閑話4
次の日。
今日も、休みだったので傘とタオルを返すために、公園近くであの子を待っていた。
ここは、通学路コースだろうから、今日も通るはずだ。
昨日が、テスト最終日で今日から通常授業に戻ったようで、夕方になってやっとあの子がやって来た。
思った通り、ここは通学路コースだったみたいだ。
予想が、当たって良かった。
あの子は、一人で機嫌良く、楽しそうにニコニコしながら、歩いていた。
あの子を引き止めて、お礼を言うと照れてそっぽを向いた。
その頬は、少し赤くなっている。
可愛いなと思った。
再度、感謝している事を伝えるとさらに赤くなって、逃げようとした。
思わず、また引き止めて少し話しをする事にした。
さすがに、警戒されてしまったけどね…。
あの子は、高校2年生で名前は仙崎 雪という子だった。
少し話しただけでも、いい子だと分かる。
そんな雪に、初めは冗談半分のつもりで、プロポーズしてみた。
ただの好奇心で、プロポーズされた後の雪の反応を見たくなったのだ。
もし、結婚してくれる事になったとしても、それでもいいかなと考えたのもあるけど。
雪と居れば、楽しいだろうなと何となくそう思った。
どうせ断られる事は、分かっていたので、冗談ですまそうと考えていたのだ。
でも、好きな人が居るという事を聞いて、気が変わった。




