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無題  作者: 無題´
2/3

夜の雲の下

誰かの声がしたと思った。

さっきまで立っていたのに横たわっている

寒い。

風が直接肌を触れている


ん、、、、???

俺、今、裸じゃね?


全裸だった。


目を開け立ち上がり、体に異常は無いか確かめる。

頭を触ってみる。ツノは生えていない。

しっぽも生えていないようだ。

歯も鋭くない。


よし。人間だ。

そして男だ。


しかしラッキーな事に

腹が凹んでいるではないか

あんなに脂肪を纏っていた体が細くなっている


何故。


しかし楽に痩せたと言う事を素直に喜ぼう。

ダイエットが大の苦手だったので最高だ。


顔はイケメンになってるだろうか

鏡が無いので詳しい所は分からない

後でのお楽しみにしよう。



とにかく人の住む場所に向かいたい

辺りは草原。少し奥に森と山々

見渡す限り近くに街や村は無さそうだ


はてさて全裸の身元不詳の男がどうしろと。


ここは異世界だと思う。

という事は魔物とか居たりするのだろうか。


全裸で武器もない。

国民的RPGをやり込んだ俺の知識は今は全く役になんか立たないだろう。

スライムにすら殺されてしまう自信しかない。


「どうすりゃいいんだよ」


足元の石を拾って思いっきり森に投げてみた。


「痛ってぇ!」


は?


「誰だぁ!?石投げたんは!」


「誰だお前!こんな所で何してやがる!」


やっべ。へへっ。


最悪だ。全裸の状態で人とエンカウントしてしまった。

しかし言語は同じ様なので助かった。


「すみませんごめんなさい人が居るとは思わなくて本当にごめんなさい!!」


「てめぇナニモンだここで何してる」

クソごつい いかにもハンターみたいな格好のおっさん?に

クソごつい剣を構えこちらに向けられてしまった。


「あ、ちょちょちょままままま待って下さい」

不意に土下座してしまった。


転生してきた事は隠しておいた方がいいと思った。

異端審問に架けられて殺されるかもしれないし。

適当に拉致されて記憶を消され捨てられた設定にしよう。

話を聞いてもらえれば。


- [ ] エピソード2 無題


とにかく死にたくないので

即興で作った設定を話した。

嘘話だとバレなきゃいいが。


「だーっはっはっ!そいつは災難だったな!」


すんなり受け入れられた。


土下座する俺の肩をベシベシ叩きながら大声で笑っていた。


ボロい布切れを貰った。


男はダリル・ダムと言うらしい。

冒険者だと思ったが聞くところ武器防具職人らしい。

仕事で使う鉱石やらを採集した帰りらしい。



「んで、おめぇさん名前は覚えてんのか?」


「あぁ、俺はしぶ…」

いや、せっかくだしソシャゲでいつも使っている名前にしよう。


「シルバ…です。」


「シルバ……よし、可哀想だからしばらく面倒見てやるよ」


「え、良いんですか?!身元不詳な怪しすぎる男ですけど???」


「いいんだ良いんだ、ちょうど娘が家を出て寂しくなりそうだったからなぁ」

「それに見た感じ特技も呪文も使えなさそうだしなぁ。ついでに教えてやろうか」


特技と呪文がある世界か。

なんだよ心が踊るじゃねぇか!!


メラ○ーマとかギガ○インとか使えたりは……

流石に無理があるか…。

でもまぁ退屈そうな世界じゃなくて良かった。

その分、身の危険も相応にあるが。


「朝になったらうちに帰るぞ。今のうちに寝とけ。あと、俺に敬語は要らん。気軽に話してくれ、」


「ありがとう。そうさせてもらう。」


寝ろと言われても怒涛の展開の直後な訳で

寝れるはずもなく。

気がつけば辺りは明るくなっていた。


ダリルに連れられ、彼の家がある街へと向かった。

割と近いものかと思ったが家へと着いた頃には日が落ちかけていた。


「さ、着いたぞ。ここが我が家だ。」


なかなか大きい建物だ。

1階は工房と店。2回に住居の様だ。


「おらおめぇら帰ったぞぉ」

「「「親方おかえりなさい!!」」」


弟子?従業員だろうか

数人がダリルの元へ駆け寄り採集してきた物を片付け始めた


「親方、そこの人は?」

「またお人好しが出ましたか!はっはっは」

「あぁこいつはなぁ」


昨夜の出来事を一通りダリルは語った


「なるほどそれは大変な」

「んで今後はしばらくうちに滞在するんで?」


「家もなけりゃ服も食いもんもねぇっつうからなぁ

見殺しにはできねぇだろぉ」


弟子たちは疑いもせず俺の事を歓迎してくれた。


「あなた、おかえりなさい。」

「おう ただいま」

「あら?そちらの方は?」


ダリルの奥さん?まぁ美人さんだこと

同じ事が何度かあったのだろうか

だれも何も言わずとも察して風呂と食事を用意してくれた。

服も用意してもらった。

……恐らく女性物だが


「この部屋、自由に使っていいからね」


「ありがとうございます!

あの、すみません。いきなり。」


「なぁに、良いのよ あの人はああいう性格だからね 私達は隣の部屋に居るから、何かあったら遠慮なく言ってちょうだい?」


「はい。分かりました。おやすみなさい。」

容姿は中性の感じがいいね。これはただの癖だね。

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