悪役令嬢に転生した真面目な主婦のお相手は隠密組織の貴族様?
『とある真面目な主婦が人生をやり直そうとしたら、異世界の悪役令嬢に転生しちゃったお話。』
の続編になりますが、このお話だけでも読める様になっております。
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(私は……何故、死んだ? ――原因は? あの子たちは今、どうしてる?)
愛する子どもたちに会えなくなった悲しさ。
今、思い返せば。
夫は口数が少なかった。真面目で飲みにも行かず、仕事が終わるとまっすぐ帰宅した。
同性の友人も少なく、女の影すらなかった。浮気などしたこともなかった。
ただ、私を愛することもなかった。名前を呼ぶことも、愛を伝えることも。
子どもが生まれてからは身体を重ねることも。
労うことも、感謝することも、謝ることも。毎日のちょっとした挨拶も。
彼はただ、しなかった。
――そうだ。事故にあった、あの時でさえも。
意識があり、救急車の中で夫に電話をかけた。
事故にあってしまい病院に運ばれる途中なので、子どもたちが帰ってくるまでには多分、帰れない。だから早めに帰ってこられないか、と。
答えは『難しい』だけだった。
一度も、一言も、『大丈夫か』と私の状態を確認しなかった。
私はその後、意識を失い、そのまま死んだ。
子どもたちは可愛かった。
母を敬い、まるで夫の分を補うように愛を伝えてくれた。
自然と挨拶をし、感謝し、認め、謝り、労い、労り、たくさんの愛を与えてくれた。
成長して、思春期でも、それは変わらなかった。
高校生と中学生の男の子2人。
私をまるでお姫様のように扱ってくれた。それだけが私の心の支えだった。
彼等がいれば、生きていけた。
彼等がいなければ、生きていられなかった。
――ごめんね。あんなに愛してくれたのに。お母さん、死んじゃって。
君たちが大人になるのを見届けたかったよ。離婚して輝く私を見せて、一緒に楽しく過ごして生きたかった。
君たちの選んだ人とランチしたり、ショッピングしたり、お出かけしたりしたかったな。
娘がいたら、こんな感じかなって。
そのうち、目に入れても痛くないくらい可愛い孫が出来て。孫に『ばぁば~』って呼んでもらって。
『はぁ~もう死んでも悔いないくらい幸せだなぁ』って、幸せジワでくしゃくしゃになった顔で笑うの。
ねぇ。貴方は私が死んで、どう思ったの?
――やっぱり、何も思わなかったのかしら?
長い長い夢を見ていた。
目を覚ますと、涙で濡れていた。
(どんな夢だったかな?)
何だか悲しくて……でも、少し幸せな夢だった。
私、サラ・フローレスは転生者である。
前世は平凡で真面目な主婦だった。
自分の人生を見つめ直し、離婚して、新しい人生をやり直そうと考えていた矢先に死んだ。
前世で恋をしたのは、夫のみ。
新しい恋をしてみたかった。一歩、踏み出そうとした瞬間だったのだ。
気がついたら、16歳の悪役令嬢に転生していた。
王家が主催の夜会で毒を盛られ、二週間、生死を彷徨った。
毒殺未遂の黒幕たちを一掃し、第一王子との婚約を解消し、身も心も軽くなった私はこれから始まる第二の人生の新生活に心を躍らせていた。
身支度を整え、着慣れた制服のスカートを翻し、屋敷を出る。
学園に着くと少し早歩きで教室に向かう。
すると、後ろからいつものように声がかかる。『はぁ』と心の中で、ため息を吐く。
最近では、もうお決まりのパターンだ。
「サラ!」
「おはようございます。第一王子殿下」
「おはよう。今日も綺麗だね」
「ありがとうございます。今日はお綺麗な聖女様とご一緒じゃございませんの?」
「……そうだね。ミアは最近、教会で教育を受けることが多いんだ」
「そうですか」
話しかけてきたのは、この国の第一王子で私の元婚約者のシリル・ゴールドスタイン殿下。
私の一つ年上のため、クラスが違う。故に、この時間帯が一番遭遇しやすい。
話題に上がった『聖女』ミア・サヴァリンは例の夜会での事件に関わりがあったため、表向きは教会での教育ということになってはいるが、事実上は軟禁である。そこで聖女としての役割を全うしてもらおうという国王陛下の最大限の恩赦だ。
事件にさえ関わっていなかったら、第一王子殿下の婚約者候補筆頭だったというのに。元々婚約者の私を差し置いて殿下の手を取っておきながら、自分から手放してしまった。勿体無い。
第一王子は私の教室まで来ると『じゃあまたね』と微笑んで去っていった。
(はぁ……)
心の中で何度目かのため息を吐くと教室に入る。何故か未だにシンと静まり返ってしまう。
(いつになったら、これ、なくなるかな)
そっと自分の席に着く。
せっかく第一王子との婚約も解消し、関り合いがなくなると思っていたのに、何故か前よりも距離が近い。
私のため息の原因の一つである。
そして、もう一つのため息の原因がここにいる。
「おはよう、サラ嬢」
「おはようございます。第二王子殿下」
「相変わらず、冷たい返しだね」
にっと笑いながら、隣の席に腰かける。
(いや、そこ貴方の席じゃないですから!)
彼は、第二王子オズウェル・ゴールドスタイン。側室の息子で私と同じ歳、同じクラスだ。
彼には恩がある。例の夜会事件の犯人捜査に協力してもらったのだ。彼の隠密である、ラッセル家の次男ウォーレン・ラッセル様に調査してもらった。
元々、私の家だけで調査していたが難航していたため、第二王子からの協力の申し出は本当に有り難かった。
そもそも王家主催の夜会だったのだから。一貴族では、調査に限界があった。
私の服毒も表向きは『病気療養』になっていて、王族でさえ知らなかったのだ。
結果的には第一王子暗殺計画を未然に防ぐこととなった。本来、あの毒を飲むのは、第一王子シリル殿下だった。
私は第一王子を救った『褒美』として婚約を白紙にしてもらった。服毒の副作用で、王族の子どもを産めるかどうかも定かではなくなった、というのも影響している。
婚約解消しても次の婚約などする気はない。前世では独身を謳歌しようとしていたのだから。
恋愛なら考えてもいいのだが、そもそもこの世界は結婚が早すぎて、ほとんどの人に『婚約者』がいる。
対象にもならない。
(『独身貴族のおじさま』がお相手かしら? もしくは、未だに婚約者を決めず、燻っている御方か?)
目の前の彼は間違いなく、後者だろう。
第二王子ともあろう御方が未だに婚約者を決めずにいるなど。まぁ、婚約が白紙になった第一王子もまだ婚約者がいない状態なのだが。
「それで。サラ嬢の新しい婚約者候補は何人くらいいるの?」
第二王子の質問にクラス中の視線が集まる。
(今! ここで! 何で! そんな話をするのかなぁ?!)
今日、何度目かも分からない心の中のため息を吐き、第二王子に笑いかける。
「誰一人、おりませんわ」
「そうなの? それは、おかしいなぁ?」
「何故ですの?」
「俺、立候補してるし。フローレス家に正式に手紙書いたよ?」
「お断りしたはずですが」
「サラ嬢はね。でも、御両親はどうか分からないでしょ?」
飄々と言う。
(むぅ! 何て、腹立たしい!! 外堀から埋める気か! 小癪な!)
大丈夫。両親には、ちゃんと伝えてある。
結婚出来ない理由も、もし強制的に結婚しなければならないのなら、修道院に行くなり、平民になるなりすると。両親は私に、結婚しなくても家にいていいと言ってくれた。元々、私が悪役令嬢になるくらい娘に甘々な御家だもの。――残念ね!
(私が跡を継ぎ、女侯爵にでもなろう!)
「無駄ですわね」
「は?」
「私は、第一王子殿下との婚約を解消させた女ですのよ?」
「分かってるけど?」
「本当の意味では分かっていらっしゃいませんわ」
ふふっと、口に手を当てて笑う。余裕たっぷりの様子に、第二王子は顔を赤らめた。
(怒らせてしまったかしら?)
この程度で怒るような器量の狭い方に嫁ぎたくもないけれど。
ガタッと突然、席を立った第二王子に腕を掴まれるとそのまま教室の外に連れ出された。
第二王子は周りに誰もいないことを確認する。
「――諦めないから」
まだ少し赤い顔で第二王子はまっすぐ私を見る。
「君が王族に嫁ぎたくないっていうのも知っているし。王族にならなくて済む方法もなくはないよ」
先程とは違う、真剣な表情で続ける。第一王子との婚約解消の後、彼に求婚されていた。
冗談かと思っていたのだけれど。
「言ったよね? 気長に口説くって。あと君のためなら婿に入ってもいいって。あれは本気だよ」
どうやら、本気だったらしい。
真面目な顔で話す第二王子と視線が合ったまま、そらすことが出来ずにいた。
「他にも問題はありますわ」
「副作用だろう? 俺は気にしないよ」
「第二王子殿下は王族ですのよ? 何を仰っているのですか。一人でも多くの子が必要でしょう!」
「っ!!」
「とにかく、もう教室に戻りましょう」
掴まれたままの腕を引く。
あっさりと離れた手にホッとすると、私の後ろに第二王子を引き連れて教室に戻った。
そもそも第一王子と婚約を解消しておきながら、第二王子と婚約をするなど、あり得ない。
ホント、なに考えてんだ、バカ王子!
やっと、昼食になった。
今日は何だかんだで長く感じた。私は中庭にあるガゼボに向かって歩き出す。
少し遠く、年季の入ったそのガゼボはあまり人気がない。そんなところも気に入っている。
ガゼボに着いたが、やっぱり人気はない。
椅子に座り、大きく伸びをする。至福の時間だ。
昼食が終わり、あまりの気持ち良さに、瞼が重くなっていく。そっと目を閉じる。
(少しだけ……うたた寝してもいいよね……)
朝から神経をすり減らした私は思いの外、疲れていたのかもしれない。
そよそよと風が木々を揺らす。その音が更に心地よい眠りに誘う。
そろそろ起きなきゃ。教室に戻らないと。
まだ重たい瞼を一度、ぎゅっと瞑ってから、目を開ける。
目の前には静かに本を読む一人の青年がいた。
「え……?」
私の声に視線を上げた青年と目が合う。
彼は気まずそうに口を開いた。
「おはようございます。――サラ様」
「おはようございます、ラッセル様?」
「寝ているところ、申し訳ありません」
「いえ。こちらこそお恥ずかしいところを……」
寝顔を見られた私は恥ずかしすぎて、両手で顔を覆った。
「私は嬉しいですが……無防備ですよ、サラ様」
「……申し訳ありません」
(ん? 何が嬉しかったのだろう?)
「お話があり、こちらに来たのですが……サラ様がお休みになっていらっしゃったので」
「そうだったのですね」
「他の人に見られるのは――嫌だったので、起きられるのを待たせていただきました」
「え? 何を?」
「サラ様の寝顔ですよ」
「っ!!」
(ほんとーに、すみません! 寝顔というゆるゆるなアホ面を見せてしまうなど……一生の不覚……)
隠密のラッセル様なら口は固いだろうけど。
今のラッセル様は学校仕様の変装をしている。
整った顔と赤く長い髪は自前で、夜空の様な濃紺の瞳は本来、真っ黒なのだ。伊達の黒縁メガネをしており、髪は後ろで一つに纏めている。
隠密を担うラッセル家の次男で、第二王子付きのウォーレン・ラッセル様。
長男が第一王子に付いている。
「あの……それで、お話とは何でしょう?」
恥ずかしさを抑えて伺う。
「オズウェル殿下に求婚されておりましたが……」
言いにくそうに、俯いた。私は慌てて返す。
「お断りしているのです。私は王族とは結婚出来ませんから」
「それは……後継者の問題ですか?」
「ええ。毒の副作用で子どもが出来ないかもしれませんので……どこにも嫁ぐことは出来ませんわ」
にっこりと笑って見せる。
苦しい笑顔に見えたのだろうか。ラッセル様は、少し苦しそうに口を結んだ。
「しかし、それでも構わないという方々もいらっしゃいますよね?」
「え?」
――あ! そうだった!
何を血迷ったのか、婚約を解消した翌日に、第二王子と共に例の夜会事件の協力者だった宰相の息子で第一王子の側近メルヴィン・ロイド様と騎士団長の息子アラン・ハワード様の2人に求婚されていたのだった。
別に子どもがいなくても構わない、跡継ぎはどうとでもなると。
さすがは隠密。内容まで知っていたか。
軽くストーカーだね。ちょっと怖いよ……?
「でも……私は婚約する気はありませんわ」
「それは、婚約がしたくないということでしょうか?」
「え? ――ええ。そうですわね」
「では婚約者ではなく、恋人ならよいのですか?」
「えっ?」
「サラ様。私の恋人になってもらえませんか?」
「えぇーっ!!」
(ひっどい声、出ちゃいましたよ? ラッセル様! 何てことをさらっと言うのですか!! まだ出会って間もないですよ? まぁ確かに……この世界では会ったこともない男女が婚約者になることは大いにあるのですが!)
おぅ。平民落ちした方が自由恋愛だったりする?
何か色々失敗した気がする――どうしよ?
「サラ様。返事は急ぎません」
頭の中がぐちゃぐちゃで上手く返事が出来ずにいた私に、ラッセル様が言った。
「あの……最初は友人として、ゆっくりお話していきませんか? 出会って間もないのに恋人とは――少々急ぎすぎました」
(え? あれ? これはもしかして……私にとってとても良い提案なのでは?)
照れた様に頭を掻くラッセル様の仕草が、何故か可愛すぎて、つい口元が緩む。
気付かれないように口元をそっと手で隠した。
「周りがあまりにも早々に求婚されるので、焦ってしまいました。貴女の気持ちも考えずに――本当に申し訳ありません」
「いえ……ありがとうございます。ラッセル様のそのお気持ち、とても嬉しいですわ」
「良かったです」
「ですから……最初は友人として、色々お話ししましょう」
「良いのですか?」
「ええ。もちろんです。よろしくお願いします」
「こちらこそ。光栄です」
ラッセル様が満面の笑みで私を見つめた。ドキッとした心を隠すように、微笑み返した。
それからラッセル様との友人付き合いが始まる。今日は放課後に家のサロンでお茶会だ。
「サラ様。一つ、お伺いしても宜しいですか?」
「ええ。何かしら?」
「実は、私はあの夜会の調査の際にオズウェル殿下にサラ様をご紹介いただく前に、既に貴女にお会いしているのです」
「……え? それは、どういうことですの?」
「私が王族の隠密を担う家の者なのは、ご存知かと思いますが――」
そう。知っている。
私は王族の婚約者だったのだから。
隠密であるから、まだ婚約者の段階では会ったこともなかったのだけれど。表向き、ラッセル家は私の家と同じ侯爵家だ。
「王族が動く時は、もちろん側に付いていることが多いのです。――ですから、シリル殿下のご婚約者でいらっしゃったサラ様と直接の関わりはありませんでしたが、お側にはおりました」
「はい……」
(――んん? 何となく分かってきたぞ。私の悪役令嬢時代を知ってる、ということだろうな。うん)
「私の記憶が確かであれば、あの夜会前までのサラ様は……」
(はい、予想通りですよー。ほぼ別人ですからね、中身)
「その……とてもシリル殿下を愛していらっしゃったように思うのですが……」
「……はい?」
――あれあれ? 予想と違うよ?
斜め上をいったね、ラッセル様……
(うーん、と。どうだったかなぁ。 私は、第一王子を好きだったのかな?)
胸に手を当てて、考えてみる。
――うん。半分は正解。半分は……聖女への対抗心かな? あとは王族、王子、容姿端麗に引かれて……って、最低だな、私。中身はないのか!
……なかったな。堂々聖女とラブラブだったし。
考え込んでいた私の顔をラッセル様が覗き込む。ハッと我に返り答えた。
「ええ。服毒して生死を彷徨う前までは確かにお慕いしておりましたわ」
「やはり、そうでしたか……」
しょんぼりと肩を落として、落ち込んでいる。
(え? もしかして、ラッセル様、その時から? あの悪役令嬢の私を? じゃあ、ラッセル様の好きな私は……私じゃない?)
複雑な気持ちになる。
――そっかぁ。そうだったのか。
それなら、ラッセル様は私の恋人にはなれない。だって私は彼の好きな私じゃないのだから。
「ラッセル様。私はあの夜会での服毒の後、色々、変わったのです。趣味も思考も性格も。きっと今の私は……ラッセル様が求婚したかった私ではありませんわ」
「えっ? それは……どういうことでしょうか?」
ラッセル様は首を傾げる。
「あの……ラッセル様は服毒前の私がよくて、求婚されたのですわよね?」
「あ、いや、その……私は前の貴女をよく知らないので……」
「へっ?」
今度は私が変な返事をしてしまう。
(前の私を知らない? どういうこと?)
「過去であっても、シリル殿下に貴女の心が奪われていたことに少し落ち込みました」
「は……い?」
(どういうこと? どういうこと?)
――私がバカなのか? 理解が追い付かない。
「えっと……それは、どういうことでしょうか?」
「過去のシリル殿下に嫉妬しました」
「っ!!」
(きゃあぁぁ! 何それ! 隠密の時のラッセル様とのギャップが!! うぅ……絆されてしまう! やめて。友人だよ? あくまでも今は、友人!)
深呼吸して、平静を装う。
「嫉妬されるほどには、お慕いしていなかった、と思いますわ」
「え?」
「王子として尊敬していた、という感じですわね。愛していたわけではないと思いますわ」
「そう、ですか……」
ラッセル様はホッとしたようにふわっと笑った。
(あ、その笑顔、好みかも)
彼のふとした笑顔は、優しさに溢れている。私もつられて、笑顔になる。
こんなに心が穏やかな時間、あっただろうか?
こんな時間がずっと続けばいいのに。
「ラッセル様」
呼び掛けるとラッセル様は私に視線を合わせる。
「ありがとうございます」
「えっ?」
「私を救ってくれて」
ラッセル様は私をじっと見つめる。
「ラッセル様とのこの時間が、今の私を救ってくれています。私はずっと、こんな穏やかな時間を一緒に過ごせる人を探していたのかもしれません」
「サラ様……」
「今はまだ、友人の先にいく勇気はありません」
「はい」
「――ですが、ゆっくり進んでも構いませんか?」
サラの話し方ではなくなっていたことに、気がつかなかった。
私は『私』として、彼と向き合いたいのだ、と。
「構いませんよ。待ちます。いつまでも」
「ラッセル様……」
「ウォーレン」
「えっ?」
「まずは名前から、お願いします。サラ」
にっこり笑う。ラッセル様の呼び捨てにドクドクと心が跳ねる。
(私も呼ぶの? ハードル、高くない?)
「う、ウォーレン、様……」
「ウォーレン」
(リピート・アフター・ミーって、こと? ――もう! やってやるわよ!)
「ウォーレン!!」
「はい。よくできました」
確かに今は年下だけれども!
精神年齢は絶対上だからね!
満足げに微笑むウォーレンと、真っ赤になって、両手で顔を覆い俯く私。
これからも『友人』の彼に振り回されそうな予感がしていた。
~END?~
※ブックマーク、評価、誤字報告、ありがとうございます!ランキング上位に入ることが出来ました。皆様のおかげです。本当にありがとうございます!
これからも違った視点で続けていく予定ですので、また宜しくお願いいたします☆
続編? 出来ました!
ウォーレン✕サラの続きが少し……
『とある真面目な旦那様が気になるお相手は異世界の元悪役令嬢?』
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12月8日、9日 3位になりました!
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12月13日 8位になりました!
☆皆様、本当にありがとうございます☆




