表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/22

第5話


今日は休日。




学校が、お休みなので散歩するか友達と遊ぶか、どうしようかなと考えていた。




でも、雨だったので家で過ごす事にした。




尚、美紀さんは仕事だ。



先生というのは、生徒が休みの日でも、仕事があるらしい。




後、今日は飲み会があって遅くなるそうだ。






暇なので、お菓子を作る事にした。




始めに作るお菓子は、ホットケーキミックスを使ったバナナチョコレートケーキである。




ホットケーキミックスなら、簡単にケーキ系も作れちゃうのだ。




そうそう、私がお菓子を作る時は、必ず使用人達の分も作ってあげている。



だからなのか、早めに使用人達と仲良くなれた。




食べ物で、釣った感じがして複雑だけどね。




まぁ、それはそれとして、ケーキが出来たし次はバナナアイスを作ろう。




バナナアイスも、簡単に作れる。




バナナを潰して、牛乳を入れて混ぜて、型にいれて冷凍庫にいれておくだけだ。




後は、完全に凍るまで放置しとけばいい。




後、バナナは完熟している物を使った。




今回、バナナを使ったお菓子を作る事にしたのは、完熟しかけているバナナが、あまっていたからだ。




まだ、バナナが残っているので、後はバナナチップスにしたり、バナナジュースにした。



バナナチップスは、明後日のおやつとして、美紀さんに渡そう。




バナナジュースは、早めに飲まないといけないので、美紀さんには悪いけど全て、私と使用人達で美味しくいただいた。




豆乳バナナプリンも、作りたかったのだが、バナナを使い切ってしまったので、またの機会という事にした。




そんな感じで、お菓子作りを楽しんだのであった。




夕食は、今日は一人だったので、何だか寂しい感じだった。




さっさとお風呂も入って、リビングのソファーに座りテレビをつけて、何となく見ていた。




明日も、休みなので遅くまで起きていても大丈夫なのだ。



(…何で、私は美紀さんが帰って来るのを待っているんだろう?待たなくてもいいと言われてるのに…。)そう思いながら、ボーとしていた。




美紀さんは、23時頃に帰って来た。




しかし、美紀さんはだいぶ酔っていたので、一緒に飲んで居た人が、付き添っていた。




その人も、かなりの美人な女性で、男性的な感じがする人だった。




その人は、私に美紀さんを渡した。




「申し訳ないが、一泊させてくれないか?一応言っておくが、美紀は私の教え子で、今は同じ職場で働く同僚だ。それだけの関係だから、浮気相手とかではないからな?」



…美紀さんは、私の事を職場で話しているのかな?




私が、美紀さんの妻だという事を一発で当てたのだから、少なくともこの人には話しているのかも知れない。




「分かりました。それでは、客間の方で泊まっていって下さい。お風呂も使っていいですよ。」




「助かる。…それにしても、美紀が言っていた事は冗談じゃなかったんだな。本当に、17才の他校の生徒と結婚していたとはな…。バレたら、色々と面倒な事になるというのに、一体どういうつもり何だか…。安心していい。美紀は、他の同僚達に君の事は話していない。知っているのは、私だけだ。」



そう言って、私を安心させるように笑い、私の頭をなでた。




私は、今心配で不安な表情でもしていたのだろうか?




私は、美紀さんをちらっと見てそんな事を思った。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ