだろう、ちょっとした広間のような場所だった。

 そこに、先程なにやら叫び声をあげていた白い存在が腕を組んで仁王立ちしている。若い女だった。だが、異様なほどに全身が白い。髪までが真っ白だった。


「ああ、そうだな」


 その隣で頷いたのは、斜めに肩掛けを巻いた美貌の人魚。

 その背後にはさらに多くの人魚たちの姿と、それ以外の魔物の姿が見える。

 蜥蜴人や妖精。それ以外にも多くの種類からなる無数の視線が、興味ありげに彼らに向けられていた。


 ――これから、俺たちはこいつらの食料になるのか。


 すぐに訪れるであろう残酷な結末に、男は絶望した。

 生きたまま喰らわれるくらいなら、意識が戻らない方がまだしも幸せだろう。


「さーて、この人たちの処遇はどうしましょうかねぇ。早くしないと、夕飯が遅れちゃいますし」


 そのことがなにより重要だというように、むう、と正面の白い魔物が腕を組む。


 どうやら、すぐに自分たちが食われることはなさそうだ、と男は安堵した。

 すぐに惨めな思いになる。今夜ではなく、次の朝まで命の灯が伸びたところで、それがなんになるだろう。いや、生きてさえいれば、脱出の機もあるはず――


 一瞬、期待が胸のなかで首をもたげかけて、そこで気づいた。

 彼らを取り囲む無数の視線のなかで、熱心に彼に向けられた視線が一つ、あった。


 その相手の正体にふと思い至る。

 先程、出口近くで彼を捉えた人魚だった。ちらちらと、こちらが視線に気づいたことを悟ると、さっと顔をそむける。奇妙な態度だった。


 その若い人魚は、白い魔物の隣にいる人魚へ近づくと、なにやら耳打ちする。

 眉をひそめた肩掛けの人魚が、やれやれと言いたげに頭を振った。


「スケル、ちょっといいか」

「ん? どうかしたんですかい、エリアルさん」

「実はまだ、若い者のなかに“相手”が見つかっていない者がいてな」


 ありゃ、と意外そうに瞬きする。


「そうなんですか?」

「ああ、奥手でな。それでいて、なんというか、注文が多くてこちらも困っていたんだが……」

「ははーん」


 得心した様子で頷く。


「ちなみに、お目当ては?」

「ああ――」


 ちらちらとこちらに視線が向けられる。

 それを見て、男は嫌な予感に襲われた。


「あー」


 こほん、と咳を一つした白い魔物が口を開いた。

 腰に手をあてて、


「この度はお疲れでした。これから、皆さんの身柄を解放します」


 それはまったく望外の言葉だった。

 おお、と仲間たちから希望の呻きがあがるなかで、男は一人だけ笑わなかった。ただし、と白い魔物が続ける。


「条件が一つ。――そこの方」


 ……嘘だろう。何故、俺が。


 白い魔物の視線が自分に向けられて、男は泣きたい気分で天井を仰いだ。ぺったりと、他人事を見下ろすように、スライムが張りついているのが見えた。


「そこの人間さんは、返しません。それでいいなら、すぐに他の方々を解放するっす。いかがです?」


 左右から突き刺さる視線に、男はリーダーへと顔を向ける。

 苦渋の表情で、リーダーが彼を見つめていた。低く唸った後、血を吐くような声で呟く。


「……何故、」

「――それは。ええとっすね、」


 白い魔物は少し考えてから、ぽんっと手をうって、


「……皆さんもご存知でしょう、黄金竜の想人。スライムプレイのマギこと、この洞窟の主人がっ。そこの方をお望みだからっすよ」


 厳かに告げた。


 ざわり、と仲間たちがざわめく。

 再び、リーダーが彼を向いた。その視線は先程と少し違っていた。


「――それは、あいつではなくては駄目なのか。……たとえば、俺が代わりに」

「あ、それはダメっす。うちの主人、好みがうるさいんすよねー」


 周囲のざわめきがさらに強まる。


 苦渋にまみれた表情で、リーダーが男を見た。

 口元がなにかの形に動く。すまない、と言っているようだった。男の絶望はさらに深まった。


「……本当に、あいつ一人を差し出せば、他の連中を見逃してくれるんだな」

「そいつはもちろん。ストロフライの姉御の名前にかけて、誓うっすよ」


 長い沈黙があった。


 すまない、と誰かが言った。

 それを口にしたのはリーダーかもしれないし、他の仲間かもしれなかった。だが、男には最早どうでもよかった。地面を俯く。できれば聞きたくなかったが、決定的な一言は容赦なく、彼の耳に届いた。


「わかった。あいつのことは好きにしろ。……だから、俺たちを助けてくれ」


 まぶたを閉じる。

 男は売られたのだ。自分がこれから遭うどのような未来よりも、その事実が彼には悲しかった。



 結論から言えば、男は死ななかった。


 あれから何日がたっただろう。久しぶりの太陽に目を細める。

 振り返ると、洞窟の入り口はひっそりとして、今までのことがまるで夢のように思える。


 だが、あれは確かに現実だった。

 その実感だけをもって、彼は洞窟近くの町へと向かった。


 仲間たちには連絡をとらなかった。

 向こうからすれば、見捨てた負い目がある以上、連絡をされたところで迷惑だっただろう。

 今では、彼らへ対する恨みもない。リーダーの決断は正しかった。自分が同じ立場でも、そうするしかなかっただろうと素直に思える。


 男は冒険者を止め、メジハの町に住みついた。

 最初は不審な目を向けられたが、ある日、酒の力でぽろりと自分の身に起きたことを話すと、それを聞いた相手の一人が、なるほどなあ、と相好を崩した。


 そっと耳打ちされる。――実は、自分もそうなのだ、と。

 男は驚き、そして納得した。



 それから幾らかの月日がたち、世界では様々なことが起こりつつあった。

 男のまわりでもその影響はあったが、今も男はメジハの町に住んでいる。


 町での暮らしにも慣れ、周囲からもいくらか信用されるようになった。

 今ではもう、冒険者として過ごした日々が懐かしくすらある。……あの日、あの時に失ったものは多い。だが、決してそれだけではなかった。


 昔のことをつらつらと思い出しながら、男は川へ向かう。

 その川は、実は町近くの洞窟に繋がっているのだと教わっていた。


 一通り、人目を気にしてから沢へ向かう。

 合図の小石を三つ放ると、少し待ってから、いくらか距離をおいた水面が、ぱしゃんっと跳ねた。


 現れたのは、恥ずかしそうに、そっとこちらに手を振ってくる若い人魚。

 その腕にはまだ小さい赤子が抱かれていた。


 男は破顔してそちらに向かう。

 彼がなにかを失い、その代わりに手に入れたものへと。


 ◆◆◆


 時は少し遡る。


「おい、聞いたか?」

「なにを」


 とある町の、そう大きくもない酒場。

 そこそこに栄えた店内の片隅で、酒を片手に二人の男が噂話をしている。


「ほら、例の。黄金竜の麓にあるダンジョン。知ってるだろ」

「黄金竜の想人が住んでるって、あれか?」

「そうそう」


 目深にフードをかぶり、静かにジョッキを傾けていた人物は、耳に聞こえてきた会話にぴくりと反応した。気づかれないよう、静かに注意をそちらへと傾ける。


「また有名どころのパーティがやられたらしいぜ」

「今度はどこだよ」

「『黄昏の夜明けの旅団』って話だ。連中、命からがら逃げだしたらしい」

「ほんとかよ。ダンジョン潜りとしちゃ超一流じゃねえか……あの連中でも手に負えないってなると、いよいよヤバイことになるな」


 畏怖と感嘆がないまぜになった嘆息を吐く。


 彼らの近くの席で、フードの人物はにんまりと口元を緩めた。

 まんざらでもない気分でジョッキを傾ける。


「それがなぁ、とんでもない話があるんだよ」

「なんだ?」

「『旅団』の連中、命こそ無事だったらしいが、仲間が一人犠牲になったらしくてな」

「あらら。そいつはお気の毒に」

「それが戦闘で死んだとかじゃなくってな。全員がとっ捕まって、解放する条件として、仲間の一人を残していけって話だったらしい」

「……酷ぇ話だな。その仲間ってのがよほどの美人だったのか?」

「いや、それがな――」


 噂話の片方は、そこで周囲を気にするように声をひそめて、


「……選ばれたのは、筋肉隆々の、むさ苦しい髭面の大男だったんだとよ。なんでも、それがあそこの洞窟の主人の好みなんだと」

「そいつは、また。……黄金竜の想人ともなれば、さすが、そっちの趣味も相当に手広いモンなんだなあ」

「だからって、自分でお相手なんざ御免だけどな」

「違いねぇや」


 それまでいい気分で酒を飲んでいたマギは、口のなかの飲み物を一気に吹き出した。





                                                    おわり

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