作戦会議2
和樹『これは…。裕翔くん完全にやってるよね?』
和樹は様子のおかしいクラスメイトを不審に思い解析者の能力を使い、ステータスをみていた。
小野伊吹
レベル1
体力30
筋力38
知力6
俊敏12
頑丈10
スキル
怪力
ジョブ
戦士
状態
洗脳
和樹『状態異常まで分かるのか…。僕のスキルってやっぱり優秀だな、ってそんな事言ってる場合じゃないか。』
裕翔『三浦くん、今の状況について理解しちゃった?あ、頭の中で喋るイメージで答えてね』
と念話を使って裕翔が話しかけてきた。
和樹『裕翔くん、勿論気づいてるよ。でも洗脳しないんじゃなかったの?』
裕翔『それは建前さ、こんな能力を得ながらやらないバカはいないんじゃないの?それに僕は死にたくないんだよね。だから洗脳できる一般ジョブのみんなを使ってダンジョンを攻略していくのさ。僕がこのクラスの王になる、いや、それに相応しい人間だ!』
和樹『あらら、完全に能力に人格が振り回されちゃってるよ…。』
裕翔『レアジョブ持ちには上手いこと言っておいてよ。ちなみにこの事(洗脳)喋ったら、僕の洗脳している約20人弱を使って君を消しに行くからね?』
和樹『わ、わかったよ。じゃあチームを一般ジョブチームとレアジョブチームで分ける形にしようか。その提案は君の方から話してよね。
統率者である君なら怪しまれる事はないと思うから。』
裕翔は黙って頷いた。