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マキナロク~ 自由気ままに異世界を振り回す~   作者: macao
ブリューレイク王国
15/23

冒険者ギルド



「おはようリーヴ君」


「マキナ…」


マリーと一緒に冒険者ギルドまで向かっていたら、冒険者ギルドの近くで困惑した顔のリーヴ君に出会ったので一緒に向かうことにする


「マキナとマリーも歩いて来たのか?」

「うん、いい運動になると思って」

「まぁ私も冒険者としてギルドに所属してるからね、馬車で乗り付けるなんて変でしょ?」

ボルドス家は街の北で冒険者ギルドは昨日通った東門からすぐにある

歩いて街並みの景色を楽しみたかったの


「で?()()はなんだ?」


「ん~追い払うのも可哀想でそのままにしてるの」


リーヴ君が言う()()とは私の周りにいる精霊達だ

昨日の夜に私のせいで居なくなったはずの精霊達が

朝目覚めた時に部屋中に充満していた

外にも賑やかな気配がするので覗くと小動物や馬や犬の妖精クー·シーなどがいた…なぜ?え?私が原因?


「マキナ様の歌にね魔力があったの!それで広がっちゃたの!」

「我ら魔物や精霊にとって抗えない魔力で格別な心地良さだった」

えー…何それ。ただ口ずさんだだけよ?


⦅マキナおはよう!⦆⦅遊ぼ!⦆⦅撫でて!⦆

ロー、レム、ラムもなんかべったりなのよね

⦅みゃ!⦆

メイも今日は元気ね?メイの可愛いお腹をこしょこしょする

私の指を両手で捕まえるメイが可愛いすぎる


動物達や精霊達を何とかボルドス家から出したのに

冒険者ギルドに向かって歩き出したら、またわらわら寄ってきたの

精霊は自由なものだからね、もう放置よ

ケレス達にもお留守番を頼んだが子供達が絶対に付いていくと言い張り、結果大名行列ですよ。見える人の注目の的です

マリーは相変わらずけらけら笑ってるけど

リーヴ君の呆れ顔を見ると流石にまずかったかと思う。


「マキナ様おはようございます」

後ろから声がするとガラハットがいた

「おはようガラハットいい天気ね」

「えぇ…ラランおいで」

ガラハットが呼ぶと水精霊の中でも明るい空色に少し白色のワンピースを着ている形の子がガラハットの元に行く

「その子ガラハットの精霊だったのね」

「はい、ラランです」

「側から離れさせてごめんなさいね」

「いえ、精霊は本来自由なものですから」


「そう言えばリーヴ君は精霊いないの?」

ウンディーネの眷属セイレーンから守護をもらってるけど水精霊と契約して水魔法を使ってる感じじゃないのよね


「マキナ達だから言うけど、俺はセイレーンと直接契約してるんだ」

「なるほど、なら水精霊とは契約しなくていいですね」

ウンディーネの加護を持っていても水精霊と契約してるガラハットは納得する。

大精霊はあくまでも加護を与え本人の力を引き出すだけだ

使役出来るわけではない

大精霊の眷属も聖獣もしかり、ケレスも守護を与えた者がいるけどそれだけ

魔法を使う基本は精霊と契約する事

大精霊の眷属と直接契約はとても稀だ。


冒険者ギルドに着くとガラハットが扉を開け誘導してくれる

「メドラド支部のギルドマスターであるラーキス殿に会いに来たので案内願いたい」

「ガラハット様ですね、伺っております。こちらへ」


「ガラハットだって?!」

「おいあそこにいるのマリーじゃねぇか」

「そう言えばさっきレンもギルマスの所に行ったよな?」

「あのケットシーなんだ?」

「お前知らねぇのかよ!僅か一年でBランクになったヤツだろ!」

「おい!あの騎士の隣の子めっちゃ可愛いんだけど!」

「貴族令嬢か?」

「俺のタイプだ…」「お前声かけろよ!」


ガラハットに案内され受付に行くまでにギルド内にいる冒険者達がざわめくが

最後にぬっとロー達を連れたケレスが入ると皆押し黙る

((((!!!!!!!))))


私達は受付嬢に三階に案内されてその場を後にする


「おいあれ何だよ!」「知らねぇよ!」

「ホワイトウルフか?」「アネモイ大森林のか?」

「いや…更に上のシルバーウルフじゃないか?」

「はぁ~あの子どこのお嬢様だろ~」「うんうん」

「ガラハット様素敵だったねぇー!」「私初めてみた!」

「リーヴ君可愛いよぉ」「うんうん」

「ねぇ精霊の数多くない?」「そうか?」


―――――――――――三階ギルドマスターの部屋


「よう!マキナ!」

「レンおはよう。昨日はありがとね」

「本当だよ!後でブラックサーペント出してくれよな!」


あぁ忘れてた、証拠品だもんね

証拠品がない状況で説明するの大変だったんじゃないかな?

でもあれからリーヴ君も冒険者ギルドに報告に行ったから

レンと違ってリーヴ君ならきっと上手に説明出来たよね


「マキナ様、こちらがメドラド支部のギルドマスターでラーキス殿です」

ガラハットの横にはがたいのいい大きな年配の男がいた

いかにもギルドのマスターって感じ、元冒険者かな


「ラーキスだ」と言って手を差し出してくるので

「マキナよ」私も差し出し握手をする


「話はレンとリーヴから聞いたがまぁ座ってくれ」


ラーキスの声で皆座る

私はもちろんリーヴ君の横で隣はマリー 

後ろにケレス達

シルフィーは結局解散しなかった何匹かの精霊を連れて空中に浮かんでる

レンとガラハットが横のソファーに座り

私の真正面にラーキスが座る


ギルドの受付嬢が紅茶を運んできたが

室内の異様な光景に顔をひきつらせる


「レン殿、実は誘拐犯達が簡単に口を割ったのですが理由をご存じで?」

あの誘拐犯達は街の警護、守備をしている王国軍の兵士に渡された後、ボルドス家の私兵と共に事情聴取を受けたがあっさりゲロったと。楽で良かったわね?


「あぁ~…」

「そうだろうね」

レンとリーヴ君なんで納得してるの?なんで私を見るの?


「マキナのせいだからでしょ…」

マリー何てこと言うの!

私はちょっと縛って檻にポイってしただけじゃない!

煩くなったらちょっと揺らしたりしたけど

最後に東門までちょっと高速で運んだくらいじゃない!


「闇の魔法で縛って動けなくして体力を削り、暴れても動かない壊れない檻に閉じ込められ!挙げ句に怒り狂ったギガントボアの縄張りに一晩放置され!魔の森を移動してる時に目覚め煩くした男達を檻に入れたまま横に激しく動かし空にも打ち上げ放置!そこから猛スピードで高速移動され気付くと目の前にはフェンリル!」


やだリーヴ君めっちゃ尻尾がフシャー!ってなってるよ

興奮しすぎだってば


「そりゃぁ心折れるって」

「最後に汚物扱いだもんね」

うんうんと頷くレンとマリー

実はレンとマリーの2人は恋人同士なんだって

どうりで息ぴったり


「でも素直に自白してくれてるなら良かったじゃない」

ね!これで早く解決出来るかもね!頑張って!

アーキスとガラハットは黙ったままだ


「マキナ殿は我らと人族のためにしたのだ」

後ろにいたケレスが動くとローが私の膝に乗りきゃん!と吠える

「フェンリル殿どうゆうことか伺っても?」

ガラハットの問いにケレスは答える

「我が人に手を出すと一息だ。マキナ殿が居なかったらそこの我が子は死に我は怒り狂い人里を襲っただろう」

その言葉に全員が真剣な顔付きになる


私はローをよしよしする

レムとラムもあの時の事を思い出してきゅーんと鳴くのが

膝の上に三匹は無理なので私の横をポンポンと叩いて

おいでと誘う

すると、すかさず私の左右にジャンプしてピトっと

くっついて来る


「マキナ殿が人族のことなら人族に任せればいいと言った。

だから我はあやつらを殺さなかったが決して許した訳ではない!」グルゥ!

あの時の悔しさや怒りで唸るケレスをシルフィーが止める


「私も怒ってるよ!ケレスの大事な子供を拐うなんて!

しかも森の生態系をぐちゃぐちゃにしようとしたんだよ!でもマキナ様がアイツらを懲らしめてるの楽しかったね!」

「そうだ。あやつらの恐怖する顔を見て溜飲を飲み込んだのだ」


「まぁね、私もこの子達を拐いローを瀕死の危機にさらした男達に怒ってるからね…今もね」


「マキナ笑顔が怖ぇよ」

「ばかレン!思っても言っちゃダメ!」


リーヴ君しっぽ持って怯えてないよね?

毛が少し逆立ってるけどさっきの興奮のせいだよね?


「ガハハハ!凄いなマキナよ!おかげでレンもマリーも助かったし被害も少なく済んだ、礼を言う!」

ラーキスは豪快に笑うと私に頭を下げる

「私も礼を。それとフェンリル殿、同じ人族として謝罪を」

ガラハットはフェンリルにも謝罪をする


「お主が関わっていた訳ではあるまい、気にするな」

「ありがとうございます」


「終わり良ければ全て良しってね!」

「いやまだ終わってないよ?!」

締め括ろうとした私につっこむリーヴ君

「んも~リーヴ君分かってないなぁ~こうゆう雰囲気の時に言うと綺麗に終わるのに~」

「なんで早く終わらそうとしてるの?」

「ジオール君とメイリーンちゃんと遊ぶ約束したのよ、だからお土産を買って行こうと思って」


「おいマキナ?話はまだ終わってないぞ?」

「あの人見知りのメイリーンがすぐに懐いたもんね~」


ロー達とも遊びたいしさ、あの広い中庭なら走れるもんね

何して遊ぼっかな


「マキナ様、フェンリル誘拐犯の報告書です。見ますか?」

ガラハットが私に報告書を出すがそんなのは見ないよ!

てか、見たくないよ!

なんで報告書とか出すのかね!会社員か!

仕事を思い出しちゃうじゃん!


昨日ボルドス家でディナンさんに少しこの大陸と国の情勢を聞いて予想はつけていた

「大方、北の帝国でしょ?元々ブラックサーペントを隣の国にでもけしかけて混乱させ、大打撃になったらラッキーくらいで行動しようとしたらフェンリルが魔の森にいる所を発見。しかも子供が三匹ときた。誘拐して弱い子供のうちに魔術で縛ってしまえば成長したら最強の戦闘力になるとか馬鹿な上層部が欲かいて見事失敗。そんな事したらケレスが帝国潰すってば。

ん?むしろ潰れた方がましだった?まぁあ遅かれ早かれあの帝国無くなるよね」

経済破綻が目に見えるもん

帝国の上層部は恵まれてない国って思ってるけど

私からしたら十分資源はあるのよ。それに気付かず領土を奪えば済むと思ってるお馬鹿さん達が治める国なんて長く持つわけないじゃない。

しかも戦争にお金かけてるんだもの

おっと話がそれたね


私の言葉に目を張っているガラハット君、

補足があるならどうぞ


「…っえぇ、マキナ様の予想通りです。ブラックサーペントは神経質な性質なのでサーペント系の魔物が嫌うエアゾル鉱物を使って苛ただせてゆっくり縄張りをずらし、フェンリル殿には人が浴びると嗅覚や味覚、最悪視覚さえも奪うスロイドという劇薬を浴びせ逃亡したようです」


「そこで東のボスのギガントボアまで怒らせたと、まぁ自分の縄張りで北のとフェンリルが戦ってりゃーなぁ」

ごつい腕を組みながらアゴに手をかけ考えるアーキス


「俺らとばっちりもいい所だよな」

「うん、フェンリルが来た時なんて一瞬天国が見えたもん」


天国ねぇ?行ったらユピテルが爽やかな笑顔でいると思うよ

次にユピテルに会うまでに鍛えないとな


「本当のとばっちりは俺だ!ただミーミル湖に居ただけで

巻き込まれたんだ!」

「リーヴ君はそうゆう宿命だったのよ?」

猫の姿で私の元に来たせいで、しかも初異性人よ?私があのまま別れるわけないでしょ?

もふもふしたかったんだもん。もうしないから許して…多分。


「リーヴはそうゆう運命!あはは~」

ほら~シルフィーも言ってるなら間違いないよ!


「リーヴ…なんかすまん」

「ふっ…くっ…」

同情心が芽生え謝るレンと森の夜の事を思い出したのか笑いを堪えるマリー 


「んんっ、さて、下に移動してブラックサーペントを出して頂いても?」

「そうだな、これ以上の話は軍と俺らギルドで進める」


アーキスの案内でギルドの裏口から

解体作業場の広場に案内されてそこにフェンリルよりも大きいブラックサーペントを出す。ドスンッ!

レン達が解体した魔石と毒牙、液体用のマジックバックに入った血液は別に出す


「おぉ…」「これは…」

「本物だなぁ」


ギルド職員もあまりの迫力ある姿に気を失うものも出る。

だったら見に来るなよと思うが今後の勉強の為に必要な事とか。

まぁ普通なら怖いよね、地球にいた頃ならさすがに私もビビるって

今はまったく恐怖を感じないが。

絶対ユピテルのせいだ!この身体になって疲れにくいし

髪の毛がサラサラになったのは嬉しいけどどことなく雰囲気がユノちゃんに似せてるもん

まじ気持ち悪い親父!

おっといけね、また殺気出るとこだった?

シルフィーに確認すると大丈夫だと、でも人族は弱いから違う?

あっ本当だ…皆顔色ヤバイね、それブラックサーペントのせいでしょ?そうでしょ?


「これで用件は済んだよね?帰っていい?」

さっさとこの場から離れようとする私


「えぇ…わざわざご足労頂きありがとうございました」

わーいガラハットからOK出たしマリーもう帰ろ~

「マキナ、従魔登録どうするのよ?」


「えー?しなきゃダメ?」

「しなきゃダメに決まってる!街中に許可のない魔物がいると討伐される事だってあるんだ!」

リーヴ君に怒られたから渋々登録しに行く

昨日はボルドス家が責任を負う特別処置だったみたい

モルドレッドさんディナンさんありがとう


リーヴ君が冒険者登録にするか従魔申請にするかと聞いてくる

冒険者登録は冒険者になる代わりに税金などもギルドが管理し、従魔登録も職業として受理されるのでお金がかからず今後従魔が増えても登録すれば問題はない

従魔申請だと一匹ごとの申請のたびに税金や手数料はかかるし

国への申請もしなきゃだめなんだとか、従魔が問題を起こした場合の保証も冒険者なら事情を聞き免除の場合もあるが

申請だけだと全額負担で手続きが面倒くさいんだって

そんな面倒くさいのに従魔申請する人達いるんだ?

へぇ貴族がペット感覚で申請するんだ?

全部説明してくれてありがとうリーヴ君


「せっかくだから冒険者登録にしよっかな、これでリーヴ君と一緒に冒険出来るね!」

え?リーヴ君なんでそんなに複雑そうな顔するの?


「おぉ!それなら俺が手続きしてやろう!」

アーキスが何故か張り切って手続きの準備をする

リーヴ君もアーキスにしてもらった方がいいと言うので

一階のギルド受付の奥の部屋に向かう

リーヴ君はもちろんレンとマリーもゾロゾロと付いてくる

え?ガラハットも来たい?

「ご迷惑でなければ…その、冒険者カードが造られる所を見たことがないので拝見したいかと…」

とか言ってるけど本当は違うでしょ?

まぁこのメンバーならいいけどさ、でも私のステータス見たら全員無事でいられると思うなよ?ニヤリ


しかし、この人数で部屋の中だいぶ密接してるよね 

ケレス達が狭くて可哀相

シルフィーは飛んでるからいいけどメイが大勢の人に囲まれて怯えて私の肩に隠れて出てこない。ごめんね


アーキスはタブレットみたいな薄い白い板を持ってくる

裏に魔方陣が書かれ、面の上がへこんでる

神官じゃなくてもステータスを見れる古代魔道具(アーティーファクト)

そのへこんだ所に血を垂らすと情報を読み込んだカードが出てくる仕組み

私の身体って傷付くの?

意識すれば行けるかなと差し出された針でぷすっとしてみると

血が出てきたので垂らす―――――














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