決断(?)
魔力爆発、それは言葉通り魔力を爆発させる技だ。魔力は人間の心臓部分に宿っていると言われておりこれを使うことにより身体強化やスキルを使用することが出来る。魔力爆発とは身体強化やスキルと同様に魔力を用いて起きる現象の1つだ。魔力爆発は身体強化やスキルと違い意図的に使用する者はほとんどいない、仮に魔力爆発を起こした場合も九分九厘起こした本人は死ぬと言われているがその分魔力爆発の威力は凄まじく起こせば少なくとも半径10kmのモンスターを殺し尽くすことが出来ると言われている。
ハイリスクハイリターンなのが魔力爆発であり簡単に言うなら1等しかない宝くじに全財産つぎ込むようなものだ。
:確かにわんちゃんアリなのか………?
:いやなしだろ
:生き残るための方法で死んだら元も子もない。
:それに魔力爆発だと栞ちゃんまで巻き込まれるよ
:それな。モンスターほど有効じゃないにしろさすがに気を失ってる時に巻き込まれでもしたら下手したら吹き飛ばされて死ぬぞ。
…………………………。どうする………?正直な話結構ありだと思う。前世での経験上俺ならほぼ確実に生き残れる。周りにいるモンスター全員殺せるならありなんだが問題は殺せなかった場合だ。もし殺せなかった場合その場で詰むことになる。
「でもまぁありか」
:えぇ....(困惑)
:普通になしだろ
:10:0でなしに決まってるやろ。
「確かに普通に考えればなしなんですけど状況が状況なんですよね。」
厄介な遠距離攻撃型モンスタ、増える敵に反比例して減り続けるこちらの体力。絶体絶命とまでは言わないけどこのままじゃいずれ対応出来なくなるのが目に見えてる。なら全方位の敵吹き飛ばして少し休んでからダンジョン内を探索した方がいい、と視聴者に伝える。
:確かにそうかもしれんけど………
:でもミスったらそこで終わりだよ?
:安西先生!?!?
:違うわwww
:確かに似てるけど笑
なんか楽しそうな雰囲気になってるな。こっちはひたすらモンスター殺して、飛来物弾いたり避けたりして全然気が休まらないってのに!
「っと」
モンスター軍団の中でも一際大きな体躯を持つ危険度B-サイクロプスが近くの木を引き抜き武器代わりにしこちらに迫る。
彼女を守る必要があるため今の距離からあまり離れる訳にはいかないが今の彼女との距離だと巻き込まれる可能性があるため突撃してくるサイクロプスとの距離を一瞬でつめ首を切り落としサイクロプスが引き抜いた木を地面に落ちる前に拾い横向きに目の前に敵に投げつけゴブリンやコボルトなどのモンスターは吹き飛ばす。
「ふぅ……」
:??????
:えぐぅ
:サイクロプスってあれよね頑丈さが売りのモンスターだよね?
:あれも危険度B-のモンスターなんだよな?
:そうは見えんよね
:そこら辺にいる雑魚モンスターに見えるのが不思議
:強スギィ……………
とりあえず彼女の目が覚めるまでこいつらを殺してひたすら時間稼ぎするか。どうするかは彼女の目が覚めてから決めてた方がいいしな。
「もし他にも何か案があるって方は教えて欲しいです。」
:任せたぞおまいら!!
:お前が考えろ
:頑張れよ!!
:お前が頑張るんだよ!!
「はぁ………」
なんでこう俺の視聴者達は残念なんだろうか?でもまぁこれはこれで楽しいしありか………?
「とりあえずもうちょっとこっちに付き合ってもらうとしようか、モンスター共」
モンスターの方に不敵な笑みを浮かべもう一度剣を構え直す。
:果たしてモンスターはどちらなのか?
:モンスター達逃げて超逃げて!!
:悪ぃがこっから先は一方通行だ!!
:キ〇ト君!?
:ほんま楽しそうやなこいつら
そこからまた突っ込んでくるモンスターを切っては投げを繰り返し、俺目掛け飛んでくる投げ物を避け、彼女目掛けて飛来する物を弾き落とし続ける。そしてついにその時はやってきた
「んぅ……?」
眠り姫のお目覚めだ。
少しでも面白いと思っていただけたなら広告下の☆、いいね、ブックマークよろしくお願いします!!私個人のモチベがバク上がりします!!




