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戦闘開始

複数の足音がこちらに近づいて来ているのかどんどんと音が大きくなっている。先程殺したモンスターから出た血におびき寄せられたのだろう。


「スゥーハァー」


深呼吸をしこれから始まることに対して集中する。誰かを守りながら戦うなんて前世でもほとんどなかった。だが今世では探索初日でやらないといけない、正直普通に嫌だが……


「それでもやるしかないか」


呼吸を整え、耳を澄ませる。足音は様々な方向から聞こえており、ここに辿り着くのも時間の問題だ。


「っと、その前に。」


倒れている彼女を横抱きにし木にもたれかけさせる。昨今の世の中はAEDなど人助けであっても訴えてくるおかしな人が一定数いるため少し怖いがまぁ配信を見てる人達も味方になってくれるだろうし多分大丈夫。あ、


「神崎さんのリスナーの皆さんあとは任せてください。」


どの方向から配信されているのか分からないがとりあえず神崎さんのリスナー達が安心できるよう笑みを浮かべ、できるだけ優しい声音で呼びかける。自分の大切な人が死にかけたんだ、気が気でなかったはずだ。だからこそ彼らが安心できるようここでちゃんと宣言する。


「安心してください。絶対守りますから。」


:さすがに惚れた。

:(*ノωノ)ポッ

:顔は分からんけどこれはイケメン

:これは落としに来てる


「ちっ違いますよ!ただ安心して欲しいと思っただけです。」


っ〜、かんっぜんにこっちの人達のこと忘れてた。ま、まぁ別に聞かれて困るようなこと言った訳ではないし。それにそんなこと気にしてる暇はないみたいだ。


ガキンっ!!


ものすごい速さで後ろから彼女目掛けて飛来したりんご大の石を剣の側面で弾き、飛んできた方向を睨みつける。


「ごめんなさい。しばらくコメントには反応できないです。」


:え?いやいやいやいやいや!!

:そんな何も無かったみたいに流されても……

:なんでノールックであの速さを石を簡単に弾けるんですかねぇ

:気づいたらすごい音ともに石が弾かれていたんだが?


一応反応できないことは伝えたし今はこっちに集中しなきゃな。護衛対象がいるなんて久しぶりだし、あんな宣言した後にもし怪我でもさせたら申し訳なさと恥ずかしさで消えたくなる。


複数の足音ともに目の前に先程斬った一角獣や初心者ダンジョンの本来のボスであるトロールにゴブリン、危険度Bにあたるオーガまで他にも様々な種類のモンスターが現れる。違う種類のモンスターが群れをなして出現するなど本来ではありえない。という事はこれもまたイレギュラーなのだろう。


「はぁ……」


さすがにため息のひとつも吐きたくなる。運が悪いにしても限度があるだろ。何個目だよこれ。アクセサリー型のアイテムボックスが出たからって採算が取れてないだろこれ。まぁ、でも文句言っても仕方がない。


と言っても問題がいくつかある。まず1つ目が前世と今世の肉体性能から来る感覚の齟齬だ。前世では避けれた攻撃が避けられなかったり、前世では屁でもなかった攻撃で大ダメージを食らったりなど先のミノタウロス戦も前世の感覚のせいで何度か危ない場面があった。


2つ目に敵に投石など遠距離攻撃を使うものがいるという点、そしてまだ姿を現していない敵モンスターがたくさんいるという点だ。これのせいで彼女から離れて戦うことが出来ず、流れ弾などの危険性が増えることだ。


3つ目に先程も言ったが俺が人を守りながら戦った経験が少ないということだ。いつもなら敵を斬ることに集中してさえいればいいが今は後ろに被害がいかないようにしなければいけない。いつもの感覚でやると敵を斬ることに集中してしまい護衛の方が疎かになり不測の事態に対応出来ない可能性がある。


っと、危ないな。彼女目掛け飛んできた石をまた剣の側面でたたき落とす。こんな感じで離れすぎると危ないのだが近すぎるのももちろん危ない。


「ガァァァ!!」


次いで少し前に出て飛びかかってきた一角獣の首を斬り下ろし、その後ろから突っ込んでくるトロールの体を魔力で強化した強化した脚で蹴り飛ばし、その隙に近付いてきたオーガの顔面目掛けた拳を少し右に首をそらすことで回避しながらオーガの拳を斬り落とす。


「グ、グギャアァァァァ!?」


飛んできた急いで彼女の元へと戻り、再度彼女目掛けて飛来する石をたたき落とす。


ほんっとにうっとしいなあれ。今はまだ1人だけだか4人5人ってなるとさすがにしんどいな。先に殺りに行きたいがそれは出来ない。投石もあるし後ろや左右から聞こえる足音はどんどん近づいてきており、数もまだまだ増えている。すぐに戻ってくるにしても今彼女を放置して行くのはリスクが高すぎる。それとBにまでなるとやっぱ今の俺だと少し危ないな。今の拳も少し当たりかけたし


ザシュ


突っ込んできていたトロールの腹を横薙ぎに切断し横から飛びかかってきた一角狼の体当たりを避けつつ尻尾を掴み突撃してきたゴブリンの体目掛け思いっきり投げ飛ばす。


とりあえず今考えにふけるのは良くないな。今は目の前のことに集中だ。

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