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見送る人、煽る人、忘れられる人

メタぁ後書きの人物メモにミス


ガウル×ガルド○


主人公は女の子ならなんでも良いのかもしれません。


守備範囲は成人辺りから30半ばまで。


可愛ければ逆光源氏計画も辞さない。


人のこ、獣ッコ、魔物ッコ人の顔してて可愛い子ならバッチこーい。

 街はほとんど灯りの点いている家屋はなく真っ暗闇である。

 月が見えないので時刻が分からない、腹時計だと夕食食べてから2時間位か?夜の9時くらいかな。

 ちらほらと灯りをもった人が慌ただしく走り廻っている。

 そんな灯りを持った人達が集まる、灯りの点いている建物がある。

 まさに目的地のギルドへ入るとわりと閑散としているイメージしかないロビーが人でごった返しており酒場の席は綺麗に埋っている。

 人がカウンターに並んでいるが多少人の少ない列に並ぶ。

 大分予想より大分早く前に並ぶ列が消化され俺の番になった。


 エ:「今晩は、ギルドカードの提示をお願いします。馬車の待ち合い場所は酒場になります。遺言、戦死時の報酬受け取り先等、要望があればお伺いします。」


 ギルドカードを提示すると、大銀貨5枚を渡される。


 ニャ:「報酬受け取り先はピヨ太、次いでギルド?後他に宿にスラムの少女を保護してある。就労支援をする予定立ったが代わりにお願いできますか?」


 エ:「わかりました。支援に関しては、その方のギルドへの参入が必須ですが可能です。加入費はどうしますか?」


 ニャ:「ケーテという灰色の髪に紫紺の瞳の少女です。加入費と少ないでしょうが必要なものがあれば遣ってください。戦死時報酬受け取り先はギルド職員エルネスタさん貴女に変更、使い方は任せます。」


 大銀貨3枚をカウンターに置く。


 エ:「分かりました。食糧、とメンテナンスはギルドが持ちますが、夜営装備等、旅装はそちらで準備してもらう必要がありますが大丈夫ですか?」


 ニャ:「大丈夫です、問題ない。」


 エ:「はい…御武運を、帰ってきてくださいね。」


 ニャ:「そんな固い顔はイヤですよ、笑顔で送り出してください。」


 不思議そうな顔をして、はっと驚き顔をムニムニと揉む、本当に可愛らしい行動をする人だ。


 エ:「いってらっしゃい。」


 ニャ:「いってきます。」


 後ろの連中に長引いた謝罪をして、酒場の壁に張り付く。

 ほどなくしてガルドが出てきて酒場を見渡せる場所に立つ。

 前にあったときのおちゃらけた雰囲気は無く注目せざるを得ない圧力があり酒場に居た連中も静かに注目し動向を窺っている。


 ガ:「諸君!知っているとは思うが自己紹介をしておこう!王都ギルドのギルドマスターをしているガルドだ!この度夜遅くに即参してくれたことを嬉しく思う!諸君先発隊の任務は索敵と橋頭堡の確保である!騎士団の即応隊も随伴するが陣地作成と偵察が主任務になる!当てにするな!後発の第二隊は先発隊の交代要員だ第三隊が主力打撃部隊になる!どの部隊も相応に危険だ、後発隊を希望するものは訓練場へ移動せよ!」


 ガルドがギルマスだったのは驚きだが、あの迫力なら納得もできる。

 そんなガルドの話を聞いているとグリーンマーカーが隣に来た。


 ピ:「遅くなったギリギリ間に合ったかな?どんな感じ?」


 ニャ:「先発が橋頭堡の確保、第二隊が交代要員、第三隊が打撃部隊。」


 ピ:「危険度はどう考えても先発隊が一番高いな、と言って人員が減ると後発二つも瓦解すると…今居る人数は全部連れていきたいんだろうな。」


 ニャ:「そのためにギルマスが直々に出張って鼓舞してるんだろ。俺達は人数の増えた後発だとお荷物になりかねないから先発の先頭に近いところにつきたいな。」


 最終的に覇気の無い連中が減り、独特の雰囲気を纏うグループと、ギルマスに乗せられて浮かれている連中が残った。

 比率は1:2、よほど自信があるか重要度を理解しているかただのバカか…士気が高いのが救いか。


 ガ:「以上質問はあるか!?」


 「草原の狩人のリーダーのミゲルだ、先発隊の中での配置はどうなる?」


 ガ:「上位パーティーに下位パーティーをつける形になる。最前線、中央、殿の3隊で要望があれば受ける。要望が多い若しくは要望のないヤツはこちらで振り分ける。時間がない文句は聞かん前線希望、起立挙手!」


 俺達は当然最前線希望、ガルドは!ギルドランクを覚えているのか、気分なのか本能なのかその場で馬車番号を指定していく。

 俺達は先頭の第一馬車同じ馬車に乗るのは雰囲気の良い6人パーティーだ。

 俺たちが乗り込むと灯りが馬車の前を照らし動き始めた。


 「自己紹介をしよう。Aランクパーティーの大物(ジャイアント)狩り(キリング)の守護者(ガーディアンズ)でリーダーをしている---だ、職種は戦士。前線を担当している。順にー」


 人の名前は覚えられないんだよな、ゲームの時もそう何回もPT組んでも覚えられない人が居た。

 盾2戦1回復1弓1魔法1のどんな状況にでも対応できるバランス型、しかもドワーフ(盾)、獣人2(盾、魔)、人間(戦)、エルフ2(回、弓)の混成パーティー獣人とエルフは片方女性(魔、弓)、獣人は親子でエルフは姉弟だって。


 ニャ:「ニャンキチです。登録したばかりの新米ですが足を引っ張らないように頑張ります。職種は突撃兵、ユニークスキルで200mまで索敵できますが敵かどうかまでしかわからず、ウサギなのか盗賊なのか識別できません。遠中近どれもできますが得意レンジは50~200mです。よろしくお願いします。」


 ピ:「ピヨ太です。彼と職種スキル共に同じで遠中近すべてこなせます。強いてあげるなら100m未満が得意レンジです。」


 ドワ:「吹かすじゃないか新人、職種と戦闘距離が一致してないぞ。200とか弓も魔法も届かんわ小僧。」


 ニャ:「届く、としか言えませんね。詳細不明とはいえ捕捉出来るのですから攻撃できる手段を持つのは当然でしょう?途中でお見せする機会があれば良いのですが。前線を選んだのは味方を(フレンドリー)巻き込む(ファイアの)恐れがあるからです。最前線なら初手だけは全力攻撃ができますからね。」


 リーダー:「それなら後で見せて貰おう。索敵要員以外は朝まで寝るよ君たちもどちらかは警戒で起きていてね。」


 ニャ&ピ:「了解です。ジャンケンポン」


 ニャ:「俺が先か交代時間になったら起こすよ。」


 ピ:「俺が後です。じゃよろしく、おやすみ。」


リーダー:「君たちを見ていると本当に新人なのか分からなくなるね。」


 ニャ:「恐縮です。」


 後はてんでに挨拶を交わし寝に入る。索敵で起きているのは虎の獣人の魔法使いの娘、20才前後だろうか?


 ニャ:「交代までよろしく」


 虎娘:「よろしく」


 ニャ:「怪しいのを見つけたらどうすれば良い?」


 虎娘:「道か道沿いにいたら教えて」


 ニャ:「小物かもしれないよ?」


 虎娘:「私の索敵に入ったら判断する。ゴブリン以上が確定したら好きに殺って良い。他に質問は?」


 ニャ:「獣人種を初めて見たんだ、その耳か尻尾を触っても良い?」


 虎娘:「戦闘の命綱、仕事中はダメ。無いなら静かにする。」


 残念、方をすくめ、FGWを起動。

 装備をプリセット2に変更し耳の保護のため銃器にサプを装着していくM4はM2と被るのでSGに戻すショットシェルは初期(6粒)から変え9粒をセット、プリセット3も同様に弄り対応装備の無いMk31だけサプなしで設定した。


 俺の装備が突然装備が変わったのに驚いたのであろう、間の抜けた表情の虎娘の顔が暗視機能付きのヘルメット内モニターに映る。

 

 虎娘:「貴方人間よねその鎧重くないの?」


 ニャ:「人間だよ、スキルによる専用装備でむしろ軽い。重いのはコッチ。」


 馬車の中が狭くて脇に抱えたMG-M2を指す。

 携行可能な形状に成ってはいるが重量の軽量化は為されていない寧ろ装備をゴテゴテ着けてあるから設置型より重い。それに弾薬を持ち運ぶからさらに重く一式40kg程になる。アーマー込みとその他装備をいれると総重量100kgを超えパワーアシストがあっても走ることができない。

 Mk31まで装備すると150kgを超えるため装甲を捨てやっと歩けるレベルである。

 シールドアームで歩くのを考えたヤツは、まじクレイジー。

 操作難度の関係で使用者は極々少数ではあったが猛威を振るっていた。


 虎娘:「そんな重い棒がなんの役に立つのよ。」


 ニャ:「戦うなら大概なんでも?命を預けられる武器さ。」


 虎娘:「そう。」


 そのまま目を閉じて黙り込んでしまった。

 馬車の後方を向いてレーダーに集中する。

 敵対するモノに反応するのは良いんだけど、流れていくレッドマーカーは多く詳細が出ないのは辛い。

 道に何かしてあるのか道にはレッドマーカーが居ることはない。獣道(魔物)避けでもあるのだろうか?

 そのまま、何事もなく交代と行きたかったが飽きてきた辺りでレッドマーカーの塊が進路上の道の側にあった。

 虎娘に声を掛け立ち上がる。


 ニャ:「何か居る、進路右手後180。」


 虎娘:「100までしか見えない判ったら云う。」


 ニャ:「了解」


 御者の横まで行き膝をついてM2を構える。


 ニャ:「何か居る警戒して進んでくれ。後大きな音が出るが馬は大丈夫か?」


 御者:「頭の良い子達だ、一声掛けてくれれば大概の事には動じないよ。」


 スコープを覗くも既に森に入っており見通せない。

 レッドマーカーとの距離が100を割り込むと同時に後ろから安堵の声が聞こえた。


 虎娘:「鹿の群れだよ、近くにいけば離れていくからほっといて良い。ホントに分かるんだね、羨ましい。」


 ニャ:「なんでもかんでも拾っちゃって気が疲れるからそんなに良いもんでもないよ。」


 それからは何事もなく進み、交代時間を迎えた。

 同じ程度進むと休憩所があり、そこで朝食を摂り後続が到着し次第出発という強行軍になるそうだ。

 その話は聞いてない、上位パーティーには最初に(集まる前に受付で)通達されていたようだ。


 ニャ:「ピヨ太起きろ交代だ。」


 ピ:「ん?身体がバリバリする。ふわぁ、向こうに居たときよりは寝たな。何かあった?」


 ニャ:「鹿が出ただけ、馬の側で撃つときは一言馬に声を掛ければ良いってさ。一応サプはつけとけよ。」


 ピ:「あいあーい、またファンタジーなことを言うね。まぁファンタジーかシカタナイネ。」


 ニャ:「ハイハイ、後はよろしくおやすみ。」

 

 ピ:「おやすみー」


 虎娘ちゃんの替わりはエルフのにーちゃんだった。

 話し相手が女の子で良かったわ。

面倒なので名無しが増えました。


この先機会が増えるようなら名前がつきます。


覚えられない人ばかりだけど、たまに忘れられない強烈な人もいるよね。


ケーテちゃんはヒロインルートと言いながら当分出てこないよ。

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