無題
ベッドは良いな。腰が楽だぜ。
野宿生活は一夜だけだったがこの感想は当たり前のように出た。
てかこの先どうしよう。
目的無いし。転生前に聞こえた声?
「memento mori」が唯一のヒントだろう。
意味は厨二病なのでよく知っている。
「自分がいつか死ぬことを忘れるな」
「死を想え」
なんだよ。死神にでも成れってか。
えぇ……どうしよう。マジで。
ギルドとかあればいいな。
冒険者にでもなれれば何とかなりそうな気がする。うん。多分。
呪文があるんだ。そして俺は転生者だし。
転生補正で楽しく無双できるだろう。
楽しみだ。
明日起きたらダリルに聞いてみよう。
テーレーレーレーレッテッテー
はい。おはよう世界。
ガチャ「おはようシルバくん」
「おはようございます。えっと…」
「リタよ。朝ごはんできたからリビングにいらっしゃい。」
「あ、はい。」
「おはようシルバ、よく寝れたか」
「おかげさまで。色々考え事はあったけどぐっすり寝れたよ。」
「シルバくんは本当に名前意外覚えてないの?」
「はい…気がついたらあの場所にいたもんで。」
覚えてないも何も。この世界初見ですからね。
「ずっと家にいてくれてもいいぞ。仕事は手伝って貰うがな!ガハハ」
「うぅん……そうだ、聞きたいことがあったんだ。 ギルドとか冒険者になれるような所ってあったりする?
あるならそこに行ってみたいんだけど。」
「えぇギルドで冒険者登録は出来るわ。
けれど、冒険者になるにはギルドに入団しなきゃいけないの。でも。その入団試験が結構厳しいのよね。」
「だな。戦闘技能が主な評価対象だからな。
シルバがどれだけ戦えるかは分からんが、行ってみたいなら飯食った後に連れて行ってやろう。」
「マジかありがとう」
うっわぁ最高かよ!!都合よすぎ!!
俺の戦闘能力はやっぱりバカ高かったりする???
試験官ぶちのめして
「今から君には親衛隊に入ってもらう」
的な流れになるぅ???
「だがよぉシルバ。お前武器持ってないだろ。
なんでもいいから武器 持ってねぇと奴隷と思われちまう。
シルバ用の武器を用意しないとな。」
あらやだ奴隷?
武器持たないと奴隷扱いなの?
と言うかダリルは俺に武器を持たせて奴隷に見られないようにしてくれるのか?
わざとそれに見させてコキ扱う事も出来るだろうに。
「いや、どこの馬の骨かも分からない俺に武器まで持たせていいのか?
そもそも俺自身、身分だってわからないんだぜ?」
「シルバがそれを望むってんならそうするが、
お前は……なんと言うか、
なかなか面白そうだしな!!
なんたって荒野に全裸で居たんだ。
これ以上イカれた人間はそうは居ねぇ。」
「なんだよ、狂人を見るような目、やめろよ。」
「いやぁそうじゃない。目だ。お前の目は他人とは全く違う輝き方をしてる。
なんと言うか、よく分からねぇが……」
「ご飯。冷めちゃうわよ。」
なんだよ目って。
あ、そういえば自分の容姿をまだ見てなかったし。
まぁこれは後でいい。
とりあえず今のところ1番気になっている事。
呪文ってどんなものなのか
ギルドに向かいながらどんなものか聞いてみるか。




