作戦会議1
和樹『作戦会議って言われても困っちゃうよねー
僕はスキルの特性上みんなのジョブやスキル、各項目の数値までわかっているんだけど。ここはあえて黙っていた方がいいよね?チームを作って連携をとるっていうなら別だけど。』
???『それを含めてこれから話し合うんだよね…。あの、僕で良かったらここは仕切らして貰ってもいいですか…?』
ここは自分の出番だというかのように(阿南裕翔)は手を挙げた。
裕翔『どーいう訳だか僕のジョブは【統率者】っていうレアジョブらしくて…。あまり人をまとめたりするキャラじゃないっていうのは分かってるんだけど、こんなジョブだったし…。ここは僕が仕切ってもいいかな…。?』
和樹『それがいいかもね。裕翔くん君のスキルについてみんなに話してもいいかな?』
裕翔『三浦くん(和樹の苗字)大丈夫だよ、ここは僕から話すよ。僕のスキルは
統べる意思
念話
の2つだったよ。
統べる意思はみんなの意見や、やる気をまとめあげる効果があって、より強い力を使えば強制的にマジョリティの意見を押し通す事も出来るらしく解釈によっては仲間を洗脳するような事も出来るみたい…。けっ決して僕はそんな事しないし、軍隊みたいなチームを作ろうとは思ってないからね…。
念話は話したい対象の人物と声を出さずに話す事が出来てマーキングした人とは距離が離れていても会話することが出来るスキルみたい…。』
伊吹『なかなかぶっ壊れの能力だな。レアジョブ持ちってのは相当優遇されてんのな、ちっ俺が一般ジョブってのが余計に腹たってきたぜ』
裕翔『みんな自分のジョブは話してもいいよって人はいるかな…?』
一同『…。』
裕翔『じゃあ一般ジョブだけ僕のとこに来てくれるかな?一般ジョブなら別に隠す必要もないし大丈夫だと思うんだけど来てくれるよね?』
するとその場にいた3分の2が裕翔のまわりに集まり始めた。裕翔の方に向かうクラスメイトがどこか目の焦点があってなく、意識がないように思えたのは気の所為だろう…