落ちていく
※くっさい台詞&モノローグ注意!
私は前々から、ベッドのような手術台のようなものから落ちる夢を見る。
武骨な、何の飾りもついていないそれは今まで一度も目にしたことがない物だ。
とても小さい時、それこそ三歳ごろから見ている夢で、三歳のころの私は存在も知らないはずの物だ。
そんなものを見るのは不自然だ。
夢は精神世界を反映した物だとか、記憶を整理する物だと言われているからだ。
なぜ見たことのない物を見るのか?それは長年の疑問だった。
そしてもう一つ不可解なことがある。
その夢を見るたびに、生きて時間を使うたびに、目覚める位置が床に近い所になっているのだ。
一番新しい夢では目測で床から5cmほどだった。
何も感じないまま、いや、少しのデジャヴを感じながら落ちていき、何かをつかもうとしても体が動かず、重力に引かれるままに落ちていく。
床につく前に目は覚めるが、目が覚めた時はいつも体中がたとえ冬だとしても冷汗をかき、強い恐怖を感じている。
そして手は何かを拒否するかのように落ちていた時の床のほうに強い力を込めながら大きく広げられている。
他にも気になる夢を見ることは何度もあった。
見たことも聞いたことも発売さえもされていないはずのホラーゲームをやっていた夢を見た。
なぜか家族と一緒にベランダの小さい壁に隠れていて、強い好奇心に駆られた私が下のほうを見ると黒い四足歩行の化け物が這い上がってくる夢を見た。
妖怪のはびこっている体育館に雨の中苦労していく夢を見た。
そんな私が夢占いや夢の話に引かれるのは仕方のないことだと思う。
夢の怖い話をネットで捜し、読んでいた時、私は息を飲み込んだ。
__なんで過去に経験したことも無い物が夢にでるのかって言うと、
アレは自分の経験なんかではなく霊が意図的に寝ている脳に介入して見せている物なんだ、
アレは高い所から落ちているのではなくて地獄に引きずり込もうとしているんだよ、
だからアレを最後まで見ちゃうと駄目なんだ
考えれば考えるほどにその状況に私の夢は当てはまっている。
体が動かないのは霊が見せている夢だから。
冷汗をかいているのは地獄に引きずり込まれることが怖いから。
強い恐怖を感じるのも同じ理由。
手が拡げられているのは少しでも抵抗したいから。
だんだんと目覚める位置が近くなっているのは…
生きることが、罪だから?
今までにした悪いことが反映されているから?
わからない。けれど、目が覚める位置がこのままのペースで近づいてくるのならば、私はそう遠くないうちに地獄に引きずり込まれてしまうのだろう。
眠ることが怖い。
嘘かもしれないが、あまりにも私の状況と合致していて、嘘だと思えない。
今これを書いていることでさえ、私の罪なのかもしれない。
家族にも言えないままに誰にも知られずに強い恐怖にとらわれて死んでいく。
私らしい死に方だ。
一つ心残りがあるとすれば、もっといろんなことを知りたかった。
これが私の遺書になるかもしれない。
ただこの事を一人でも多くの人に知ってほしかった。ただそれだけで書いた戯言の集まりだ。気にしなくて構わない。
支離滅裂な文になってしまったが、ここまで読んでいただいた貴方に感謝を。
再会が地獄にならないようにしたいと思う。
これで、終わりとさせてもらう。
それでは、またあえる日まで。
さようなら。
穴があったら入りたい
私って…ほんと馬鹿