2016/02/16
今日もノックをして…
いない!!
っていうか、ノックしちゃダメやん!!
という事に昨日、気付いた。
「ちょ、最後のヴァミノス戦役、2月17日からかよ!!」
という事が分かったので、ノック中止である。
【ヴァミノス戦役とは何ぞや?】
元々、変な宇宙人と戦っていたのに、それよりも凶悪な
銀河を破壊する敵宇宙人が襲ってくるという、運営が用意した
敵NPCと戦うイベントである。
【何故ノックをしてはならないのか?】
実はここにこそ、このゲームのシステムロックの本質がある。
各司令官には【行動力】と呼ばれる、戦闘行動および防衛行動が連続で行える
限界数値が決まっており、今のシステムではその限界数が「17」なのである
この行動力を1消費すると、それを1回復するまでには2~3時間かかる
(厳密な数字を調査していない)
ノックは各司令官が惑星をぶん殴る戦闘行動なので、行動力を1消費する
つまり各司令官は連続17回でノックできて、
戦艦改造パーツを獲得してこれるのだが17消費し終わると、動けなくなる。
そして、もし1回復が2時間だとすると、行動力が全快するには
「34時間」が必要になる。
【どんな司令官】であっても、だ。
例えば、今は運営のシステムブレイクでゴミクズの様に
コス7司令官が溢れ出てくるが
コス7司令官等、10万円課金しても作れるかどうか怪しい
【持ってるだけで貴重】な司令官だった。
実際に、戦友として第一期に激しい防衛戦をした「エスティマ」さんなる
高潔なる戦士は、
「え?俺27万ぐらい課金したけど、コス7なんか作れませんが?
コス7なんて都市伝説ですよ…どんだけ頑張ってもコス6が限界…」
と、かなりリアルな話をしてくれて
『ディーバ』の時代から宇宙戦艦モノを愛していると言っていた
「あ、この人は本物だwww」と思えた人なので
そら、累計で27万円ぐらい出してしまいそうと思える人だった。
それは第二期での会話なので、8ヶ月ぐらいの時間にである。
1月で3万程度使う…
医療関係の薬剤の仕事をしているというなら、その数字はリアルだ。
少なくとも、1日に1~3万円も課金に使って
生放送の動画をニコニコに上げながらも、「そんな面白い動画」を
動画記録として残し続けない、不自然な人よりは遙かにリアルだ。
ま、コスト7 1艦隊に戦艦を7隻配置できる司令官なんてモノを作るのは
第一期では、「馬鹿ナ!」という金を積み立てなければ不可能で
シーズン終了時のスコアランキングで貰える【覇権コイン】と呼ばれる
『凄い司令官が引けるかもしれないボタンが押せるコイン』
を、プレイヤーの皆が求めたのだ。
最初の頃はであるが。
『1司令官が、高コストであるのは絶対の正義!
コス7はコス6の司令官を蹂躙する為に存在する!』
というこの銀河の不文律は、この時代にはそうであった。
第三期の
『僕達の楽しい1ヶ月戦争』
が起きて『蛮人popi』が、その幻想を打ち破り
「高コスト司令官を得る事も、長い時間をかけて高級戦艦を作る事も
寝ずに戦うという事だけで、無意味になるのなら、
課金してこんなゲームしてても、意味が無いじゃないか!!!」
と銀河帝国の1プレイヤーを泣かせて、引退に追い込んだ事を思い出せば
そう、高コスト司令官はプレイヤーが作りだした幻想だったのだが…
これは、実の所、第1~2期と第3期においては、全くニュアンスが異なり
第3期に起きた『運営が考えたシステム改善』によって
第1~2期で、大量に引退者を出した根本的な問題を是正した事で発生した
セキュリティホールであり、『第3期の改変ルールがよく分かってなかった』
事が原因だと思えるのだが…
まぁそれは、銀河を振り返る時に、また語ろう。
それはそれなりに重要な話なのだ。
ともあれ、キーワードは【行動力】である。
これは第1期や第3期で、システム改善が起きようとも、
一貫して変わる事のない問題であり、
最大行動回数が10回から20回17回と
シーズン毎に、リミットマックスが変わったりはしたけれど
その本質的な問題は変わっていない。
【僕達の楽しい1ヶ月戦争】
で、どうして蛮人が低レベルの低コスト司令官で暴れることが出来たのか?
その重要機密に関わっている。
(別に機密にした覚えは無いし、理詰めでそうなっただけなんだが)
『コスト7司令官も、行動力が尽きたら司令官枠を圧迫するだけの置物』
この第1期からの、課金で司令官を強くすることだけではなく
戦闘のスタイルで強かったプレイヤー達は見切っていた
『行動力が尽きたら課金しても無意味』
(第1期で暴れた戦闘狂達は、第1期でかなり引退したが
当時からこれを見切っていた)
まぁこっちは、銀河帝国の
「最後、暇なんで雑魚連合を嬲ってシーズンエンドしようぜ!」
という遊び戦争で、ボロクソの防衛戦をさせられ
その防衛戦争で、新人でポッと出のAreDなるプレイヤーが
『Ⅱ鯖の防衛1位』になるという、βテストから参加している古参達にも
「何だと!?」
という事を起こす程に「4日間寝れない防衛戦争」をしたのだ。
そのせいで「敵の行動力ロック」という現象を意図的では無いが発見していた。
今の第11期は、ずーっと問題だった
「防衛艦隊を置く側は、行動力を消費しない」という
【攻め手不利】
のルールは改正され、防衛側も艦隊を突破されたら行動力が減るが
その当時は防衛側はどれだけ艦隊を防衛に敷き詰めて、それを突破されても
「行動力が減らない」というルールだったのだ。
高コストの司令官が、当時は最大値が10回なので
10回攻撃してくるのを凌げば、そのプレイヤーは1日以上行動不能になる。
【そのタイムラグ】
を体感で覚えた事が、『第3期の蛮人』を作る基盤になっていた。
話が脱線した。
元の線路に戻そう。
ともかく、運営が用意した絶望的な凶悪な敵、
NPC敵艦隊「ヴァノミス戦」である
糞ツマラんイベントなんだが、ツマラナイなりに
「何故、僕はこのゲームを続けるのか? そして最後に見たいモノ」
に重要に関わってくる事なので、特記する。
まず、基本的な事から説明する。
『僕は【シュヴァルツシルト】を愛している。
あの宇宙戦艦ゲームを心の底から愛している。
だが、あのゲームはエタった(エターナル)した。
無かった事になりつつある。
それは、あの時代に熱くゲームをしたプレイヤーには我慢できない。
【あのゲームが無かったなんて事には出来ないんだよ!】』
そのモチベーションが、『星の大河』『戦場に咲く華』を作る原動力であり
何故それがライフワーク指定なのかも、全てここにある。
【無かった事にはプレイヤーは出来ない】のだ
そして最も【無かった事に出来ない】のは【シュヴァルツシルト】の
『クラーリン』
である。
正体不明の銀河外縁から襲って来る、異性生命体『クラーリン』
奴等の攻撃で占領された惑星は【廃惑星】となり人類の再利用不能になる
【銀河を食べ尽くすモノ】
その敵と戦った時の恐怖。
その恐怖感がどうしても忘れられない。
『星の大河』では設定を、滅茶苦茶書き換えて、
【シュヴァルツシルト】の『クラーリン』とは、全く挙動の違うモノにしたが
それでも『クラーリン』という文字だけは、どうしても使う。
【銀河を食べ尽くすモノ】
というコンセプトだけは。
だからこそ、最初に『ヴァミノス』を見た時
「おお、ついにこの銀河にも『クラーリン』が来たか…
それなら、人類はクラーリンと戦わないとダメだな…」
と、心が躍ったモノである。
だがしかし、いざ蓋を開けてみると…
「なんやねんこの、銀河を破壊しつくす恐怖の異性生命体って
中味の無いキャッチコピーは…
ただ、強いNPC艦隊と戦うだけやんけ…
資源惑星がどんどん無くなっていって、毎ターンの収入が目減りし
対抗戦艦の造船さえもおぼつかなくなって、どんどん本土に攻め込まれる
『負ける…このままでは、この異性生命体に銀河が食い尽くされる!!』
という、あの恐怖感と臨場感は何処にあるねん?
パクって似た様なモン作っても、
まったくその本質が理解できてねーよ!!
銀河外縁からどんどん侵入してきて、巨大惑星を占拠したら
その巨大は消滅、覇権ポイントも消失! とか
そこまでしないと、どうして『恐怖』になるんや…」
と、最初のヴァミノスとの戦いで、
逆に『クラーリン』の素晴らしさを再確認したモノだった。
だからこそ、実は、このゲームをやり続ける意義が、
自分にはそこから生まれた。
『このゲームは、どうしてこんなに面白くないんだろう?』
その解析をする事を。
いや『面白く無い』という言葉使いは、本当は語弊だ。
このゲームは面白かった。
『対人集団戦争というリアルの人間とゲームをする事』
が。
だから精密に言えば、
『どうしてこのゲームは、対人戦以外のエッセンスで
【忘れたくない!これが失われるのなら、
このエッセンスを、何かの形に再構築して、自分だけは残したい】
と思える要素が無いのだろう?』
という事だ。
【シュヴァルツシルト】は自分が『星の大河』や『戦場に咲く華』の様に
自分の中で再構築して作ろうという気持ちにさせてくれた。
だが、この銀河のブラゲ-は、そんな気持ちがこれっぽっちも起きない。
【その差は何か?】
が、知りたいのだ。
そして、この銀河が終わるその瞬間に見たモノ。
そう、誰か。
自分以外ではない誰か。
自分は【シュヴルツシルト】にそれを全て傾倒させたので
自分では絶対に起きない。
だから、自分以外の誰か。
その誰かが
【このゲームを忘れたくない!
このゲームがあったのだと、自分だけはずっと語り続けたい!】
そう叫ぶ誰かが現れるのか?
まぁこの日記も、ある一種、それではあるのだが
それをもう一歩踏み込んで、自分の様に
【ならば、再構築して、自分で自分のエンディングを作ってやる!】
という『再構築』を誓う程のプレイヤーが現れるのか?
それが見たいのだ。
そして、それこそが、このゲームの本当の評価だと思っている。
だからこそ、クソゲーであると分かっているヴァミノスも
最後の晩餐の様に、こっちも一生懸命、戦争するしかないのである。
サービスが終われば、きっとヴァミノスなんてモノがあった事も忘れられる