表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/22

第1話


テストも終わり、私は今日も一人でのんびり歩きながら、家に帰っていた。





今日は、晴れている。




今は、夕方で夕焼けの中の紫陽花も綺麗で、携帯を取り出し、その姿をカメラで撮った。




「上手く撮れてる♪」




撮った写真を見たら、思わずそうつぶやいてしまう程、上手く撮れていた。




私は、気分良くまた歩き出す。




そして、公園前まで来た時だった。




「…やっと見付けた。」



そんな声が聞こえてすぐ、誰かに腕を掴まれてしまった。




びっくりして、声がした方を振り返ってみると…。




腕を掴んで、私を引き止めているのはかなりの美人なお姉さんだった。



ボーイッシュな感じの美人なお姉さんである。




そんなお姉さんのもう一方の手には、見覚えのある傘とタオルを持っていた。




「…えっと、もしかしてこの間のお姉さん?」




「そうだよ。……この間はありがとう。」




そう言った後、お姉さんが傘とタオルを返してくれた。




「別に、私は何もしてませんよ?あの時は、雨の中を走りたい気分になっただけなので」




私は、そっぽを向いた。



私って、ほめられたり感謝されると、気恥ずかしくなって、つい…否定したり誤魔化したりしてしまうんだよね…。




そんな私の様子に、お姉さんは笑った。




「クスクス♪…そうだったね。でも、感謝はしているから。」




私は、今きっと少し赤くなっているだろう。




「……え~と、もう私行きますね…。」




今すぐ、ここから立ち去りたかったが、また腕を掴まれ引き止められてしまった。




「まだ、話しは終わってないよ?あっちにあるベンチに座って話そうか。」




そう言って、お姉さんは半ば強引に私を公園内のベンチに座らせた。




お姉さんは、私の左隣に座った。




私は、今さらながらお姉さんを警戒し始めた。




「ボクは、立川女子高校の歴史教師の朝倉 美紀。歳は、24才だよ。君は?」




お姉さんは、この近くにある有名な女子高の先生だった。




というか、大人でも一人称がボクって言う人いるんだ。




私は、警戒を解かないまま「…岡山高校2年の仙崎 雪17才です。」そう言った。




朝倉先生は、「雪さんか…。」そうつぶやいて私を見た。




そして、「雪さん。ボクと結婚してくれないかな?」と…プロポーズされたのであった。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ