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1年C組異世界冒険譚  作者: 神埼時雨(仮)
第三章 エルフの村とエルフ国
38/71

38.王国への帰還

 目を開けると、ドーム状の天井に吊り下げられた豪奢なシャンデリアが目に入る。

「おお、お目覚めですか」

 声のした方に目をやると、老いたエルフが深々と礼をしていた。

 ああ。魔力を使い果たして倒れた後、議会に運ばれてきたのだろう。

「あなた様のおかげでオークの侵攻を食い止めることができました。本当にありがとうございます」

 老エルフが再び礼をすると、周りにいたエルフたちも頭を下げる。

「いえいえ、大した活躍もしていませんよ」

「何をおっしゃられる。残っていた1000頭のオークを一網打尽にしたではないですか。あのような芸当、私は見たことがありません」

 どうやら、俺が最後に放った火炎旋風が、敵を全滅させていたようだ。


「では、今回のご活躍に、報奨金をお渡ししたいと思います」

 立ち上がった俺に、老エルフは言った。

「こちらが報奨金、1000000カランになります」

「百万!? そんなにいただけませんよ」

「このレーゼンの市民はみな、あなたに感謝しております。これはその気持ちと思い、どうぞ受け取ってください」

「そうですか……。ではありがたく頂戴いたします」

 俺は金を受け取った。


「それで、うちのパーティーの人たちはどこに?」

「ああ、彼らは宿でお休みになっています。明日にはここを出立なされるとのことで」

「そうですか。では私もそちらへ向かいます」

 そう言うと、老エルフは宿への道順を教えてくれた。

 その通り向かうと、確かに宿があった。

 名前を告げると、部屋を案内される。

 俺は部屋に入り、眠りについた。



 起きて広間へと向かうと、皆が俺を歓迎した。

「やったな神埼! お前すげえな!」

「いやあ、俺は予想してたぞ、いつかお前が大物になるって」

「そりゃどうも」

 その後、俺たちは朝食をとり、速達馬車に乗った。

 たった2日の、短い西エルフ国への旅は終わった。



 さて、俺の今のステータスを見せておこう。



 氏名: カンザキ シグレ

 種族:人族  性別:男

 年齢:13  レベル:25

 職業:魔術師(ウィザード) 属性:火属性


 HP: 830/1000

 MP:5490/10000


 攻撃:22  防御:18

 知力:30  敏捷性:20

 幸運:10  器用さ:16


 経験値:20


 習得済み魔法:炎魔法 小火(ティンダー)火球(ファイアボール)火弾(ファイアバレット)火焔(ブレイズ)

        風魔法 旋風(ブリーズ)、ウィンドシールド、風刃(ウィンドブレード)台風(サイクロン)

        鋼魔法 刀剣(ブレード・ジェ)生成(ネレーション)腐食(コロージョン)

        闇魔法 テレキネシス、シャドウエーテル

        合成魔法 不知火、煙霞、火焔旋風



 特殊能力:魔力10倍

 嵐轟く城内に、2つの声。

「申し上げます、閣下。西方のエルフ国へ遣ったオーク軍が、全滅しました」

「何? お前の見立てでは、圧倒できる戦力差があるということだったではないか」

「エルフ国軍だけならば、そのはずでした。どうやら、人族の国が派遣軍を出したようで」

「人族だと? 魔力も少なく、力もない弱小種族にいったい何ができたのだ」

「分かりませぬ。ただ分かっているのは、我々の想像を超える人族の集団ができているということのみです」

「そうか。下がれ」

「はっ」

 角を生やした一人が下がると、辺りは静寂に包まれる。


 もう一人の影は、机へと移動した。

 影は、机に置かれた水晶玉を眺める。

「ほう。こいつか……常人ではありえぬ魔力を使用しているな」

 影は虚空に向かって声を張り上げる。

「彼の者を倒すのだ。奴は必ず我々の脅威となるであろう。その前に叩き潰すのだ」

「「はっ」」

 虚空が動き出す。

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