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ぷろろーぐ

遅筆

作者失踪

文才なし

誤字脱字

テンプレ展開

感想には無関心

米返しもないよ


この辺までダメな方はブラウザバックを


それでも読みたいという奇特な方のみお進みください


眩しさに反射的にかざした手を下ろす。


そこには違和感の塊を違和感無く着こなす、まるで王様のような人物と、騎士らしき金属塊が4人、魔法使いらしきジー様。


 はて、自室のモニター前にいたはずだが?首をかしげクルっと回りを見回す。


 石積みの窓の無い10メートル四方ほどの部屋に日本では違和感の無い服装の男女が7人俺も含めて8人いた。


 学生服が男2女2カジュアル(チンピラみたい)な服が俺含め男2背広が男女1全員に見覚えはない。記憶にある最後に着ていたものと違うが部屋着のままでなくて良かったとも思う。


 「勇者達よ!よく召喚に応じてくれた。」


 王様風のおじさまがそんなことをのたまう。


 「ソナタ達には世界を渡ったときに力が授けられたはずだ、その力を見せてくれ。」


 ほほう、夢か現実か判らないが乗ってやろう、それならこうかな?


「「ステータス」オープン!表示!」


 同じ考えの奴が居たらしい、チラッと目をやるとチンピラっぽいニーチャンがこっちを見ていた。


 そして互いの前に表示された名前に目を見開く。


「マジか、夢であって欲しいな。ジョブは突撃兵LV1スキルはフルメタル・ガンナーズ・ワールドLV-、レベル制か…詳細が判らないな?起動してみても?」


 思っているのと同じやつなら通じるであろうハンドサインを小さく出しオジサマにお伺いをたてる。


 「突撃兵か勇猛な職業じゃのスキルの方は初めて聞くものじゃ、よい使ってみよ。」


 声音に期待はずれと好奇心の色が乗る、ガチで勇者を求めたか、使い潰す兵士としての召喚じゃなさそうだけど、期待はずれみたいなのでお暇させて貰う方向で行こうかな。


「FGW起動」


 その一言と共に毎晩のようにやっていたVRFPSフルメタル・ガンナーズ・ワールドの2Dインタフェース画面が出てくる。

 その中から手早く特殊装備の大楯(2センチほどの金属板)とサイドアームの初期装備の名前の無いハンドガン、近接武器のナイフの三つを選び決定を押す。


 右手と腰に光が集まりドゴンと音を立てて2メートルほどの大楯が現れる、同じタイミングでハンドガンとナイフも現れる。


 「あーアカンなこの体じゃ支えるのも無理だちょっと離れてくれ挟まれると助けられん。」


 と大楯を人のいない方向に倒して距離をとる。

すごい轟音から耳が軽く回復し始めた段階で所見を述べる。


「対人用装備の召喚がベースのようです。」


 話ながらハンドガンのマガジンから弾を捨てていく。零れた弾は端から消えていく。


 「対人としては十分ですが人以上のモノを狩ろうとした時には威力不足が露呈するでしょう。」


 マガジンに弾をひとつだけ残しハンドガンに戻す。


 「傷物にして良い、ヘルメットはあるかな?」


 またオジサマを見て騎士らしき人物のヘルメットを見る。


 「アーサー」


 オジサマの一声で騎士らしきひとりがヘルメットを外し渡してくれた。当然のようにイケメン爆発しろ。


 「ありがとう」


 先程倒した大楯にヘルメットをのせ距離をとる。その間にチンピラのニーチャンが俺の射線上の人をどけてくれる。


「先程と種類の違う音がします、耳を塞いで口を開けてください。…行きます。」


 パンと乾いた軽い音に似合わぬ腹に響く衝撃、サイレンサーでもつけておくべきだったかな?


「こんな感じですね、人以下になら非常に有効です。ただ手加減が難しく後人を殺す覚悟もないので私には使えそうにないものです。」


 穴の空いたヘルメットを回収しハンドガンと共にアーサーさんに渡す。


「申し訳ない」


 渡したハンドガンは間を置かず光の粒子として消えた。


「あー渡して武器庫になるのもダメかなこちらのナイフならどうですか?」


腰からゆっくりとナイフを抜き刃を持って柄を差し出す。こちらも同様に俺の手から離れたとたん光の粒子として、ほどけて消えた。


「俺のスキルもそいつと同型だ。しかも同系統の武装集団で運用する用にしか設計されていない、抜けさせて貰う。」


「すまんな。」


 無能のレッテルを張ってみたが銃器の有用性は少し考えれば判る事、とっととこの場から離れたいが入り口に陣取るオジサマ方は離れさせてくれそうにない。他のやつのスキルも見たいしどんどん流して忘れて貰おう。


 「次の方どうぞ。」


 と場所を明け渡すようジェスチャーをする。みそは不特定多数にではなく個人を指名する事、ターゲットは背広の女性、年齢は二十歳±2ってところだろうか。一瞬キョトンとしワタワタするが。


「こちらへどうぞお嬢様」


 と一言告げると素直に寄ってくる。


「案外ざっくりとした指示で表示できそうです。気負わず、失敗したら言い直せば良いですよ。」


 とただ置いてきてもかわいそうなので一言言いおいて人の隙間を抜け大楯から一番離れた壁に張り付く。

 距離が足りないのか他に条件があるのか大楯は残ったままである。

 他の奴の紹介は時間掛かるだろうしザックリ解れば良いそれよりも自分のスキルに習熟するのを優先にするか。


(FGW起動)


 念じただけで2Dスクリーンが出てきた。

 今までやっていたゲームとの差違を探していく。

 オプションの環境設定等が粗方消え代わりに武器の譲渡制限、スクリーンの他者への不可視化。


アバター面では装備プリセットが三つのままだがゲーム内にあった兵科による制限が消えている。

 装備は全部揃えていなかったはずだがすべて解放されている。

 その上見覚えの内衣装もいくつかある。


 プリセット1は現在使用中。

 先程消えたハンドガンとナイフは腰のホルダーに消滅と同時に戻っている、重量的に再装填済み、マガジン捨ててもフル装填のマガジンがホルダーに再召喚されそうだな後で要チェック。


 プリセット2に大楯なしハンドガンを44リボルバーマグナム(正式名は覚えてない)に変更ナイフはそのままでセット使用プリセットを2に変更する。


 転がしたままの大楯が形を崩していく、周りが少しざわめくが肩をすくめて知らんぷりする。


 プリセット1の大楯を外しハンドガンを装弾数が15発と多いP229の発展型と言い張った仮想銃P340へ変更プリセットを1に変更する。


 プリセット3はゲーム内で愛用していた一式をチョイス。


 まずフレキシブルシールドアーム4本を運用できるアーマーと先程転がしてあった大楯と同じものを4枚を1枚づつシールドアームに装備。


 メインウエポン1をM2ブローニング機銃を携行出来るようにした仮想銃MG-M2(50発装填のブルバレル・ブルパップ・シングルドラムマガジン式


 メインウエポン2を40ミリグレネードランチャーMk19の携行型仮想銃?Mk31(30発装填のダブルドラムマガジン式


 サイドアームは44マグナム、手榴弾はパイナップル型のナノマテリアルによる体力30%即時回復1個、近接装備はマチェット。


 この装備の問題点は防御値を盾に依存し本体の防御力は最低値であること、体力の時間回復量も初期値であり、普通に移動しようとすると最低速であることの3つ


 逆に利点は継戦能力が高く、重装甲型をダメージレースで圧倒できること、重装甲型に致命打を与えるSRをシールドなら受けられること、慣れるとシールドアームで高速移動が可能であることの4つ。


 これで俺は…いや俺達はランキング上位に食い込んでいた。


 「問題はどんなモンスターがいてどこまで通用するかだな。」


 「せやな。」


 いつの間にか隣にいて同じように設定をしていたチンピラ風のニーチャンが相槌を打つ。

 

 ここまでぶっとんだ重火器でも想定設計は対人もしくは軽装甲車両であり鋼鉄板でM2が3センチMk31で5センチ程度が限界である。

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