私の彼は、”無差別殺人“を起こした人だった!
私の彼は、”無差別殺人“を起こした人だった!
・・・私は彼の事を何も知らなかった。
彼とは付き合って3年経つが、彼から昔の話を全く聞いた事がない!
彼が言うには、”昔の事は、もう忘れたいからどうか聞かないでほしい“と
私は彼と付き合い始めた頃に言われていたからだ。
私も彼の事が大好きだったから、彼に昔の事を何も聞かなかった。
でも? ”彼と付き合って3年!“
私は彼との結婚を考えるようになって、改めて彼の過去が知りたくなった。
勿論! 彼に直接聞いても何にも答えてはくれないと思った私は、、、?
先ずは、”彼の家族に会いに行く事にしたのだ!“
彼は自分の家族の話も何にも話さないから、どこからどう調べたらいい
のか分からずにいたわ。
だから先ずは、”彼が一番仲が良い友達に彼の過去を聞こうと思った。“
彼とは、”今の職場で知り合ったという男性。“
早速! 彼の唯一の友達になった人に私は内緒で会いに行った。
『・・・吉田君! ちょ、ちょっとコッチ!』
『えぇ!? 奈々実さん? ど、どうしたんですか、浩太! まだ中に
居ますよ! 呼びましょうか?』
『違うの! 今日は、吉田君に用事があって、少し今から話せる?』
『・・・あぁ、別にいいですよ。』
『じゃあ、直ぐに行こう、浩太が出てこないうちに、、、!』
『あぁ、ううん、そうだね。』
『うん!』
・・・私は彼の友達の吉田君を連れて、工場から少し離れた場所に
ある喫茶店で、”彼の過去を知らないか聞いてみた!“
『浩太の過去の話なんだけど、』
『・・・浩太の過去?』
『吉田君は知らない?』
『ううん、俺は浩太とは、この会社で知り合ったから? それまでの
浩太の過去は知らないんだよな~! アイツ、過去の話とかしないし!』
『そうなんだよね、過去の話をしたがらないから、ずっと聞かなかった
んだけど? でも? ”浩太との結婚を意識してからは、やっぱり浩太の
過去を知りたいと思うようになって、“』
『・・・そうなんだ、浩太と結婚しようと思ってるんだね。』
『うん、だから浩太の過去を知ってる人とか吉田君、知らない?』
『”そういうば? 浩太、姉貴が居るってポロっと話した事があったな、“』
『”浩太にお姉ちゃんが居るの!?“』
『・・・多分、居ると思うよ。ただ直ぐにその話はしなくなったけど。』
『”分かった、私なりに調べてみるね!“』
『調べるなら? 探偵とかアリかもな!』
『”探偵?“』
『そう、直ぐにいろいろ分かると思うよ。』
『うん! 分かった、ありがとう! 探偵を雇うの考えてみるね!』
『ううん! でも、奈々実さん? ”浩太の過去が分かったとしても、
アイツを好きな気持ちは変わらないでほしんだ!“』
『ううん、そうしたいけど、今! ハッキリとはそうとは言えないかな、』
『そうだね、でも浩太の事! 奈々実さんしか頼めないし、、、!
それにアイツ凄く良い奴だから。』
『・・・ううん、ありがとう。』
『じゃあ、浩太には内緒でね!』
『うん!』
*
私は彼の友達に言われた通り、”探偵を雇うことにした!“
どうしても、”彼と結婚をするなら彼の過去を知る必要があると
思ったからだ!“
ただ一つ決めていた事は、”彼のどんな過去を知ったとしても彼を
好きな気持ちは変わらないようにしようと決めていた。“
:
・・・そして探偵を雇って3ヶ月後。
探偵から連絡があり、直接事務所に来てほしいと言われて私は向かう。
『”調査結果が出ました!“』
『ありがとうございます。』
『”初めに言っておきますが、彼氏の浩太さんの過去ですが、本当に
知りたいんですか? 個人的ではありますが、知らない方がいいと思う
事もワタシはあると思います。それでも本当に浩太さんの過去を知りたい
んですか?“』
『知りたいんです! 彼の過去がどうあっても私は知りたいんです!』
『”分かりました、これが浩太さんの過去が全部入っています。家で一人で
見た方がいいでしょうね! 今日は本当にわざわざ来て頂いてありがとう
ございました。“』
『こちらこそ、いろいろありがとうございます。』
・・・私は一人で浩太が仕事から帰って来る前に、一人で探偵から
受け取った書類を開けて見始める。
そこには? ”私の想像を超える内容の事が書かれており、“
彼は昔、”人を殺して少年院に入っていた事が分かったからだ!“
しかも? ”何の関係もない人を殺したらしい。“
それに一人じゃない! 数人に手をかけ、その中の一人だけ助かった
人が居て、私はその女性に会いに行く事にした。
【ピーポーン』
『はーい!』
『”先ほど電話した、前川奈々実です。上杉浩太さんの事でどうしても
聞きたい事があって。“』
『”アナタはアイツとどんな関係なんですか?“』
『”私は上杉浩太の彼女です。“』
『なんで、あんな奴の彼女がわたしに何を聞きたいって言うの!』
『”上杉浩太に刺されたのは本当なんですか?“』
『ええ! アイツはわたしの他の友達も殺したのよ! なんであんな奴が
今も野放しで普通に暮らしてる訳? わたしはずっと今も苦しんで生活を
してると言うのに! ”死刑にもならず、殺人を犯した時はまだ未成年で、
どうせ少年院に何年か居て、直ぐに出てこれたんでしょ! まったく日本
の法律はどうなってるのよ! 未成年だろうが人を殺したら死刑にするべき
じゃないの! わたしの友達が浮かばれないわよ!“ 死に損じゃない!』
『”・・・ほ、本当にすみません。“』
『なんで貴女が謝るのよ! わたしが謝ってほしいのはアイツよ!』
『・・・・・・』
『”二度とアイツとは会いたくないわ! また殺されるかもしれない
じゃない!“』
『・・・彼が、本当にすみません。』
『”なんで貴女はアイツなの! アイツは人殺しなのよ! 人を無差別に
殺す男なの! そんな奴とよく付き合っていられるわね!“』
『”それでも私は彼が好きなんです。“』
『わたしからはあの男の事で話す事なんて何にもないわ! もう帰って!』
『・・・わ、分りました、今日はありがとうございました。』
『最後に、”わたしの人生を返してってアイツに言っておいて!“』
『・・・・・・』
・・・私は彼と、”このまま付き合ってていいのでしょうか?“
彼は14歳の時に、見知らぬ人を無差別に殺したらしいのです。
その後は、”少年院に入って出てきてからは普通に生活を送っています“
私は彼と23歳の時に出会って、25歳の時に私は彼と付き合いました。
そして ”結婚“
この二文字が私の頭の中から消えないのです。
この事を彼に言うべきなのか?
それとも何も知らないフリをするべきなのか?
・・・それとも、”彼には何も言わずに別れるべきなのか?“
今の私には、どうしていいのかまだ決める事が出来ないのです。
彼をこのまま”愛し続ける事が出来るのかも、今はもう分かりません!“
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




